[CML 034767] 今日の言葉 ――朝日新聞の安倍首相への反論は当然である 「首相の発言―『捏造』は看過できない」(朝日新聞 2014年11月1日)

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2014年 11月 1日 (土) 11:52:32 JST


「首相の発言―『捏造』は看過できない」(朝日新聞 2014年11月1日)から。
http://www.asahi.com/paper/editorial2.html?ref=nmail_20141101mo&ref=pcviewpage

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NHKやネットで中継されている国会で、首相が特定の新聞社の報道を取り上げ、「捏造(ねつぞう)」だと決めつける。
いったいどこの国の話かと思わせる答弁が続いている。おとといの朝刊で朝日新聞は、安倍首相と自民党議員との
昼食会の模様を報じた。その席で、民主党の枝野幹事長の政治資金収支報告書に収入の不記載が見つかったこと
が話題になった。政治とカネをめぐる野党の追及について、安倍氏がこれで「撃ち方やめ」になればと語ったという内
容だ。

その枝野幹事長が衆院予算委で事実関係をただすと、首相はこう答えた。「きょうの朝日新聞ですかね。これは捏造
です」驚くべき答弁である。なぜなら、毎日、読売、日経、産経の各紙や共同通信も「撃ち方やめ」を首相の発言として
同じように伝えていたからだ。枝野氏も、朝日の報道に限って質問したわけではない。首相は「私が言ったかどうか問
い合わせがないまま、言ってもいない発言が出ているので大変驚いた」と述べた。だが、各紙の報道は、昼食会に出
席した首相の側近議員による記者団への説明に基づいている。この議員の事実誤認であるなら、そう指摘すればい
いではないか。実際、この議員は後に「『撃ち方やめ』は自分の言葉だった」と説明を修正した。

首相はまた、「朝日新聞は安倍政権を倒すことを社是としているとかつて主筆がしゃべったということだ」とも語った。
それが朝日新聞だけを名指しした理由なのか。権力監視は民主主義国の新聞として当然の姿勢だ。それでも時の政
権打倒を「社是」とするなどばかげているし、主筆がしゃべったというのも、それこそ事実誤認の伝聞だろう。朝日新聞
は慰安婦問題や福島第一原発事故の吉田調書について一部の記事を取り消し、その経緯を検証している最中だ。だ
が、それと政権に対する報道姿勢とは別の話である。メディアを選別し、自身に批判的な新聞に粗雑なレッテルを貼る。
好悪の感情むき出しの安倍氏の言動は、すべての国民を代表すべき政治指導者の発言とはとても思えない。

予算委で安倍氏は、閣僚の不祥事を追及する野党議員に対し、「公共の電波を使ってイメージ操作をするのはおかし
い」と反論した。では、問いたい。「イメージ操作」をしようとしているのはどちらなのか。
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附:
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■元朝日記者の雇用、来年度しない意向 北星学園大学長が会見(朝日新聞 2014年11月1日)
http://digital.asahi.com/articles/DA3S11432784.html?iref=comkiji_txt_end_s_kjid_DA3S11432784

慰安婦問題の記事を書いた朝日新聞元記者の植村隆氏(56)が非常勤講師を務める北星学園大(札幌市厚別区)に、
植村氏の退職を求める脅迫文が届くなどした問題で、田村信一学長は31日、植村氏との来年度の契約について、更
新しないことを検討していると表明した。田村学長がこの日、記者会見して明らかにした。学長は、29日にあった副学
長、各学部長、事務局長らとの会議で、植村氏との来期の契約を更新しない考えを持っていることを伝え、ほかの参加
者からも賛同を得られたという。11月5日にある大学最高意思決定機関の評議会と、中旬に開かれる理事会でも各メ
ンバーから意見を聴くといい、その上で理事長と話し合い、12月上旬までには決めるという。田村氏は更新しない意向
を固めた理由について、警備強化などで財政負担が厳しい▽教職員が対応で疲弊している▽入試の際、受験生を巻
き込んでまで「厳戒態勢」を続けるのは難しい――などの理由を挙げた。その上で「今期については植村氏との契約を
守っており、来期の更新がなくても外圧に屈したことにはならない」と説明した。一方で、「今でも抗議電話はある。我々
も小さな大学であり、学生確保も安泰ではない」と語った。

更新求める動きも

こうした対応に反発する一部の教職員は30日、「大学の自治と学問の自由を考える北星有志の会」を設立した。また、
有識者らが結成した「負けるな北星!の会」も31日夜、札幌市内でシンポジウムを開催し、約220人が参加。同会メ
ンバーは「言論テロに屈したように見られることになれば、社会へ与える影響は大きい」と述べた。

白い粉の封書、北星学園大に 威力業務妨害容疑で捜査

31日午後2時20分ごろ、北星学園大の職員から「白い粉入りの不審な手紙が届いた」と北海道警札幌厚別署に通
報があった。道警は威力業務妨害容疑で捜査し、元朝日新聞記者で同大非常勤講師の植村隆氏の退職を求める脅
迫文が届いた事件との関連を調べている。道警によると、理事長宛ての封書で、1枚の紙に手書きで「『言論の自由』
と称する偏し方を子供に指導させて下さい」などと記されていた。「偏し」は「騙(だま)し」の誤記の可能性がある。白色
以外の粉もあったが、いずれも毒性はなかった。
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東本高志@大分
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