[CML 030466] 福島原発:「地下水バイパス」実施へ 解決遠い汚染水問題

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2014年 3月 26日 (水) 12:39:35 JST


福島原発:「地下水バイパス」実施へ 解決遠い汚染水問題

毎日新聞 2014年03月24日 21時51分(最終更新 03月24日 23時15分)
http://mainichi.jp/feature/20110311/news/20140325k0000m040114000c.html

 東京電力福島第1原発の汚染水対策で、原子炉建屋に流れ込む前の汚染されていない地下水をくみ上げ海に放出する「地下水バイパス」計画が実施される見通しとなった。東京電力の今泉典之原子力・立地本部長代理は24日の記者会見で「汚染水の発生を抑制する大切な施策で、25日の組合長会議で(最終的な)理解が得られるよう努めたい」と期待した。しかし、19日現在で貯蔵タンクに保管されている44万トンの汚染水浄化など、汚染水問題の解決はほど遠い。

 地下水バイパスでは、原子炉建屋の西80〜200メートルに掘った井戸12本から汚染前の地下水をくみ上げて海に放出する。しかし、地下水の流れは複雑で、政府の汚染水処理対策委員会は昨年5月の報告書で「想定通りに流入量が低減しないリスクがある」との懸念を表明。対策委はバイパスに加え、建屋周りの地中を凍らせ壁を造って地下水の流入を防ぐ「凍土遮水壁」の建設が有効とし、地下水バイパスが抜本策にならないことを認めている。その凍土遮水壁も2015年度の完成を目指して実証試験が始まったばかりだ。

 さらに、多核種除去装置「ALPS(アルプス)」は62種類の放射性物質を取り除くことが可能だが、18日にも全3系統が停止するなど不安定さが目立つ。浄化しても最終的に残るトリチウム水については、「海洋への放出は避けられない」(原子力規制委員会の田中俊一委員長)とし、漁協の理解が得られるかどうか微妙だ。

 今泉氏も「地下水バイパスだけでなく他の対策と合わせることで威力を発揮する」と認めたように、他の取り組みも着実にこなすことが引き続き求められている。【鳥井真平】 		 	   		  


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