[CML 030147] 【宿題をさぼった被告側代理人】夏淑琴名誉回復実現裁判 傍聴記2014年3月7日

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2014年 3月 10日 (月) 22:21:59 JST


 夏淑琴名誉回復実現裁判の傍聴記です。


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  夏淑琴名誉回復実現裁判の概要についてはコチラ↓
    http://jijitu.com/content/view/78/38/
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 3月7日午前11時より、東京地裁第103号法廷にて夏淑琴名誉回復実現裁判があ
りました。
 今回は前回までとは違い傍聴券の配布がなく、いささか拍子抜けしました。10
時半頃法廷へ向かうと、直ぐに法廷へ入ることができ、前方の傍聴席にて傍聴す
ることにしました。
 今回は傍聴者の集まりが悪く、傍聴者数は全体で60名に満たない感じで、原告
側20名、被告側40名ぐらいではなかったでしょうか。被告側にはいつもの様に、
阿羅健一氏、チャンネル桜の水島氏、維新政党新風のメンバーが見受けられました。
 被告側の高池弁護士が既に入廷しており、続いて荒木田弁護士、開廷10分前頃
に原告側弁護士団が、続いて展転社の相沢社長等々も入廷してきました。
 午前11時となり裁判長が入廷して裁判が始まりました。今回も判事が代わった
為、弁論の更新を行い、その後、段取りの説明がありました。まず、提出された
書面の確認を行い、口頭での陳述、原告が提出した求釈明書についての被告の回
答という内容でした。

■原告側・被告側の口頭陳述
 提出された書面は、原告側からは求釈明書と第4準備書面、被告側からは第6、
第7準備書面だったと思われます。
 その後、原告側より口頭陳述が行われました。これは、訴訟時効・失効時効に
ついて、被告側への反論でした。被告側が、中国の時効制度の期間をもって、本
訴訟は時効期間に達していると主張していること対し、本訴訟は日本国内におけ
る強制執行制度を行使することを求めているのであって、中国の強制執行制度の
時効を持ち出すことには意味がないという反論だったようです。
 続いて、被告側からは荒木田弁護士が、原告側第3、第4準備書面に反論すると
して、口頭陳述を行いました。その内容は、中国の裁判所の独立性、土地管轄
権、相互保障、法令解釈についてなどでしたが、いずれも要約すると、中国の裁
判所は独立性がなく政治的な判決が下される、引いては中国国内で訴訟を提起し
ては日本で強制執行するという「訴訟ビジネス」が横行するというものです。こ
れは単に今までの繰り返しに過ぎず、何一つ新しい論点はありませんでした。
 また、荒木田弁護士は、最後に最近中国国内で提起された中国人強制連行に関
する裁判に言及しようとしたところ、提出された準備書面から大きく外れるもの
で、すかさず裁判長は陳述を止めさせました。裁判長も、この手の政治宣伝に
は、だいぶ警戒しているように感じました。

■「宿題」をさぼった被告側代理人
 前回の法廷では、被告・松村氏が死去したということで、被告側弁護士より、
松村氏に関しての訴えを取り下げて欲しいと要請がありました。これに対して原
告側は、訴訟を取り下げるか否かを考える前の問題として、松村氏の遺族が遺産
相続するのかを明確にして欲しいと要求しました。
 相続するというのであれば、訴訟も受継するということになり、原告側が訴え
を取り下げるという前提もなくなります。一方、相続を放棄するならば、訴訟を
取り下げるということになるのでしょう。いずれにしても被告側の意志を明確に
しなければ、原告側の対応も決められない状態なのです。
 この点に関しては、前回の法廷において、原告側も要求し、裁判長も確認する
ように求めていました。それに加え、原告側は1月8日付で求釈明書として、この
点の回答を求めていたのです。
 ところが驚いたことに、被告側の高池弁護士は、この求釈明書に対して「分か
りません」と答えたのです。被告側弁護士は、遺族に対して意思の確認をまった
く行ってこなかったということになります。
 つまり、前回の裁判からの4か月間、この「宿題」とも言うべきことをさぼっ
て来たわけで、怠慢と言うべきか、いずれにしても呆れ果てた態度と言わざるを
得ません。
 一般的に相続の猶予期間は3か月であり、その間に相続するか否かを決めなけ
ればなりません。松村氏が亡くなってから既に3か月は経ってしまったのですか
ら、普通に考えればすでに遺産相続について決めてしまったと考えるべきでしょう。
 遺族がこの様な裁判が行われていることを知らずに松村氏の遺産を相続し、そ
してこの訴訟が敗訴した場合、遺族は大きな不利益を被ることになります。いく
ら松村氏の妻が、同氏の死によって傷心していると言っても、大きな不利益を被
る危険性のある問題なのですから、常識的に考えればちゃんと説明すべきことは
明白です。

 いずれにしても、この問題をそのままにして裁判を進行することは出来ない
為、裁判長は次回は5月30日に進行協議を行うこととし、それまでに松村氏の遺
族が相続をしたのか、また著作権の放棄をするのか、の2点の確認をしてくるこ
ととなりました。
 残念なことに進行協議の傍聴は出来ません。おそらくは進行協議において、次
回の法廷期日が決定すると思われます。したがって5月30日以降、次回の法廷期
日が判明しましたら、また、傍聴呼びかけのご案内を出させて頂きたいと思います。

 今後も、皆様のご支援をよろしくお願い申し上げます。


(文責 南京への道・史実を守る会 K−K)


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