[CML 030070] 【交渉報告】汚染水問題と原発再稼働についての政府交渉(転載)

qurbys at yahoo.co.jp qurbys at yahoo.co.jp
2014年 3月 6日 (木) 03:23:34 JST


紅林進です。 

一昨日3月4日(火)に参議院議員会館で開催されました【政府交渉】 
「福島第一原発汚染水と原発再稼働問題」について、福島老朽原発 
を考える会(フクロウの会)の阪上武さんが書かれました交渉報告を 
他のMLより転載させていただきます。 


(以下転載) 

政府交渉報告
http://fukurou.txt-nifty.com/fukurou/2014/03/post-cd26.html

みなさまへ<転載・転送歓迎>

昨日行われた、汚染水問題と原発再稼働についての政府交渉について簡単に 
報告します。60人ほどの市民が集まり、原子力規制庁の福島原発担当及び 
再稼働審査に関わる担当者、資源エネルギー庁の汚染水担当者と交渉しました。

交渉に先立って、汚染水漏えい・流出事故についての緊急国際署名の提出が 
行われました。署名は142か国から、国内が11,855筆、海外が22,516筆、あわ 
せて、34,371筆となりました。ありがとうございました。

◆汚染水問題…観測井戸の放射能濃度急上昇について原因把握せず

汚染水問題では、まず、昨年10月と今年2月にH4タンク周辺のE-1という観測用
井戸で放射能濃度が急上昇している件について聞きました。原子力規制庁は、 
原因はわからないというだけでした。汚染水対策ワーキングの議題にもあがって 
いません。政府のずさんな状況がよく分かったと思います。これで再稼働などもっ
てのほかです。

汚染水の深刻な実態はこちら(美浜の会ニュース)
http://www.jca.apc.org/mihama/News/news127/news127osensui.pdf


◆汚染水対策ワーキングは再稼働優先で開かれず

タンク周辺や護岸付近の井戸の放射能レベルが上がっていた時期に、11月に予定
されていた汚染水対策ワーキングの会合が開かれず、10月から今年1月まで会合
がありませんでした。原子力規制庁は、11月の会合は更田委員が風邪をひいたた
めと回答しましたが、その後復帰しても、会合は開かれていません。更田委員は
再稼働審査に集中します。

◆相変わらず東電まかせ

汚染水対応の体制について聞きましたが、原子力規制庁は、現地に常駐している
のが12名(昨年秋に聞いたときは10名でした)、規制庁内で福島第一原発を担当
している部署が20〜30名程度ということでした。汚染水を担当しているのはさら
に少ない人数になります。エネ庁側は11名、他の省庁を含めて17名が現地に常駐
しているとのことでした。この人数で、国が乗り出して汚染水対応にあたるとい
うのは無理でしょう。東電が動き、国は報告を聞いて何かしら指示を出すだけと
いう状況は変わっていません。

◆シルトフェンスだけではダメ…再稼働審査で汚染水対策は全く不十分

再稼働審査において、汚染水対策はどうなっているのか。放水砲で使った水対策
として、シルトフェンスを張ったりや土のうを積むというものしかありません。
ただし、海洋への拡散防止の対象は、放水砲による汚染水だけではないことを 
一応は認めました。規制庁は、福島で発生しているような汚染水事故に対して、 
シルトフェンスだけでは対応できないことを認めました。新基準は格納容器破損時
の放射能放出抑制を要求していますが、汚染水による放出の抑制については対策
がありません。

◆原子力防災…実行性ある避難計画なしに安全は守れないと認める

要援護者の避難計画など「計画が取りそろっていないのは事実」と認め、「書き
物だけではダメで、避難計画に現実性がなければ、安全は守れない」ことを確認
しました。これについては、是非各地の自治体に伝え、実効性ある避難計画なし
に安全は守れないと国が認めた。実際に計画はできていない。再稼働に反対をと
伝えていきましょう。

◆20分で炉心溶融開始−「避難は難しい」と確認

再稼働審査の重大事故の有効性評価では、事故発生から20分で炉心溶融が 
はじまるとあります。この時間で5km圏の避難が必要ですが、20分では不可能 
であることを確認しました。しかし、規制庁は、再稼働と防災は別であると繰り 
返し述べました。会場からは、安全が守れない状況での再稼働を規制委・規制 
庁として容認するのかとの声があがりました。

◆「最短2時間」で神戸市にプルーム到達(兵庫県知事)しかし国はPPA出さず

兵庫県議会で丸尾議員の質問に対して、知事は、若狭の原発で事故が起こった 
場合に、約100km離れた神戸市にプルームが到達する時間は「最短で2時間」
と答弁しています。これについて、規制庁は、プルーム対策(PPA)は、未だ
「検討中」、「簡単には出せない」と繰り返すだけでした。原発周辺地域で大き
な問題になっているにもかかわらず、のらりくらりの対応です。これでは、住民
の安全を守ることはできません。


阪上 武



-- 
「脱原発・新しいエネルギー政策を実現する会」(eシフト)メーリングリストより転載


CML メーリングリストの案内