[CML 031313] Re: 益岡さん このような基本的間違いは、噴飯物です。Re: 《112》 鼻血漫画をバネにして進めるべきこと 内部被曝通信 坪倉正治医師

Ken Masuoka kmasuoka at jca.apc.org
2014年 5月 13日 (火) 22:15:40 JST


薮田様

> 坪倉正治医師は、ある種の放射線被ばくの専門中の専門家なのですよ。

あ、すみません。血液内科ですね。失礼しました。

で、専門家中の専門家ではありません。ご本人が、自分は放射線被曝の専門家
ではないとおっしゃってます(例えば、環境省原子力被災者等との健康につい
てのコミュニケーションにかかる有識者懇談会での坪倉先生のご発表、「私も
専門でない分野でやっている」とおっしゃってます)。

ところで、「ある種の」という点は、何を指していますか。

なお、

> (本業は、東大の医科学研究所の研究者です。一介の開業医とは違います)

はい。中川恵一さんも、東大病院の准教授ですね。開業医ではありません。
で、「海の魚にはヨウ素がたまらない」とかいろいろデマを言っていました。

> 放射線被ばくの住民の調査を依頼された4人の委員のうちの一人なのです。

存じ上げております。山下俊一先生も、原発事故後、放射線健康リスク管理ア
ドバイザーでしたね。で「ニコニコ笑う人には来ない」と非科学的な出鱈目を
言っていました。

坪倉さんは、この二人とは違います。けれども、坪倉さんの福島での診療で鼻
血の有意性の不在が検証されるわけではありませんし(基本的な疫学/社会調
査と統計の問題です)、坪倉さんの現在の知見が科学的に正しいことが示され
ているわけでもありません。

薮田さんは、結局、「この人はこういう肩書きだから・・・」ということしか
言っておりません。そして、私は先のメールで、

(a) これまで繰り返し、権威ある立派な肩書きの人が誤ってきた
(b) 鼻血について、まともな調査はなされていない

という点を指摘しました。これについては、論理的 and/or 科学的 and/or 
実証的なご反論は薮田さんのメールにはありません。

残念なことですが、薮田さんのご意見は、以下の医師の反応に似ています。

 斎藤教諭は教育研究集会で次のように発表した。
「農薬や毒ガスの原料になった亜砒酸という猛毒をつくった鉱山の周辺で、100人近い住民が平均39歳の若さで死んでいきました。今なお70人以上の人がさまざまな病気に苦しんでいます」
 これに対し、地元の医師は「素人の教師に何がわかるものか」と強く反発した。ある医師は、次のような手記を書いて残した。
「肌に煤をぬった様な黒皮症の人をしばしば見かけた。亜砒酸の影響だろうと思ったが、この肌の色は何とかならぬものかという相談を受けたことはない。喘息や気管支炎は多かったにしても、その咳のようすに特異なものは認められなかった。黄疸→肝肥大→腹水の経過をたどる肝疾患は比較的多かったが、他の地区でも見られないことはない。結核患者一家多発の例は、土呂久以外にもいくらでもある」
http://toroku-museum.com/part1/93/

繰り返しになりますが、私たちは、もう少し謙虚になりませんか。

益岡
-- 
Ken Masuoka <kmasuoka at jca.apc.org>


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