[CML 034949] 「科学」的な議論を「政治」的に議論するおかしな作法について(2) ――今年の福島産の米は基準超えなし高世仁さん(ジャーナリスト)の「諸悪莫作」(2014-11-12)

higashimoto takashi higashimoto.takashi at khaki.plala.or.jp
2014年 11月 13日 (木) 17:45:27 JST


高世仁さん(ジャーナリスト)の提言「放射線被ばくの影響を科学的に分析することと、原発そのものの是非、原発事故の責任論など
の問題がごっちゃにされ、政治的な「立場」の議論にすり替えられるのだ」の続き。そして、私が「その議論の不毛さについては、もち
ろん3・11以後のことになりますが、この数年来、私も辟易させられてきました」という感想を持つ続きとしてご紹介するものです。し
たがって、今回も引用が主になります。が、考えていただきたいことの続きとしての引用です。

前回の「『科学』的な議論を『政治』的に議論するおかしな作法について(1)」では、私は、早野龍五東大教授(原子物理学)、坪倉正
治医師(南相馬市立総合病院非常勤医師)、宮崎真医師(福島県立大病院放射線医)3氏による「福島県内における大規模な内部
被ばく調査の結果」と《福島第一原発事故は、福島県内の土壌を放射性セシウムで汚染した。チェルノブイリ事故で得られた知見を
そのままあてはめると、福島県県内の人口密集地で、年に数mSvを超える内部被ばくが頻出することが懸念された。しかし、ひらた
中央病院で2011年10月から2012年11月に行った32,811人のホールボディーカウンター検査結果は、住民の内部被ばくが、この予想
よりも遙かに低いことを明らかにした。》という同調査結果の概要をご紹介しました(高世仁さんの記事から)。

http://www.env.go.jp/chemi/rhm/conf/conf01-09/ref01.pdf

が、予期していたとおり、はじめの部分の大要以下のような反論がありました。

「高世仁という人のブログにあるコメントは、米国市民発の情報などと合わせて考えると、ちょっと違うな、と感じます。ここでは、主に
フクシマの土壌汚染、さらに体内の「セシウム」の量が問題にされています。そうして「フクシマの食べ物」はもう大丈夫、とまで書いて
います。これらには問題があると思います。1)放射能の大半は、フクシマの土壌に蓄積するよりはむしろ、大気と海、特に海に大量
に出たこと。2)ストロンチウム、プルトニウムなどの蓄積量の測定が行われていないこと。3)「フクシマの食べ物」という一般論化で
魚介類を含むことになる恐れ。韓国政府助成の韓国団体のの研究報告に基づいて計算すると

・フクシマからの環境へのセシウム137放出の合計: 260クァドリリオンベクレル。
・チェルノブイリからの環境へのセシウム137放出の合計:70 ~80クァドリリオンベクレル)。こういう計算もあるため、フクシマから海
洋にでた放射能、つまりフクシマ近海と太平洋の汚染、また大気に出た汚染について、高世さんのブログで触れていないのが、まず
問題です。 (以下、省略)」

上記の批判者の言う(1)については、高世仁さんが紹介している「福島県内における大規模な内部被ばく調査の結果」は、同調査
結果の副題にもなっているように「福島第一原発事故7{20 ヶ月後の成人および子供の放射性セシウムの体内量」を調べたものであ
り、「フクシマ近海と太平洋の汚染、また大気に出た汚染について」調べたものではありません。したがって、同調査結果及びその調
査結果を紹介することが目的の高世さんのブログで大気汚染の問題が触れられていないのは、そのことが同記事の主題ではない
から触れていないのであってなんら問題になるようなことではありません。それを批判者は「問題」だと批判するのです。馬鹿げた主
張です。

以下、省略。全文は下記をご参照ください。
http://mizukith.blog91.fc2.com/blog-entry-1062.html




東本高志@大分
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http://mizukith.blog91.fc2.com/ 



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