[CML 031670] 小出裕章氏の『美味しんぼ』論を批判する ――あなたは「科学的とは、全ゆる可能性を検証する態度」と言うが、あなたの論はその意味で「検証」的なのか?

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2014年 5月 31日 (土) 19:53:41 JST


小出裕章さん(京大原子炉実験所助教)への「放射線管理区域(4万Bq/平方m)に数百万人が、普通に暮らすという違法状態を
直視すべき」というインタビュー記事が人民新聞の2014年5月20日更新号に掲載されています。
http://www.jimmin.com/htmldoc/151501.htm

しかし、私は、このインタビュー記事を肯定的に紹介しようと思っているのではありません。私には、このインタビュー記事におけ
る小出さんの発言にはいくつかの疑問があります。小出さんはこれまでいわゆる市民運動としての「脱原発」運動を原子力工学
研究者としての専門的立場から理論的にバックアップしてきた影響力の強いリーダーであり、それゆえに今後の「脱原発」運動
のためにも小出さんの発言への疑問を疑問のままにしておくわけにはいきません。

小出さんは、そのインタビュー記事の冒頭で、人民新聞編集部の質問に応えて、「猛烈なバッシングを受けているのは、『福島
で鼻血が多発している』という井戸川・元双葉町々長の証言を描いた部分です。批判者たちは、『被曝と鼻血に因果関係はなく、
極めて非科学的』『風評被害を煽るものだ』と批判しています。/事故後の福島の被曝線量と鼻血の因果関係は、現段階では
立証されていません。ただし、『立証されていない』ことと『因果関係はない』こととは、イ コールではありません。科学とは、丹念
に事実を調べ、論理を組み立てていくことです。従来わからなかったことが、研究の蓄積によってわかるようになることが、科学
の本質です。『わからない=ない』という論理自体が、科学的ではないと思います」と述べています。

上記に抜出した小出さんの発言の後段の「事故後の福島の被曝線量と鼻血の因果関係は」以下の部分は「正論」だと私も思
います。しかし、ここでの小出さんの発言の問題性は、「井戸川・元双葉町々長の証言を」「(批判する)批判者たちは、『被曝と
鼻血に因果関係はな」いと言っている、とその「批判者たち」の主張の核心部分を歪曲した上で(すなわち、正しく引用しないで)
自論を展開していることです。小出さんはここでは単に「批判者たち」とだけ言っているので、この「批判者」の中には行政の立
場からではない報道で「識者見解」として引用されているいわゆる「識者」レベルでの「批判者」、市民レベルの「批判者」も含ま
れることになるでしょう。そうであるならば、小出さんの「識者見解」の引用は正しくなく、その正しくない引用を根拠にして「正論」
を述べても、その論は総体として「正論」とも「科学的」な態度ともいうことはできません。

具体的に言えばこういうことです。上記で小出さんは、双葉町町長批判者たちは、「被曝と鼻血に因果関係はな」いと言ってい
る、と論断しているのですが、実際には双葉町町長批判者たちは「被曝と鼻血に因果関係はな」いなどとは言っていません。
この件で報道で「識者見解」として引用されることの多い安斎育郎氏と野口邦和氏の実際の「見解」を見てみます。

      安斎育郎氏(放射線防護学):
      ・「放射線影響学的には一度に1シーベルト以上を浴びなければ健康被害はないとされるが、心理的ストレスが免疫
      能に影響を与えて鼻血や倦怠感につながることはある。福島の人たちは将来への不安感が強く、このような表現は
      心の重荷になるのでは。偏見や差別的感情を起こさない配慮が必要だ。」(毎日新聞 2014年04月29日)
      ・「鼻血や倦怠感については、福島のほうでそうした症状を心配している方がいるという話は伝わってきています。そ
      して、それが放射線によるものかの議論がある。ただ、原発事故前の鼻血や倦怠感に関する統計データと今を比べ
      なければ、増えているのかどうかはなんとも言えません。具体的な、そういう比較データは承知していない。」(ビッグ
      コミックスピリッツ25号、5月19日発売号)
      ・「倦怠感や鼻血の症状が被ばくとの因果関係を示唆するような仕方で出ているとは承知していません。」(同上)

      野口邦和氏(放射線防護学):
      ・「急性放射線障害になれば鼻血が出る可能性もあるが、その場合は血小板も減り、目や耳など体中の毛細血管か
      ら出血が続くだろう。福島第1原発を取材で見学して急性放射線障害になるほどの放射線を浴びるとは考えられず、
      鼻血と被ばくを関連づけるような記述があれば不正確だ。」(毎日新聞 
2014年04月29日)
      ・「ごく短期間に全身が500~1000ミリシーベルトを超える高線量の被曝をした場合、放射線の急性症状として吐
      き気、嘔吐、下痢、脱毛、脱力感、倦怠、吐血、下血、血尿、鼻出血、歯肉出血、生殖器出血、皮下出血、発熱、
      咽頭痛、口内炎、白血球減少、赤血球減少、血小板減少などが起こる可能性があります。これは教科書にも記載
      されている事項です。被曝が原因で鼻血が起こり、他の部位の出血やその他の症状がないということは考えられま
      せん。」(ビッグコミックスピリッツ25号、5月19日発売号)

見られるとおり、安斎氏も野口氏も「被曝と鼻血に因果関係はな」いなどとは述べていません。小出氏の「井戸川・元双葉町々
長の証言」「批判者たちは、『被曝と鼻血に因果関係はな』」いと言っているという論断は主観的な誤読、誤解でなければなりま
せん。小出氏は「症状を訴える人がいるなら、被曝と因果関係がないか調べるという態度こそが大切で、最初から『因果関係
がない』と言ってはいけないと思います」などと「批判者たち」を反批判しているつもりのようですが、誰も単純にそんなことを言
っている人はいないのです。いわば小出氏はつくり話によって他者を批判しているのです。小出氏には厳しく自己批判していた
だかなければなりません。

とともに、小出氏には安斎育郎氏と野口邦和氏のそれぞれの次の言葉をかみしめていただきたいものです。少し長くなります
が、以下、引用させていただきます。

安斎育郎氏の発言から。

      「率直に申し上げれば、『美味しんぼ』で取り上げられた内容は、的が外れていると思います。今回の事故を受けて
      やらねばならないのは、まずは原発事故で何が起きたかの解明、汚染水漏れ対策、50年かかると言われる廃炉の
      方法やそのための労働力の確保、そして10万年かかると言われる高レベル放射性廃棄物処理の問題。なのに(引
      用者注:行政サイドからは)原発再稼働や輸出という話が出ている。そうした問題はぜひ、(引用者注:反対運動とし
      て)取り組まねばならないと思います。」

      「そして、これはお願いになりますが、200万人の福島県民の将来ヘの生きる力を削ぐようなことはしてほしくない。
      僕自身、わが故郷でもある福島の人々をサポートしていくつもりです。被ばくをできるだけ少なくするにはどうしたら
      いいかと。そういうことからすると、鼻血や倦怠感といった後付けバイアスの可能性が強い部分を強調されるのは
      状況錯誤だと思います。放射線医学の実態も反映していない。心理的な影響としてはあり得ますが、果たしてその
      問題が今のメインなのか。それよりも、18歳以下の甲状腺がんの可能性の問題など、取り組まねばならない問題
      はたくさんある。そういうことを明らかにすることのほうが必要だと思います。」(ビッグコミックスピリッツ25号、5月19
      日発売号)

野口邦和氏の発言から。

      「福島第一原発事故後100回以上も福島県に行った者として言えば、私自身が鼻血や耐え難い疲労感を体験し
      たことは一度もありません。講演会場でそのような内容の質問や相談をされたことも一度としてありません。私が
      射線健康リスク管理や放射線低減対策のアドバイザーを務める自治体の担当者などからも、そのような話を聞い
      たことは一度もありません。「美味しんぼ」の作者が福島県に行って鼻血を出したことや疲労感のあったことまで
      否定するつもりはないですが、同じ症状の人びとが「大勢いる」とは到底信じられません。福島県内で国や県に対
      する不信・不満の声を聞くことは非常に多いですが、大勢の県民が「原因不明の鼻血」や「耐え難い疲労感」で苦
      しんでいるにも拘わらず、「言わないだけ」で黙っているという描き方にも、疑問を持っています。これは福島県民
      に対する侮辱以外の何者でもありません。」

      「ごく短期間に全身が500~1000ミリシーベルトを超える高線量の被曝をした場合、放射線の急性症状として
      吐き気、嘔吐、下痢、脱毛、脱力感、倦怠、吐血、下血、血尿、鼻出血、歯肉出血、生殖器出血、皮下出血、発
      熱、咽頭痛、口内炎、白血球減少、赤血球減少、血小板減少などが起こる可能性があります。これは教科書に
      も記載されている事項です。被曝が原因で鼻血が起こり、他の部位の出血やその他の症状がないということは
      考えられません。疲労感については、福島第一原発の事故現場をバスで視察中、おそらく相当に緊張した面持
      ちでストレスも非常に大きかったと考えられるので、耐え難いかどうかは別にして、視察後に疲労感が残ったで
      あろうことは容易に想像できます。原因はストレスであって被曝とは関係がないと考えます。「その22」と「その23」
      は、「福島県の真実」と称しながら、「福島の現実」から人びとの目をそらし、福島県の復興事業に水をさすもの
      でしかありません。」(ビッグコミックスピリッツ25号、5月19日発売号) 


小出氏は、同インタビュー(第1回)の最後で「原発に反対する人たちの中にも、『美味しんぼ』での鼻血の記載を非難する
人たちがいますが、些末なことに目を奪われず、現在進行している犯罪行為そのものに向き合ってほしいと願います」と述
べていますが、「些末なことに目を奪われ」ているのは誰か。再検討してほしいものです。

小出氏のインタビュー記事での発言の第2の問題性は、小出氏が同インタビューで「日本が法治国家だというなら、東京
都の一部を含む広大な地域が、放射線管理区域に指定されるべき汚染地である、という現実を直視しないといけません」
と発言していることに関わっての問題群というべきものです。この事実は、小出氏が3・11以来一貫して指摘していること
ですが、その小出氏の指摘に異議を唱える人は誰もいません。小出氏の指摘は事実そのものの指摘ですから、誰も異論
を唱えようもないのです。だから、私の言う小出氏の発言の第2の問題性も、小出氏の指摘するその事実そのものにある
のではありません。「東京都の一部を含む広大な地域が、放射線管理区域に指定されるべき汚染地」という指摘はそのと
おりですが、しかし、同時にまた、その「汚染地」に現在も居住している住民は福島県だけのことにして約200万人いると
いうのも事実です。小出氏に欠けているのは、そうしたもう一方の「現実」も「直視」しなければ「現実」は一歩も動かないし、
また、動かせない、という現実をありのままの現実として見るリアリストの眼です。

現実をありのままに見るということは妥協ではありません。現実に「動かない」ものを前にして(現実にいまもなお約200万
もの福島県民が同県に居住しています。その人たちのすべて、または多くが他県に移動すると考えるのはきわめて非現
実的です)「本来は動くべきである」などと法律論や道徳論や放射線業務従事者の立場からの放射能論を説いても「動か
ない」ものは動きません。だから、「動かない」ものはまず動くようにするのが先決です。それを妥協と見るのは適切ではな
いでしょう。しかし、小出氏は、だれも異論を唱えない「本来は動くべきである」論、すなわち、福島県汚染地論を主張する
ばかりで、現実にその「汚染地」にいまも居住している住民は約200万人いるという「現実直視」の論は語りません。しかし、
その厳然たる「現実」を措いて、どのような「正統」な主張が成り立つというのでしょう。小出氏には再考していただきたいこ
とです。小出氏はその再考が足りないから『美味しんぼ』批判を「猛烈なバッシング」などと言ってしまうのです。小出氏には
たとえば野口邦和氏の次の言葉を反芻していただきたいものです。「福島県内で国や県に対する不信・不満の声を聞くこ
とは非常に多いですが、大勢の県民が「原因不明の鼻血」や「耐え難い疲労感」で苦しんでいるにも拘わらず、「言わない
だけ」で黙っているという描き方にも、疑問を持っています。これは福島県民に対する侮辱以外の何者でもありません」。

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■放射線管理区域(4万Bq/平方m)に数百万人が、普通に暮らすという違法状態を直視すべき 京大原子炉実験所 小出裕章さん(人民新聞 2014年5月20日)
http://www.jimmin.com/htmldoc/151501.htm

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※人民新聞編集部から
東京の一部も3~6万Bq/平方mの汚染地区に含まれる。放射線管理区域に指定されるべき汚染度だ。原発事故から3年、政府は避難指示区域の解除を始めた。4月1日、福島県田村市都路地区の解除を皮切りに、他の6市町村も今後2年間で解除を検討し、計約3万人が帰還するかどうかの判断を迫られる。

一方、福島での鼻血の出血を含む健康被害について描いたコミック「美味しんぼ」が激しいバッシングを受けている。被曝と健康被害の関連があらためて議論になる中、関東の被曝状況と健康被害について、小出裕章さんに聞いた。

小出さんは、日本が違法状態にあることをまず認識すべきだ、と力説した。 2回連載とする。《文責・山田(人民新聞編集部)》
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「美味しんぼ」へのバッシング 科学的とは、全ゆる可能性を検証する態度

編集部…『ビッグコミックスピリッツ』(小学館)に連載されている「美味しんぼ」が論争の種になっています。

小出…つい先日、編集部から問い合わせがあり、私の見解を伝えました。猛烈なバッシングを受けているのは、「福島で鼻血が多発している」という井戸川・元双葉町々長の証言を描いた部分です。批判者たちは、「被曝と鼻血に因果関係はなく、極めて非科学的」「風評被害を煽るものだ」と批判しています。

事故後の福島の被曝線量と鼻血の因果関係は、現段階では立証されていません。ただし、「立証されていない」ことと「因果関係はない」こととは、イ コールではありません。科学とは、丹念に事実を 
調べ、論理を組み立てていくことです。従来わからなかったことが、研究の蓄積によってわかるようになることが、科学の本質です。「わからない=ない」という論理自体が、科学的ではないと思います。

被曝によってどんな症状が出るか?という研究において、最大のデータベースは、ABCC(米軍・原爆傷害調査委員会)による広島・長崎の調査です。しかしこの調査は、1950年に開始されたものです。つまり、原爆投下後5年間のデータは、空白なのです。原爆投下・敗戦という大混乱の中で、どれだけの人が鼻血を出したか?のデータは、記録されていません。

つまり、被曝と病状の因果関係を立証するための「研究データがない」というのが現状です。症状を訴える人がいるなら、被曝と因果関係がないか調べるという態度こそが大切で、最初から「因果関係がない」と言ってはいけないと思います。

今の私には、被曝と鼻血との因果関係を立証する力はありません。しかし、被曝によって人体にはあらゆる病状が起こりうると思っていますので、あらゆる可能性を排除しないで、調査するのが、科学的な態度です。

汚染地域ではあらゆる病状が起こりうる

編集部…東京を含む関東地域の被曝程度は?

小出…日本が法治国家だというなら、東京都の一部を含む広大な地域が、放射線管理区域に指定されるべき汚染地である、という現実を直視しないといけません。

放射性物質を取り扱うことができる場所は、日本の法律によって特定の場所に限定されています。それが放射線管理区域です。一般の人が立ち入ってはいけない場所であり、私だってここに入れば、水を飲んでも食事をしてもダメです。管理区域から外に出る時には、汚染検査をしなければならないのですが、その基準値が4万Bq/平方mです。私の体のどこかに4万Bq/平方mを超える部分があれ
ば、除染しないかぎり外へは出られないのです。

管理区域から4万Bq/平方m以上の汚染物=実験着などを持ち出すことも、禁止されています。人間の住むところに4万Bq/平方m以上の汚染物があってはならないというのが、日本の法律です。私はこれを守り、汚染物を外に出さないように細心の注意を払ってきたつもりです。

ところが、原発事故で4万Bq/平方mを超える汚染が、広大な地域に広がってしまいました。東京の一部も6万Bq/平方mを超えています。

地図上の4の地域は、60万Bq/平方mを超えている地域です。強制避難区域に指定され、10万人以上の人々が故郷を奪われました。濃いグレー3の地区は、10万Bq/平方m以上、次に濃いグレー2は、6~10万Bq/平方mの地域です。最も薄いグレー1は、3~6万Bq/平方mで、この地図は、政府発表のセシウムによる大地の線量図です。

私のような人間しか入っていけない上に水すら飲んではいけない場所に、一般の数百万人が普通に生活をしている、という異常な状態であることを、はっきり認識してほしいと思います。このことが被曝の議論から抜け落ちていることが、まず不思議です。

緊急時だからということで、なし崩しに放置されていますが、現在の日本は、違法状態が続いていることを、まず確認すべきだと思います。

健康被害については、そういう汚染地の中ですから、さまざまな病状が出ると思います。どんな症状が出るかといえば、疫学調査もデータも不足しているので言い辛いのですが、必ず出るとされているのが、ガンと白血病です。どんな低線量被曝でもガンと白血病は発病する、というのが現在の科学の到達点です。

ただし、ガンと白血病は、被曝をしなくても発症する病気なので、その因果関係を立証するのは、たいへん困難です。そのためには、綿密な疫学調査計画を立てて調査し続けることが必要です。ところがこの国の政府は、被害を隠そうとしていますから、綿密な疫学調査は行われないのではないかと危惧しています。

「避難指示解除」は到底許されない

編集部…避難指示区域の解除と帰還方針について。

小出…放射線管理区域の中でも作業者が容易に触れることができる表面は、40万Bq/平方mを超えてはいけない、と定められています。つまり、放射線管理区域の中でも、40万Bq/平方mを超える物体があってはならないのです。

ですから、60万Bq/平方mを超える地域というのは、私にとって想像もできない場所です。さすがにこの地域は帰還困難地域ですが、そのすぐ外側の59万Bq/平方mの汚染地域住民には、帰還しなさいと言っているのです。住民には、赤ちゃんも子どもも含まれてしまいます。

そもそも放射線管理区域(4万Bq/平方m)は、18才未満の者が立ち入ってはいけない地域なのです。こんな場所に子どもを含めて帰すなどということは、到底ありえない施策です。

表面汚染=60万Bq/平方mの基準は、年間被曝量に換算すると、概ね20ミリSv/年となります。これは、放射線業務従事者という特殊な仕事をする人だけに許した基準です。それを一般の人、赤ん坊や子どもにも許すという政策なのです。

民主党政権時代に、「20ミリSv/年までは我慢させる」という方針が打ち出された際、内閣府参与だった小佐古敏荘さんが、涙の辞任会見をしました。彼は私の論争相手で、あちこちで「被曝なんて怖くない」と言い歩いていた人です。

その小佐古さんが「自分の孫をそんな目にあわせるのは絶対いやです」と泣きながら訴えるくらいの被曝量なのです。放射能を取り扱う人間にとっても高い基準だし、子どもには決して許してはいけない基準です。そんなところに子どもたちを帰すなど、到底あり得ない政策です。

原発に反対する人たちの中にも、「美味しんぼ」での鼻血の記載を非難する人たちがいますが、些末なことに目を奪われず、現在進行している犯罪行為そのものに向き合ってほしいと願います。
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東本高志@大分
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