[CML 031218] オバマ:「中東を改造する」:アメリカのグーラグ(収容所列島)(5)

Yasuaki Matsumoto y_matsu29 at ybb.ne.jp
2014年 5月 8日 (木) 21:29:58 JST


*(5)
*

*結論*

帝 国アメリカの拡大は、帝国の軍事的前哨基地として仕える従属諸国家に武装
させ資金提供しては北アフリカおよび中東一帯に張り巡らし築きあ げられてき
た。こ れらの従属政権は、独裁的な君主制、権威主義的な軍・民の支配者たち
によって支配され、彼らの支配を維持するために権力と暴力に依り頼ん でい
る。米国は、 彼らの支配を可能にするため兵器、軍事アドバイザーおよび資金
援助を供給した。エジプトからイスラエル、トルコ、ヨルダン、イエメン、イ
ラク、バーレーン およびサウジアラビアにわたり大きく伸びている米国の帝国
的軍事基地の弧は、何万人もの政治犯を収容している刑務所キャンプの連鎖に
よっ て保護されてい る。

米国の関与、すなわち地域の至る所に 広がるそのプレゼンスは、監獄民主主義
と独裁政権の連鎖を同時に生み出している。進歩的・保守的な政治学の先生や学
者たちに反して、50年以上もの米国の政策は、残虐な暴君 を積極的に捜し出
し、就任させ、保護してきた。彼ら暴君は、公金を略奪し、富を集中し、主権を
引き渡し、そして経済を低開発のままにし た。

親 イスラエルの学者たちは、米国の多くの名門大学でイスラーム世界における
暴力、権威主義および腐敗の構造的基盤を系統的にねじ曲げてき た。すなわ
ち、権威 主義的な文民・軍事支配者たちと絶対的君主制に、さらに不正を働く
軍隊、裁判官および警察官僚たちに資金提供、武器援助してきた米帝国建 設者
たちの役割を 見て見ぬふりをして、その犠牲者、トルコやアラブの民衆に責任
をなすりつけているのである。

大 いに評判の高い親イスラエルの政治的プロパガンダの連中によって主に書か
れ名門大学から出版された虚構にあふれた学術書とは反対に、中東 の改造は、
イス ラーム社会における民主的な潮流の勢力次第である。それらの対抗する力
は、学生運動の中に、労働組合と失業者、民族的な知識人たち、また 非常に現
実的で明 白な道理から帝国アメリカに反対しているイスラームの世俗諸勢力の
中に見出される。米国はイスラエルと協力して、地域における大部分の独 創的
でダイナミッ クな諸勢力を撲滅する政治的な刑務所キャンプの広大な連鎖の主
要な組織者である。アラブの大物臣下たちは、活気に満ちた民主的な文化と運
動の周期的な爆発 を引き起こさせている。残念なことに、それはより大きな米
国の軍事援助とプレゼンスという結果にもなっている。現実の文明の衝突は、東
側 の民衆階級の民主 的な大志とヨーロッパ=アメリカ=イスラエルの帝国主義の
中に深く嵌め 込まれた権威主義(訳注2)との間にあるのだ。

【訳注2:深く嵌め込まれた権威主義:ローマ帝国の後裔であることを自 認する
「ヨーロッ パ」が侵略主義的植民地主義の歴史をたどってきたことは教科書で
も語られるが、現代にかんして言えば、その「分割統治」を軸としたヨー ロッ
パのオスマント ルコ分断政策、中東国分けシステムの上にシオニストが生み出
したイスラエル/パレスチナ問題がある。著者のこのくだりは、イスラエルとい
う 装置をつくること で自らの積年の反ユダヤ主義(反セム主義)の罪責の償い
を何の責任もないパレスチナ人に負わせることによって、イスラエルの永久戦争
と運 命を共にする根深 い欧米中心主義、そこから派生する権威的独善主義、と
理解することができる。また「東側の民衆階級」とあるが、著者に残っている東
西冷戦 時の枠組みの影響 か、たんに「西側(米欧)ではない」地域と考えられ
る。】

(以上、翻訳終り)

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