Re: [CML 031255] メディア時評:「美味しんぼ」描写、踏み込んだ放射線報道を=コラムニスト・小田嶋隆

石垣敏夫 motoei at jcom.home.ne.jp
2014年 5月 11日 (日) 06:52:12 JST


>県の放射線健康リスク管理アドバイザーである長崎大教授の高村昇氏。回答の内容は「鼻血は種々の原因によって起こることが知られていますが、少なくとも福島県内における鼻血が放射線被ばくによるものであるとは考えられません」

薮田さん
事象に対し、どちらとも断定できないと言われているのに
薮田さんは原子力ムラの立場に立っていませんか。

>はっきり言って情動的感情に支配されやすい人は、脱原発・卒原発には、向かない。 


この断定は与えられた仕事だけを忠実に行う、アイヒマンの思想ではないですか。
                 石垣


] メディア時評:「美味しんぼ」描写、踏み込んだ放射線報道を=コラムニスト・小田嶋隆
藪田です。

今回「鼻血」の件で、話題が盛り上がったのか。それは、誰でも子どもの頃何度か「鼻血」を経験している。「鼻血」を出すときは、特段痛みも無く、血が出ると言う行為は、人を不安にさせるものである。
「鼻血」は、ある種の得も知れぬ不安を象徴しがちだからである。放射能汚染という得体の知れない恐怖と、非常に結びやすいからである。
もし、放射能と「鼻血」が、関係しているなら、最も強い放射能汚染地である福島第一原発地内で、「鼻血」が多発しているはずである。1000人以上の数多くの作業員、東電の社員、出入りする警備関係者、取材に来たジャーナリストたちが「鼻血」の症状がでているはずである。残念ながら、そういう話は聞かない。話題にもなっていない。
すなわち、原発敷地内の放射能レベルでも「鼻血」は関係ないのだ。「鼻血」がでるような数シーベルトという「急性放射線障害」が出るような強烈な放射能レベルは、現在の汚染の1万倍以上も、強烈な値である。
今回「鼻血」の件は、情動的感情を揺り動かされやすい話である。しかし、論理的・怜悧に物事を考えたら、放射能汚染とは結びつかない話である。はっきり言って情動的感情に支配されやすい人は、脱原発・卒原発には、向かない。


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http://mainichi.jp/shimen/news/20140510ddm005070019000c.html

メディア時評:「美味しんぼ」描写、踏み込んだ放射線報道を=コラムニスト・小田嶋隆
    毎日新聞 2014年05月10日

小学館発行の漫画誌「ビッグコミックスピリッツ」の連載漫画「美味(おい)しんぼ」が物議を醸している。話題になっているのは、4月28日に発売された号で、東京電力福島第1原発を視察した主人公らが、鼻血を出すなど、体調不良を訴えるシーンだ。同誌の編集部には読者からの問い合わせが殺到し、ネット上でも大きな反響が広がった。
  作品中では鼻血が放射線の影響だと断定しているわけではない。が、作中に実在の人物として登場する井戸川克隆・前福島県双葉町長は「私も出る」「福島では同じ症状の人が大勢いますよ。言わないだけです」と語っている。
  ともあれ、虚心に作品を読む限り、作者は、主人公らの体調悪化の原因が放射線の影響であることをかなり誘導的に示唆している。そして、漫画作品にとって重要なポイントは、「断定しているか否か」ではなくて、「どんな印象を与えるか」なのである。
  当作品について、4月29日の毎日新聞は、スピリッツ編集部と井戸川前町長に取材した記事を掲載している。記事の末尾に、放射線防護学を講じる2人の専門医のコメントを載せた、全体として、慎重な言い回しの文章だ。
  これに対して5月3日の東京新聞は「ニュースの追跡」欄で、「確かなのは『分からない』」と題した、「美味しんぼ」の描写を擁護する論調の記事を掲載した。
  さらに5月4日の福島民報は、Q&Aのコーナーを使って、「放射線被ばくで鼻血は出るのか」という真正面からの問いを設定している。回答者は、県の放射線健康リスク管理アドバイザーである長崎大教授の高村昇氏。回答の内容は「鼻血は種々の原因によって起こることが知られていますが、少なくとも福島県内における鼻血が放射線被ばくによるものであるとは考えられません」といういたって明快なものだ。
  三つの記事を読み比べて思うのは、震災後3年あまりを経て蓄積された放射線の知識について、新聞は、そろそろ踏み込んだ記事を書くべき時期に来ているということだ。その意味で東京新聞の記事は論外。福島民報は、作品とは別に鼻血に論点を絞った点で冷静。毎日新聞はバランスの取り方において妥当だったと評価できる。(東京本社発行紙面を基に論評)

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