[CML 031423] 林田力はトンチンカン

檜原転石 hinokihara at mis.janis.or.jp
2014年 5月 19日 (月) 07:14:14 JST


檜原転石です。

「管見は思想としての新自由主義に価値を見出す。」林田力の言いたいことは以
下ですか?


■新自由主義思想の評価
http://www.hayariki.net/poli/liberal.html

これに対して新自由主義は政府に委ねれば悪い結果になるという悲観論に立つ。
その悲観論は公務員が民間の市場参加者よりも優秀で最適な経済政策を 執行で
きるというエリート論の否定である。さらには人間理性の限界への自覚である。

*****

 米国をみれば強欲企業のガリガリモウジャが政府を乗っ取り世界中で好き放題
をやっているのですが(たとえば、副大統領バイデンの息子がウクライ ナのガ
ス会社の重役に)、この現実は見ずに、林田力はヌケヌケとこう書く――「新自由
主義は政府に委ねれば悪い結果になるという悲観論に立 つ。・・・公務員
が・・・」。

 言い換えれば、確かに、ガリガリモウジャはまともな政府が国民の命を守るた
めに強欲企業の規制をしたら、好き放題ができずに大もうけができな い。よっ
て強欲野郎とってはとても悲しい。公務員の仕事だって強欲野郎に任せろ。たと
えば刑務所運営でも金儲け、裁判官に賄賂送ってうちの刑務所 へ囚人を送って
もらう。

当然、この現実は見ずに、ただの官僚批判で新自由主義を持ちあげているだけか
もしれない。多分この点で林田力は「みんなの党」と近い。

 「人間理性の限界への自覚である」とは意味不明ですが、「人間理性の限界か
ら政府の失敗を必然視する思想は冷徹な現実認識に裏打ちされたもので ある」
ともあるので、人間が介在すると失敗をするが、市場原理主義に任せれば失敗し
ないと言いたいだけかも。

 まあ市場原理主義の現実はといえば、倫理の欠如、感性の鈍磨、強欲の無限
大、つまり弱者は死んでもよいと考える利己主義のなれの果てで米国では 一部
(?)の拝金利己主義者は「わずかな支援が必要な人はたかり屋、他人を助けた
がる人は悪者、自分勝手な振る舞いをする人がヒーロー」と考えて いるような
ヤカラもいるので、「人間理性の限界への自覚である」の本当の意味は「ガリガ
リモウジャは自らの倫理のあまりの低さを、理性が――もち ろん感性も――低すぎ
るために(これだけはなぜか自覚しているが)まったく自覚できていな
い!」、っていうことにしません?

★米国の共和党議員(ポール・ライアンなど)が拝金利己主義の教祖様としてあ
がめるアイン・ランド(『肩をすくめるアトラス』などの作者)
★ 『肩をすくめるアトラス』(アイン・ランドのこの小説では、わずかな支援が
必要な人はたかり屋、他人を助けたがる人は悪者、自分勝手な振る舞いをする人
が ヒーローとして描かれる)
★アイン・ランドの哲学――(BSドキュメンタリー「パーク・アベニュー 格差
社会アメリカ」参照)
司会者:利他主義は嫌いだと?
アイン・ランド:私が嫌うのは弱い世界よ、邪悪だわ
司会者:政府に課税する権利はない、福祉など必要ないと?では誰が道路を作る
のですか?病院や学校は?
アイン・ランド:道路も郵便局も学校もみんな民間経営であるべきよ




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