[CML 031522] <テント日誌5月23日(金) 経産省前テントひろば985日目、商業用原発停止250日目>

Kimura-m kimura-m at ba2.so-net.ne.jp
2014年 5月 25日 (日) 12:13:39 JST


(転送します。重複ML送信をご容赦願います。)

テント日誌 5月23日(金)
経産省前テントひろば985日目 商業用原発停止250日

急に出てきた感がある原発問題だがこれを契機に論議を

あい変わらず天候は不安定であるが五月晴れもあれば肌に心地よい風もある。時には寒くて暖房具さえ欲しいという日も残るが、こんな風にしている間に梅雨になっていくのだろうか。いつも山菜などを送ってくれる田舎の姉からは破竹のタケノコが届いた。孟宗竹とはちがった美味しさがあって好きなのだが、見ていたら「豊かな国土とそこに国民が根を下している生活が国富であり…」(福井地裁の判決文)が自然に思い浮かんだ。
いい言葉だ。本当に、福井第一原発事故によって失われたものの大きさが想像され胸が痛む。これは「美味しんぼ」に対する薄っぺらな非難を見ていても感じることである。鼻血の描写の場面をことさら拡大してあれこれいう人たちは福島の豊かな自然の状況にどれほどの思いをはせているのだろうか。

テントから視える風景、あるいはテントを取り巻く風景は格別に変わってはいない。様々なドラマを生起させながら淡々として過ぎゆく日々があるだけだが、それでも世の中の動きは伝わってくる。ここにきて色々とでてきた感のする原発問題だが、それもテントにやってくる。テントの中の議論も盛り上がりにも、テントを眺めて行く人、テントを訪ねる人の動きにも反映するのだと思う。

朝早くからテントの前に座っている時、いつも声を掛けたくなる人がいる。テントに幾分か近寄りながら去って行く人たちだが、なかなか話かけるタイミングが難しい。日本人の遠慮深さか、恥じらいの強い人も多い。こちらも遠慮がちなのだが、それでもテントは原発のことを考える契機にはなっているのだろう、と思う。
そんな中で北海道からきた人と大間原発の話をする。大間原発の周辺地域に対す電源開発の金まみれの対応とそこからはいくらか距離のある地域、例えば函館などの矛盾が人々の反応として出てきつつあるとのことだ。原発立地とか、周辺地域とかの概念も変わっていくし、そこが再稼動問題での大きな要素になる。これは僕の希望的観測も入っているが、そうあって欲しいことでもある。

「美味しんぼ」の「福島の真実」編の604話と寄せられた批判や意見を読んだ。これらに特別にコメントすることはないが、一、ニの意見を述べさせてもらえば次のようになると言える。鼻血の描写であるが、確かに現在では鼻血と放射線被ばくの関係を科学的に明らかにされていないことは事実だろう。このことは鼻血と放射線被ばくの因果関係がないということではない。これは因果関係がないことが証明されたわけでもないからだ。ここにはときあかせられていない領域があり、それを根拠に関係あると言う人と関係ないという人がいるだけだ。

こうした中で、因果関係があると直観し、それを信じる人もそれを無視するひともいる。ただ、僕はこういう直観を信じているが、例えその因果関係が証明されていないからと言って関係ないというきにはならない。鼻血にしても、甲状腺がんの多発にしても、あるいは白血病の急増にしても、放射線被ばくと関係を疑い、それを前提にした予防措置や対策を講じつづけることが大事であると考えているからだ。現在でも放射線被ばくは進行形であり、因果関係が証明されていないからと言って、それが関係ないものと断じることの危険を恐れる。
因果関係が期らかになった段階では放射線被ばくの被害は取り返しのつかないものだかである。水俣病や薬害問題で証明ができていないことを理由に、因果関係を否定し、結局のところ被害を拡大した事例を僕らは知っているのだ。原発を再稼動し、保存したいい人は因果関係がまだ証明されていないことを理由に、因果関係がないことを結論づける。放射線被ばくそのものを小さくみせ、それの被害を否定したいのだ。放射線被ばくを軽く、あるいはないものと見たい人は、原発の保持に利害がある人だが、こういうものに組みする専門家たちは信じない方がいいのだ。
こういうことを原子力の安全神話で僕らは経験してきたはずだし、安心神話を作り出そうとする専門家(?)を警戒するのはとうぜんである。

今回の騒動で気になった事の一つは権力の過剰介入というべき事態だ。権力が放射線被ばくをおそれ、それを小さくみせたいと思って情報操作をしてきたことはいうまでもない。朝日新聞がスクープした吉田調書の隠匿(非公開)などその典型であるが、秘密保護法はいうまでもなく、そうした意向はよく見える。政治権力の超権力化はあらゆる領域で見られるが、政治権力のその動きに対応して社会的権力が委縮や自粛という協力関係が見えるのだ。
日本国家権力が赤紙一枚で兵を召集しえた秘密は学校や役所や職場、あるいは家族などの社会と密接な協力が出来上がっていたからだが、そういう体制作りが進んでいる。漫画や出版業界にまで手が入り始めているのであり、僕らは社会の裾野で自由や民主制を発展させ続けることの重大な時代に入ったのだと思う。

吉田調書のこと、大飯原発についての福井地裁の判決、汚染水のこと等書きたい事は山ほどあるが、次の機会に回したい。川内原発再稼動阻止の進展もあり、テント1000日の記念行事もあり、テントもいろいろと忙しくなる。でもやっぱり、テントは存在していることが重要だし、時間のある人は少しでもテントにきてもらいたい。会期末迫る国会を睨んでテントに是非やってきてもらいた。存続がテント基本であることを忘れないで欲しい。
(三上治)



テントからのお知らせ  

1)  「川内原発動かすな!東日本決起集会」
  時; 5月29日(木) 19時〜 場所:明大リバティーホール

2)6月1日(日) 第9回東電本店合同抗議(13時〜13時45分)
   呼びかけ:たんぽぽ舎、テントひろば 賛同団体:81団体

  6月1日(日) 川内原発再稼動やめろ 官邸・国会前★大抗議
  14時〜17時 首相官邸前・国会議事堂周辺 主催:首都圏反原発連合

3)  STOP再稼動!テント1000日 6・8集会
  6月8日(日)14時〜16時30分
  明大リバティーホール 福島の祈り★神田香織

4) 6月13日(金)、鹿児島・川内現地行動
  6月12日(木)〜14日(土)行動。6月12日12時、成田集合、
   6月13日現地行動。県議会抗議行動など。
   6月14日川内ゲート前抗議行動など。
       帰り

  


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