[CML 031317] オバマ政権の「お里」を証明したウクライナ危機

Yasuaki Matsumoto y_matsu29 at ybb.ne.jp
2014年 5月 13日 (火) 23:21:56 JST


みなさまへ     (BCCにて)松元

ここのところウクライナ情勢を探索しているバルセロナの童子丸開から、「「ネ
オナチ追求」にたじろぐヌーランド」を報じた新たなRT翻訳とその解 説が届
けられましたので、紹介させていただきます。

・・・・・・・以下、全文転載・・・・・・・・
http://bcndoujimaru.web.fc2.com/fact-fiction/Nuland-grilled-Ukraine-costs.html

*米国議員の「ネオナチ追求」にたじろぐヌー ランド
**オバマ政権の「お里」を証明したウクライナ危機
*
 5月11日にウクライナ東部ドネツクとルガンスク両州で、キエフ傀儡政府の
武力による攻撃に脅かされながらも、自分たちの未来を自分たちで決めようとす
る住民投票が決行された
<http://rt.com/news/158276-referendum-results-east-ukraine/>。まだ正式な
集計結果は出ないものの、90%に近い圧倒的多数がキエ フからの分離独立に
賛成票を投じたようだ。これが民主主義だと思うのだが、その一方で、民主的に
正当に選出された大統領をナチ末裔暴力集団を 使って追い出したファシズム・
クーデター
<http://bcndoujimaru.web.fc2.com/fact-fiction
/The_Brown_Revolution_in_Ukraine.html>に当初から支援を送っている西側「民
主主義」国家の指導者たちは、こ の住民投票を「非合法なものである」と非難
する。特にオバマの盟友であるフランスの「社会帝国主義者」オランデ
<http://www.yomiuri.co.jp/world/20140512-
OYT1T50065.html?from=yartcl_popin>の醜さは際立っている。同時にまた、*西
側主流メディアはあのファシストによる不当で非合法なクーデターには一切触れ
ずに*、 西側主要国指導者の反応ばかりを大きく報道することで、立派に戦争プ
ロパガンダ機関としての役割
<http://bcndoujimaru.web.fc2.com/fact-fiction
/The_Media_War_Being_Fought_Over_Ukraine.html>を務めている。マスコミや出
版で飯を食っている大勢の「識者」たちも 同様で、どうせまた「不正な集計」
とか何かで難癖を付け続けることだろう。ご苦労様なことだ。

 その一方で、4月半ばにCIA長官のジョン・ブレナンが直接にキエフに赴き
<http://rt.com/usa/white-house-confirms-cia-ukraine-448/>、現在キエフ政
府内で何十人ものCIAとFBIの要員が働いている
<http://voiceofrussia.com/news/2014_05_04/Dozens-of-FBI-CIA-officers-
consulting-Kiev-government-reports-6737/>ほかに、400人ほどのアメリカ
人がウクライナ傀儡軍の指揮を執っている
<http://rt.com/news/158212-academi-blackwater-ukraine-military/>ことが明
らかである。彼らはペンタゴン直属の私的軍事組織Academi(以前の
Blackwater)の者たちでありCIAの指示に従って
<http://voiceofrussia.com/news/2014_05_11/400-US-commandos-help-Kiev-in-
its-military-offensive-in-east-Ukraine-reports-8880/>ウクライナでの軍事
作戦を取り仕切っている。*この紛争は明白にアメリカによる対ロシア戦争の一
部であり、アメリカによる「世界ファシズム革命戦 争」の1ステージなのだ。
戦争プロパガンダのペテンと目くらましに引っ かかってはならない。*

 ところで、先日(5月2日)のオデッサ大虐殺事件
<http://bcndoujimaru.web.fc2.com/fact-fiction/Ukraine_devastated_by_Neo-
Nazi_supported_by_US-EU.html>で、 犠牲者のかなりの部分が放火による焼死で
はなく、労働組合会館に侵入した殺し屋どもの手によって計画的に殺害されたあ
とで焼かれた可能性が非 常に高いこと が明らかになっている。和訳はしない
が、次のRT記事(英文)をご覧になれば分かる。ただし、その証拠となる多く
の写真は残酷なシーンばかり であることを お覚悟いただきたい。
How Neo-Nazi Thugs Supported by Kiev Regime Killed Odessa Inhabitants.
Photographic Evidence
<http://www.globalresearch.ca/how-neo-nazi-thugs-supported-by-kiev-regime-killed-odessa-inhabitants-photographic-evidence/5380504>
 命からがら火炎から逃れた人々も会館ビルの周囲で首を絞め られたり野球の
バットで殴られるなどして殺害されたという証言もある。(焼けるビルから脱出
した人々のうち少なくとも8人が惨殺された。)
Odessa tragedy survivor: ‘Many people strangled after escaping the fire’
<http://rt.com/news/157256-odessa-witness-massacre-ukraine/>

 また私が先日お伝えした通り
<http://bcndoujimaru.web.fc2.com/fact-fiction
/Provocation_gone_wrong.html>、このオデッサの悲劇は決して偶発事故ではな
く、最初から計画され意 図的に引き起こされたものであることも明らかだ。次
のGrobal Research誌記事によれば、ウクライナの現職の検事総長オレーフ・マ
クフニッツキー氏は、この事件が計画的な犯行でありキエフの高官たちがそれに
関 与していることを語った。
Odessa Tragedy Planned by Authorities’ Representatives -- Kiev Official
<http://www.globalresearch.ca/odessa-tragedy-planned-by-authorities-representatives-kiev-official/5380858>

  もちろん西側の戦争プロパガンダ機関がこれらの事実や情報を世界に広める
ことはない。主流メディアの帝国主義賛美の論調によれば、オデッサ大 虐殺
は、連邦 制支持者(親ロシア派)と親キエフ派のデモが街頭で衝突した結果と
してたまたま起こった悲劇であり、労働組合会館での死者は火災による死者
で、その責任は ロシア政府が負うべきものである、ということになる。*そんな
西側の帝国主義者 の論調は、正確に記録された客観的事実によってことごとく
逆転させられるだろう*。

 しかし我々は、現在のウクライナ紛争だけではなく、もっと大きな流れにも目
を留めておかねばならない。

  ウクライナを巡って欧州を無理やりにロシア攻撃に引きずり込んだヴィクト
リア・"FUCK EU!"ヌーランドはオバマ政権の国務次官補だが、その夫は著名なネ
オコンの論客ロバート・ケーガン。もちろんだが共にユダヤ系米国人である。か
つて「ナ チズムの最大の被害者」であったはずのユダヤ人が、ナチス協力者と
してユダヤ人虐殺に精を出した者達の紛れもない後継者であるウクライナの
ファシストを 使ってクーデターを起こし、「オデッサ水晶の夜
<http://eigokiji.cocolog-nifty.com/blog/2014/05/post-4bc4.html>」と形容
する人すらいる大虐殺の実質的な首謀者になっている
<http://bcndoujimaru.web.fc2.com/fact-fiction/Ukraine_devastated_by_Neo-
Nazi_supported_by_US-EU.html>のだから、穏やかな話ではあるまい。

 現代世界の主流の(支配的な)歴史観から言うならば、現在我々の目の前にあ
るこのような事実は何か 非常に奇妙で不吉なものに、おそらく歴史の皮肉ある
いは不条理というように映るに違いあるまい。大勢の「識者」たちがまともにい
まの事実を観 察しようとし ない原因の一つがここにあるのかもしれない。しか
し実際にはそれには何の不思議も無い。かつてのヒトラー・ナチスと現在のシオ
ニストあるいは ネオコン・ユ ダヤが同じ「根」を持つ一つの木の果実であり、
その「根」がアメリカにあることは、このサイトにある「アーカイブ
<http://bcndoujimaru.web.fc2.com/archive/arvhive-mokuji.html>」の中の
『イスラエル:暗黒の源流 ジャボチンスキーとユダヤファシズム
<http://rt.com/news/157256-odessa-witness-massacre-ukraine/>』をお読みい
ただければ分かる。純然たるファシストであるネオコンの ユダヤ人にとって、
かつてユダヤ人を大量に虐殺した者たちとその後継者たちこそが「親友」であり
「親族」ですらある。

* 歴史に皮肉は無い。現在の事実は過去の事実によって生み出されている。現
在 の一つの事実が皮肉と映るならば、それはそのように見る歴史観自体が誤っ
ていることを意味する。*

 それに関連して今回は次のRTの記事を和訳(仮訳)してご紹介したい。
http://rt.com/news/157808-nuland-grilled-ukraine-costs/
Nuland has tough time justifying US involvement in Ukraine  (Published
time: May 09, 2014)
  この中で、"FUCK EU!"ヌーランドがアメリカ議会で、共和党議員の一人から
ウクライナ・クーデターでのネオナチの存在を指摘され、何とか誤魔化そうとし
どろもどろになっ ている様子が紹介される。この記事の元になるビデオはもち
ろん西側の報道機関が記録したものだ。しかし西側主流メディアがこんな米国政
府のあ りのままの姿 を世界に向けて報道することはない。それらがアメリカと
ヨーロッパの「1%の」支配者に属し、その「99%」に敵対しているからである。

  もちろんだが、アメリカ国民(および日本を含む属国国民)から搾り取った
膨大な資金をウクライナのネオナチ政権につぎ込んだのはヌーランドの 力だけ
ではな い。アメリカを実質支配する勢力の政治代表部を務めるネオコン政治家
と諜報部がマイダン・クーデターの初期からネオナチ勢力に確実で膨大な財 政
的・技術的 支援を行ってきた。またブッシュ以来の「対テロ世界戦争」で最悪
の敵とされてきたアルカイダもまたネオコンとシオニストたちにとっての「無二
の親友」
<http://bcndoujimaru.web.fc2.com/fact-fiction/m-
israeli_attack_on_syria.html>であることが、シリア紛争の中で明らかになっ
ている。

【写真説明:ネオナチのスヴォボダ指導者と会うアメリカ・ネオコン議員(元大
統領候補)ジョン・マケイン。マケイン自身はユダヤ系ではない が、忠実なネ
オコン政治代表部の一員である。 】

【写真説明:マケインはシリアを流血と破壊の巷に変えたアルカイダ系組織にも
エール(および援助)を送っている。このことは、ブッシュ・ネオ コン政権以
来の「対テロ戦争」で最悪の敵だったはずのアルカイダが実はネオコンの「親
友」であることを示している。】

【写真説明:スヴォボダ党首オレーフ・チャフニボーク(左)とヴィクトリア・
ヌーランド。彼女はこの「ネオナチ革命」の主催者の一員であ る。】

 アメリカの支配者が世界から民主主義を撲滅し各属国の警察国家化を強行しつ
つある様子については、こちらの*『オバマ:「中東を改造する」:アメリカの
グーラグ(収容所列島)』*(ジェー ムズ・ペトラス著、松元保昭訳)
<http://chikyuza.net/archives/44398>をお読みいただきたい。「アラブの春」
からウクライナに続く一連の戦争政策は、もうすでにオバマ・アメリカ の「お
里」を十分すぎるほど明らかにした。それはオバマのはるか以前から一貫して追
求され続ける*「世界の改造」の司令部、すなわち「ナチス・アメリカ」*に他な
ら ない。

(2014年 5月12日 バルセロナにて 童子丸開)

*   *   *   *   *   *   *   *   *   *

http://rt.com/news/157808-nuland-grilled-ukraine-costs/
*ヌーランド はアメリカのウクライナへの関与の正当化に大苦戦
*(RT May 09, 2014)

Download video
<http://img.rt.com/files/news/26/87/00/00/ukraine-politics-nuland-grilled-0500_480p.mp4?event=download>(36.51
MB)
【ビデオ画面の説明】米国務省欧州・ユーラシア担当国務次官補ヴィクトリア・
ヌーランド(AFP Photo / Nicholas Kamm)

【写真説明:ダナ・ローラバッカー議員の質問にたじたじとなるヌーランド】

 オバマ政権がウクライナの大統領選を重大な国家的利害にかかわると力説する
一方で、アメリカの政治エリートメンバーの一部はそれに関与する ことのコス
トに疑問を発している。

 2時間にわたる議会の外交問題委員会公聴会で、米国務省国務次官補ヴィクト
リア・ヌーランドは、ウクライナ危機と近づきつつある大統領選挙 でのアメリ
カの役割に関する自らの 判断を
<http://rt.com/news/157808-nuland-grilled-ukraine-costs/%20http:
//docs.house.gov/meetings/FA/FA00/20140508/102206/HHRG-113-FA00-Wstate-
NulandV-20140508.pdf>発表した。

 しかしすぐさま彼女はカリフォルニア選出の共和党下院議員ダナ・ローラバッ
カーの火の出るような攻撃にさらされた。

 「以前に合法的な選挙があって、そして合法的に選ばれた大統領が、街頭での
大きな暴力の後で取り除かれました。そこに我々がネオナチと呼ぶ 者たちが走
り回っている複数の写真がありましたが。」ローラバッカーはこのようにヌーラ
ンドに抗議した。

 ヌーランドは返答に困り果ててしまった。

「何 よりもまず、マイダン集会に参加した人々の圧倒的多数は平和な抗議者た
ちでした。母親たちや祖 母たち、退職者たちがいました。」こうヌーランドは
言った が、彼女が話を続けるより先に、ローラバッカーはウクライナの暴力的
な過激派たちが膨大に存在したことについて国務次官補に注意を促した。

  「私はそれらの写真を見て、また警官隊のグループに火炎瓶を投げる多くの
人々を見ました。警察官の列に発砲する者たちもいました。確かに花を 持つ母
親たち もいましたが、同時にまた、あれらのデモには極めて危険な街頭戦闘部
隊も加わっていました。質問はこうです。ネオナチ・グループが加わってい た
のかどう か?」

 ヌーランドは自己弁護することができず、「ウクライナの多くの色があり、そ
の中にはとても醜い色がありました。」

 公式な記録としてヌーランドは一つの声明を提出し読み上げたのだが、彼女
は、アメリカのウクライナに対する政策が4つの柱に基づくものであ ると述べた。

 まず第一に、ワシントンは5月25日の選挙に対して「財政的、技術的、そし
て死をもたらさない種類のセキュリティ面の援助」を提供する。

 「2013年の年度会計/USAID基金の9200万ドルと14年の年度会
計の8600万ドルに加え、我々は5000万ドルの追加援助を技 術的な支援
として、そして4月1日に議会で通過した権限の下で10億ドルのローン保証を
提供している。」

 選挙に対するアメリカの支援は、来る投票での監視の参加と同様に、「有権者
への啓もうと参加を促す活動への援助を含む1100万ドルの中立 的な選挙活
動」を含む。

 「我々が派遣する100人のOSCEの監視者に加え、アメリカは255人の
長期監視者と3000人を超える短期監視者を支援している。」こ のように
ヌーランドは語った。

 財政的な援助は次のものを含む。「ウクライナの軍と国境警備隊に対して中心
的任務を全うできるようにするための、1800万ドルの死をもた らさない種
類のセキュリティー援助。」

【写真説明:AFP Photo / Alex Wong  Url:http://rt.com/files/news/26
/87/00/00/31.jpg】

 第2に、ヌーランドの概説によると、アメリカは「ロシアがその方針を変える
場合の外交的な段階的縮小への扉を開いておくために」国際的な パートナーた
ちとともに活動しており、キエフはジュネーブ協定の規定を満たしたが、一方で
「ロシアはその約束を何一つ守らなかった。」

 第3にワシントンは、ヌーランドが実を結びつつあると主張するロシアへの経
済制裁を確実に強化しつつある。

 「ロシア経済は…すでにこれらの国際的にかけられた制裁の圧力のもとで屈服
しつつあります。その信用貸付の格付けは破産国家のわずかに上を 漂っている
のです。」このようにヌーランドは語った。

 これには全員が賛同したわけではない。テキサス選出の共和党員テッド・ポー
は、多くの者たちが制裁が実際に効果をもたらしているとは信じて いないこと
を語る。

 「私はそれがうまくいっているとは思いません。」彼は言った。「どのように
公正に見ても、私は制裁がロシアの行動を止めさせているなどとは 思えません。」

 一方でヌーランドは、ウクライナに関してアメリカがとりつつある最終的なス
テップは、「モルドバやグルジアのような他の最前線の国家群に対 して支援を
行うと同時に、」NATOの同盟国にアメリカの取り組みへの確証を与えること
だと述べた。

 「我々はNATOの同盟国と共に、目に見える再保証を提供するために作業を
してきました。陸上でも海でも空でもです。それはNATO条約の 第5条が意
味することそのものです。」

 この公聴会の間に、水曜日にモスクワでの交渉の席でプーチン大統領と
OSCE事務局議長のスイス大統領ディディエ・ビュルカルテとの間で合 意に
達したウクライナ危機解決に向けての唯一の明確な提案は、キエフの政府によっ
て無視された。

  OSCEの工程表を拒絶する一方でキエフは、「あらゆる地域と市民社会か
ら来る全ての政治勢力の代表者」と共に「国家統一の円卓」を組織する 自らの
あやふ やな計画を推し進めている。同時にキエフは、他の進展をも顧みずに、
ウクライナ南東部地域に対するその「反テロ作戦」を続行すると確約した
<http://rt.com/news/157696-kiev-reaction-osce-russia/>が、ロシア外相はそ
れをジュネーブで達した合意に厚かましく逆らうものだと語る。


【引用、翻訳、ここまで】



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