[CML 031323] 双葉町の疫学調査

Ken Masuoka kmasuoka at jca.apc.org
2014年 5月 14日 (水) 07:22:10 JST


CMLの皆様

フォローアップで情報だけ共有しておきます。既にご存知のかたも多いかも
しれません。

http://t.co/pgLLkv7X1c
中地重晴「水俣学の視点からみた福島原発事故と津波による環境汚染」
大原社会問題研究所雑誌2013年11月
18ページからに記述があります。

私は今朝知りました。勉強不足ですみません。

もうひとつ、原発事故後の状況をほぼ的確に推定していた牧野淳一郎さんのtwitterを中心に。
https://twitter.com/jun_makino

例えば、「福島での被曝で鼻血がでることは科学的にありえない」とい う主張は、空間線量の推移、そこから推測される大気中の放射性物質の濃度、 その大気を吸入した結果として起こりえる鼻腔の被曝、といったものを検討 すると到底受け入れられるものではない。

あくまでも、 鼻血がでるメカニズムとして「高線量の被ばくがあった場 合、血小板減少」によるもの以外は認めない、という立場だけが正しい、とい う、これ自体に科学的根拠のない信念から導かれるものでしかないからである。

最大の空間線量が 1.5mSv/h に達した双葉町にその時にいた町民 の内部被曝はほぼ比例して高くなると考えられる ( この推測は、ダストサンプ リングのデータがある場所については概ね正しい ) 。

つまり、 300 倍とすると 120mSv 、まあ成分も違うかもしれないので 1/3 程度の 100 倍として 40mSv である。東海村では 3/15 の分の他に 21 日の分もあ るからさらに半分にするとして 20mSv 。東海村の 50 倍としてみる。

遠藤さんの ICRP モデルを使った検討で、 I-131 の形態が粒径 1 μ で、鼻腔にあまり捕捉 されない微粒子で、鼻腔の β 線被曝は全身の実効線量の 100 倍となることが示 されている。同程度の量があった Te-132 を考慮すると 240 倍となる。
-> 遠藤さんのICRPモデルは、http://togetter.com/li/663922

つまり、 20mSv の 240 倍、 4.8Sv である。これでもかなり過小評価になるように見積もっている。

仮に、低線量被曝では鼻血のような症状はでない、というのが科学的に 正しいものであったとしても、鼻腔に 5Sv 程度の被曝、というのは低線量で はない。
-> 全身被曝ではありません。念の為。

皮膚であれば β 線による  http://www.remnet.jp/lecture/forum/09_03.html …  障害  を起こすの に十分である。

空間線量の最大値が少なくとも 200 μ Sv/h であった飯舘村では東海村の 20-40 倍程度として、鼻腔の被曝量は 2-4Sv というとこになる。

つまり、皮膚であれば障害を起こすような量の被曝を鼻腔にした人々は、 かなりの人数いた、と思われ、環境省や福島県の被曝による鼻血はありえない、 という主張には科学的根拠はないと結論できる。
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Ken Masuoka <kmasuoka at jca.apc.org>


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