[CML 031674] 南西諸島派兵阻止アピール 2014・5・31

井上澄夫 s-inoue at js4.so-net.ne.jp
2014年 5月 31日 (土) 23:16:58 JST



【お知らせ】 拡散希望



◆防衛省は与那国島への陸上自衛隊の沿岸監視部隊配備に次いで、奄美大島・宮古島・石垣島に陸上自衛隊の警備部隊を配備しようとしています。中国をにらんで南西諸島の要塞化を一気に強行する気なのです。

 石垣島で発行されている「八重山毎日」が5月31日付同紙に社説「重大な岐路に立つ八重山郡民  自衛隊配備、与那国に次ぎ石垣島に」を掲載しました。南西諸島におけるかつての戦争を振り返り、近づく陸自石垣配備に警鐘を鳴らす、文字通りの「血の叫び」です。

 どうか全文を読み、深刻で危機的な事態への反戦・反派兵の思いを共有してください。社説の冒頭の一節と結語を抄出して紹介します。



                 井上澄夫 米空軍嘉手納飛行場・一坪反戦地主 



●●社説 重大な岐路に立つ八重山郡民  自衛隊配備、与那国に次ぎ石垣島に 

 5・31 八重山毎日



http://www.y-mainichi.co.jp/news/25082/



〔以下、抄出〕



■戦時中想起させる配備理由

 憲法改正、集団的自衛権を巡って日本が「戦争する国」へ大きく右にかじを切っているさなか、奄美大島、宮古島、石垣島に陸上自衛隊駐屯地を新設し配備する方針が18日明らかになった。それは昨年閣議決定した防衛大綱、2018年度までの中期防衛計画に盛り込まれた南西諸島への配備が具体化に向かうということだ。

 自衛隊の島しょ配備は「攻撃が想定される離島に相手より先に上陸して情報収集やその後の部隊の展開に備える」というのが理由。島しょに部隊を配置して、敵の情報収集や、支援部隊の到着に備えるためという。

 戦時中の「沿岸警備計画設定上ノ基準」や沖縄戦における「南西諸島守備大綱」、第32軍の水際作戦や持久作戦を想起させる。

 戦時中八重山に配備された旅団は最後の一兵まで戦えと叫んだ。米英軍が上陸し本格的な戦闘が行われたならば、八重山の住民はほとんどが戦渦に巻き込まれ死亡したであろう。1945年9月、上間貞俊大浜村長から八重山支庁への報告書によれば、「万が一終戦があと1カ月遅れていたら備蓄食料も皆無となり病魔と飢えによって全住民は死亡したであろう」と述べている。この言葉や戦争マラリアによる3600余人の〈死者〉のもつ意味はきわめて重いものである。



■住民を危険に陥れる自衛隊配備

 自衛隊配備は有事の際、国民の生命、身体、財産を守るというが、戦争になればそれらはすべて破壊の対象である。国民保護計画も机上の空論にすぎない。離島の住民がこの計画で保護されるというならば、それは奇跡というしかない。

 安倍首相は15日の集団的自衛権の記者会見で「国民の命を守る」を強調し、自衛権行使をしなければ、家族を助けられないなどと弁じた。しかし、暴力の応酬のなかで家族の生命財産を守ることができるであろうか。否であろう。八重山への自衛隊配備は、中国との緊張感をさらに高め、離島奪還作戦や離島上陸訓練などにみるように、住民の生命、財産を危険に陥れるだけである。

 八重山郡民は与那国島に続き石垣島へも自衛隊配備という重大な岐路に立たされている。戦争体験や歴史の教訓に学び、戦争を否定した石垣市平和都市宣言の精神に立つべきであろう。




CML メーリングリストの案内