[CML 031396] Re: 毎日1msv被ばく、宇宙から帰還した若田光一船長、鼻血だしてましたか。

石垣敏夫 motoei at jcom.home.ne.jp
2014年 5月 17日 (土) 21:03:53 JST


みなさん益岡さん
お世話様
川根眞也さん送信されてきたものです。
とても参考になりまので転送させて頂きます。
                石垣敏夫

内部被ばくを考える市民研究会の川根眞也です。

「毎日1msv被ばく、宇宙から帰還した若田光一船長、鼻血だしてましたか。」はい、
出していません。

<注>正しくはmSv。Svは、スウェーデンの物理学者、ロルフ・マキシミリアン・シー 


ベルトの名を冠し
た単位です。mがミリ、1000分の1を表します。

宇宙飛行士は鼻腔の粘膜に、放射性物質が入ってくることはありませんし、宇宙食が
放射性物質で汚染
されていない限りは、体内の放射性物質の濃度が上がる事はありません。

しかし、福島では福島市や郡山市でも大量の放射性物質が土中にあり、風とともに土
ぼこりが舞いあが
ります。2013年10月1日福島駅前のイトーヨーカドーで購入した、福島県産梨を測定し 


たところ、セシウ
ム137が2ベクレル/kg検出されました。福島県に住み、福島県産の野菜、果物、肉を 


摂り続けていけば
、鼻腔の粘膜に放射性物質がつき、血管の内側にアテローム硬化が起きる可能性があり 


ます。

それが鼻血の原因となっていると思います。

放射線医学総合研究所の市川龍資元副所長が、ビキニ事件の第五福竜丸の乗組員にも
鼻血が出るという
健康影響は出ていないと言っています(2014年5月13日 毎日新聞朝刊)。これはでた
らめです。

ビキニ事件の被ばく者、第五福竜丸の乗組員、大石又七さんが書かれた、『ビキニ事
件の真実』みすず
書房2003年 のpp.41にこういう記述があります。

「しかし、被爆から6週間が過ぎた頃から、急にこれまで感じていなかった『だるさ』 


が襲ってきた。骨
髄が放射能に犯され、白血球、赤血球、血小板が激減してきていたのだ。
耳や腕、骨髄穿刺で胸骨、腸骨、背骨からも骨髄細胞を何度も取り出しては検査する
日々がつづいた。
通常15万前後ある骨髄細胞数が1万から2万台、白血球数は健康な人で7000から8000ある 


ものが1000を割っ
て100台に下がるものも出てきた。
赤血球も400万以下に激減してきた。血小板は血液の凝固に欠くことができないもの
、通常20万から90万
が1万から2万に減り、そのため腹中出血が血便となって出てきた。発熱と同時に、鼻血 


、歯茎からの出血、
皮下出血。腸や腎臓からの出血も認められるようになり、下痢もなかなか止まらない。 


放射線の影響をいち
ばん受けやすい生殖細胞は、当然のように数百に減った者や、無精子の者まで出てきた 


。」

-大石又七『ビキニ事件の真実』みすず書房2003年 pp.41

また、pp.38にはビキニ事件の被ばく者、第五福竜丸の増田三次郎さんの体調悪化に
ついて、以下の記述
があります。

「現在のところ、生命の心配はないが、長い将来にかけてはガンの発生も懸念される。 


また、化学分析の
結果では、ジルコニウム、ニオブ、テルル、ヨウ素、中でも強力なベータ線を出し半減 


期29年という持続
性を持つストロンチウム90の存在がほぼ確かめられたので、これを有効に体外に取り出 


す方法がない現在、
極めて心配だ。」同書 pp.38

「(1954年)3月27日、白血球数が2000台に下がっている者が3人、この3人の体表 


放射能は、上頭部
が毎時2.4ミリレントゲン(=21マイクロシーベルト/時)であった。増田三次郎さん 


の頭髪には6~9ミ
リレントゲン(=52~78マイクロシーベルト/時)、自らの頭から約15000カウントの 


放射能を出してい
た。」同書 pp.38-39

ちなみに、原発事故当時、福島県で原発周辺から避難された方が、からだ表面の放射
能汚染をスクリー
ニング検査で測定されています。その時に13000カウント(cpm)を超える数値が出たか 


たは2011年3月12
日および3月13日だけで901人います。13000カウント(cpm)は甲状腺等価線量100ミリ 


シーベルトに相当
すると、原子力安全委員会も認めていたため、この13000カウントを除染基準としてい 


たのですが、福島
県は除染に使うお湯が作れない、寒さから除染に伴う健康被害の方が大きい、という理 


由で、除染基準を
10万カウント(cpm)に引き上げてしまいます。2011年3月14日からです。それでもこの 


10万カウント
(cpm)を超える被ばくをした方が102人いた、と報告されています。

添付:東京電力福島原子力発電所における事故調査・検証委員会  中間報告
20111226
(政府事故調)

つまり、福島県住民でも、ビキニ事件の被ばく者と同じ程度の被ばくをした方がいる
、ということでは
ないでしょうか?ビキニ事件の被ばく者が、のちに「だるさ」を覚え、発熱と同時に、 


鼻血、歯茎からの
出血、皮下出血。腸や腎臓からの出血もあったように、福島の住民の中にも同じ症状を 


訴える者がいても
何ら不思議ではありません。

これを、福島県も、双葉町も、環境省も、認めないのです。まさに、内部被ばく無視
の住民切り捨てだ
と思います。あえて言葉を選ばずに書くと、彼らは被ばく者が死ぬのを待っているので 


はないでしょうか。

だいたい、ミリシーベルトで住民の健康被害を想定すること自体、間違っています。
外部被ばくと内部
被ばくを足し算で考えることなど、人体の仕組みをまったく無視する暴論です。

宇宙飛行で100ミリシーベルト浴びるのと、年間1ミリシーベルト超えの福島県の地域
で生活するのとを
比べると、年間1ミリシーベルト超えの方がリスクが明らかに高いです。それがベラル 


ーシ、ウクライナ、
ロシアの現実です。

ビキニ事件で被災した方がた、チェルノブイリ原発事故で被災した方々、の健康被害
にしか、本当の真
実はありません。

内部被ばくを考える市民研究会 川根 眞也
http://www.radiationexposuresociety.com/
E-mail kawane at radiationexposuresociety.com








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