[CML 031308] Re: 鼻血が出た約20%、フクシマとチェルノブイリの場合

higashimoto takashi higashimoto.takashi at khaki.plala.or.jp
2014年 5月 13日 (火) 19:10:41 JST


返信するというのではなく、標記の記事が不正確なことについて若干コメントしておきます。

檜原氏 wrote:
> 以下引用のようにフクシマでも20%ぐらいの人びとが鼻血を訴えているので、以下にチェルノブイリの場合の鼻血について、
> 広河隆一『暴走する原発』(小学館、2011年)の記事から鼻血部分のアンケート結果を抜き書きしてみました。

上記で檜原氏が引用している「フクシマでも20%ぐらいの人びとが鼻血を訴えている」という発言は、「みんな楽しくHappy♡がい
い♪」ブログの「放射能で広がる異変「子どもたちに何が起きているか」野呂美加氏(内容書き出し)」という記事で引用されてい
るOur Planet TVの白石草さんの「それから多かったのがやはり「鼻血」/これもやはり、20%位の方が鼻血を出している」とい
う発言を指しているようです。

しかし、白石草さんは、「フクシマでも20%ぐらいの人びとが鼻血を訴えている」などとは言っていません。白石さんが言ってい
るのは「Our Planet TVでは、周囲に起きている様々な異変について報告をして欲しいと呼びかけました」。「周囲で起きている
異変を報告して欲しいと呼び掛けたところ、1週間で500通近いメールが寄せられました」。「私たちのところに寄せられたメー
ルのうち、550通のプリント出来たものを分析してみました。ここにある通りに、多かったのが「のどの不調」。それから多かっ
たのがやはり「鼻血」/これもやはり、20%位の方が鼻血を出していると」というものです。

檜原氏が言うように「『フクシマ』でも20%ぐらいの人びとが鼻血を訴えている」というものではありません。あくまでもOur Planet
TVが「周囲に起きている様々な異変について報告をして欲しいと呼びかけ」たところ寄せられた「全国」の視聴者のメールによ
る報告の「20%ぐらい」ということでしかありません。「フクシマでも20%ぐらい」というのと「全国で20%ぐらい」というのとでは
意味合いはまったく違いますね。

それに「20%が鼻血」というのはかなり大きな数字ですが、「周囲に起きている様々な異変について報告をして欲しいと呼びか
け」られて、その呼びかけに応えた人のうちの20%という数字であることも考慮しなければなりません。もともと問題意識を持
っている人たちからの「報告」の結果ですからふつうの人からの聞き取りよりもある程度数値が高くなるのは統計集計上の注
意として当然予想しておかなければいけないことです。

Our Planet TVの呼びかけに応えた人の数値であるものを「フクシマ」と置き換えるのはまさしく「デマ」そのものといわなければ
ならないでしょう。

上記が私のコメントのひとつです。

もうひとつのコメントは、次のようなものです。広河隆一氏の『暴走する原発』という著作からプリピャチ市やチェルノブイリ市の
「鼻血」の例を抜粋していますが、「鼻血」の地域における多さ、少なさは、他の地域数か所における同じ条件のもとでの統計
上の調査と比較しなければ統計学的に比較することはできません。モスクワの例を持ち出していますが、モスクワは同じロシア
圏ですから他の地域との比較ということにはならないでしょう。そうした比較できないものを持ち出して原発事故と「鼻血」を因果
づけようとする。これも正しい態度とはいえないでしょう。

ひとことで言うと、あなたたちの態度はまったく情けない態度というほかありません。「理」のある人の誰からも相手にされるよう
なしろものではまったくありません。


東本高志@大分
higashimoto.takashi at khaki.plala.or.jp
http://mizukith.blog91.fc2.com/


From: 檜原転石
Sent: Tuesday, May 13, 2014 9:10 AM
To: 市民のML
Subject: [CML 031301] 鼻血が出た約20%、フクシマとチェルノブイリの場合
檜原転石です。

鼻血については、東本さん宛に、追記で「広河隆一の『暴走する原発』にあるア
ンケート結果によ れば、プリピチャ市・チェルノブイリ市では事故直後も10
年後も、約 20% が鼻血が出た、出ると回答、モスクワ市では10年後の回答
で約3%。」と書きましたが、以下引用のようにフクシマでも20%ぐらいの人
びとが鼻血を訴えて いるので、以下にチェルノブイリの場合の鼻血について、
広河隆一『暴走する原発』(小学館、2011年)の記事から鼻血部分のアン
ケート結果を抜 き書きしてみました。

■みんな楽しくHappy♡がいい♪
放射能で広がる異変「子どもたちに何が起きているか」野呂美加氏(内容書き出し)
http://kiikochan.blog136.fc2.com/blog-entry-1317.html

・・・

ここにあるの通りに、多かったのが「のどの不調」
具体的に書いてある内容というのは、「のどがイガイガする」
これは、3人に一人位の方がそういった症状を訴えていまして、

それから多かったのがやはり「鼻血」
これもやはり、20%位の方が鼻血を出していると。
で、お子さんだけじゃなくて、30代、40代、50代、60代、年代を問わず
非常に多い

■広河隆一『暴走する原発』小学館、2011年

頁185~197からの抜き書き

★プリピャチ市の場合(9501人)

2.事故後1週間に体に感じた変化
鼻血が出た 1838人 19.3%

5.現在(引用者注:被曝から約10年後)の健康状態
鼻血が出る 1835人 19.3%


★チェルノブイリ市の場合(2127人)

2.事故後1週間に体に感じた変化
鼻血が出た 459人 21.6%

5.現在(引用者注:被曝から約10年後)の健康状態
鼻血が出る 417人 19.6%


★チェルノブイリ地区の場合(12864人)

2.事故後1週間に体に感じた変化
鼻血が出た 2491人 19.4%

5.現在(引用者注:被曝から約10年後)の健康状態
鼻血が出る 2481人 19.3%


★ノーボシュペリチ村の場合(351人)

2.事故後1週間に体に感じた変化
鼻血が出た 65人 18.5%

5.現在(引用者注:被曝から約10年後)の健康状態
鼻血が出る 70人 19.9%


★ポレスコエ地区の場合(1005人)

2.事故後1週間に体に感じた変化
鼻血が出た 292人 29.1%

5.現在(引用者注:被曝から約10年後)の健康状態
鼻血が出る 216人 21.5%


★ナロヂチ地区の場合(194人)

2.事故後1週間に体に感じた変化
鼻血が出た 47人 24.2%

5.現在(引用者注:被曝から約10年後)の健康状態
鼻血が出る 40人 20.6%


★ナロブリャ地区の場合(1881人)

2.事故後1週間に体に感じた変化
鼻血が出た 323人 17.2%

5.現在(引用者注:被曝から約10年後)の健康状態
鼻血が出る 195人 10.4%


★ホイニキ地区の場合(908人)

2.事故後1週間に体に感じた変化
鼻血が出た 124人 13.7%

5.現在(引用者注:被曝から約10年後)の健康状態
鼻血が出る 72人 7.9%


★ブラーギン地区の場合(1019人)

2.事故後1週間に体に感じた変化
鼻血が出た 161人 15.8%

5.現在(引用者注:被曝から約10年後)の健康状態
鼻血が出る 119人 11.7%


★比較対照のためのモスクワの集計(316人)

5.現在の健康状態

鼻血が出る 10人 3.2% 



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