[CML 030387] 新刊: 森田成也『マルクス経済学・再入門』

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2014年 3月 22日 (土) 01:13:15 JST


前田 朗です。
3月21日

友人の森田成也さんから出版案内が届きましたので、転送します。

社会主義圏崩壊後のグローバリゼーション吹き荒れる荒廃した現代への批判の書
だと思います。

ちなみに、「再入門」というタイトルは私も気に入っています。以前、前田朗
『刑事法再入門』(インパクト出版会)を出したので、「再入門」仲間です(笑)
。

以下、森田さんの本のお知らせ

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 このたび、私が執筆した教科書『マルクス経済学・再入門』が無事出版されま
した。これは大学で実際に行なってきた授業にもとづきつつ、それにさまざまな
論点をつけ加えて書いたものです。(アマゾンはなぜか品切れになっているので、
「honto」のURLを貼り付けておきます)

 http://honto.jp/netstore/pd-book_26126921.html

 当初は、通年の講義を前提として30講分をすべて書く予定でしたが、前半だ
けで膨大な量になったので、前半の15講だけで1冊の著作にすることにしまし
た。範囲は基本的に『資本論』1巻と同じです。

 単に教科書的に『資本論』を説明しているものではなく、基本的な概念や理論
を説明しつつ、各所で『資本論』の内容を批判し発展させており、より今日的な
水準にふさわしいものに仕上げています。

 いくつか例を挙げますと、まず商品論において労働価値説についてより詳しく
説明し(マルクスの時代においては労働価値論は常識だったので、ほとんど説明
されていない)、貨幣論ではいくつかの点で『資本論』を批判して、貨幣の発生
と諸機能についてより進んだ議論を展開しています。

 剰余価値論は、私のこれまでの研究成果を踏まえてより詳細に展開し(3つの
剰余価値生産と6つのサブ形態論)、生産様式論では「労働者統合」という新し
い項目を設けています。

 また、従来の『資本論』解説では「労賃」章では「時間賃金」と「出来高賃金」
だけが論じられていますが、これが現代の賃金論からしてまったく不十分なのは
明らかであり、「労賃」章は大幅に書きかえています。加えて、「労賃」は「雇
用」論といっしょに論じており、章のタイトルも「労賃と雇用」になっています。

 以上のように、『資本論』の発展を目指すことを目的とした入門書なので、
「再入門」というタイトルにしました。ぜひとも手にとってお読みください。

  森田成也 





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