[CML 030368] < テント日誌 3月19日(水) 経産省前テントひろば 921日、商業用原発停止 185日目 >

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2014年 3月 21日 (金) 10:22:10 JST


(転送します)

テント日誌 3月19日(水)
経産省前テントひろば921日目 商業用原発停止185日目

春一番がきて、お彼岸も近いテントであるが…

「3・11」から三年が過ぎた。この時間がとても速いものだった、という実感はするのだが、これがどういう速さなのかはわからない。僕の時間感覚にある種の変化があることは確かなのだが、これが年齢からやってくるものなのか、歴史的なものなのかは判断しかねているからだ。「3・11」からの三年目ののだが、なにかしら奇妙な矛盾を感じている。原発震災のことを思えば「3・11」はいまだに進行形である。しかし、これが何処か遠のいた存在になってきていることも確かである。「3・11」がメモリアルデーとして喧伝されることで思いだすことはあっても、日常的には段々と思いだすことも少なくなってきているのだ。もちろん、これは大震災から場所的(空間的)に距離もあり、直接的な被災の少なかったところにある一都市住民の心象風景であり、被災が生々しくある人々のものではない。こういう限定でのことだが、「3・11」は急速に関心が遠ざかっている。こういう実感を持たされているところもあるのだ。

「3・11」が僕らにどんな深い衝撃がもたらしたものであれ、時間はそれを薄めて行く。時間が経てば経つほど僕らの関心は遠いものなる。これは僕らが受け止めた衝撃という反応がそのまま続くものではないことによっている。これは多くの事件に出会う場合の僕らの心的過程であり、それ自身は自然過程というべきところを含んでいる。一般化していえばそうなっていくものとも言える。しかし、この衝撃は薄められ関心から遠のいて行くようにあるほかないものだとしても、他方でそのことに違和というか、やりきれなさも感じている。健忘症のように忘れて行くことに何か抵抗のようなものを持ってもいるのだ。この事件は関心を持続されていてしかるべきだという内心の声があるのだ。この声を裏切っている思いもしている。このところの自問自答にはうまく応えていない。これはなんなのだろうかという疑念の中でこのことを考えている。こうした中で、ただ、原発震災に対する関心は別の形で持続している、

『3・11』の後に、僕らは言葉を失うような経験をしたのだが、日常の回復とともに言葉は回復し、あの経験は言葉の向こうに沈められたままになっている。「3・11」は自然災害という以上の言葉は深まらないでこころの底に沈んでいる。こうした中で、「3・11」がこれまでの多くの災害や震災とちがっているところがあるとすれば、これには原発震災が存在していることだと思える。言うまでもなく福島大原発の事故であり、それは収まるどころか、現在の放射能を放出し続けており、行き場のない汚染水を溜め続けている。この存在は「3・11」を「自然災害」として見過ごすことに異議を呼び起こす基盤をなしている。僕らにとってこれは救いであるのかもしれないが原発問題だけではなく「3・11」のことを忘れさせない内心の声としてもいく分かは機能する。

原発震災は自然災害として時間のなかでの風化を許さない。原発震災の情報を沢山あるが、一番肝心の情報は隠匿されていて、僕らには不透明感を持たされている。これは原発震災(原発事故)以来の情報に対する不信から来ている。これは情報の元をなす部分が原発再稼動という目的から、情報を操作しているのではという不信である。この不信にも関わらず僕らの原発への関心は風化していない。政府の再稼動の動きにたいしてどこまで異議申し立てと抵抗が出てきて続くかに不安はあっても関心は薄められても遠のいてもいない。官邸前抗議行動やテントを訪れる人が減ってきても、これは違うことだ。契機さえあれば、官邸前行動は盛り上がるしテントも賑やかになる。

これは脱原発の運動の可能性であり基盤であるが、政府や官僚たちが一番不安をいだいているところでもある。「3・11」から三年目を迎えて政府や官僚などは原発震災も一種の自然災害とみなし、そこからの復興や復旧の現状を無視して、それ以前の状態に原発を戻すことにやっきになっている。再稼動―原発保持というシナリヲを現実化したいのだ。でも、彼らもまた、原発問題に対す国民的な関心の行方は判断しかねている。それは僕らが想像する以上に大きい。メデイア等に対する権力の統制は細かく行きとどくようになってきているが、国民の原発への関心は薄められても遠のいてもいない。そこの可能性に夢をたくしテントの前で風に煽られながら座っている日々だが、本当に何が出てくるのか。これは分からないけど、期待しえることだ。

再稼動の候補地になっている地方からの反応がいろいろと聞こえてくる。「伊方」から「川内」、それぞれの地域からの声が多く届くようになった。あの大飯原発再稼動時をどう乗り越えたれるか。それらの声をテントからも届けられたらと思う。春とともにこの声を多く届けたい。
(三上治)


4月2日(水)第7回東電本店合同抗議(18時30分〜20時)テントひろば他

4月23日(水)テント裁判第6回口頭弁論(14時〜15時)。13時東京地裁前結集を。16時〜報告集会(参院会館講堂・村山智・人見やよい・河合弘他)     



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