[CML 032311] 今日の言葉 ――「まだ、かすかな希望がある」 水島朝穂さんの「今週の『直言』」(2014年6月30日)と金原徹雄さんの学会系出版社 「第三文明」(2014年6月号)の「集団的自衛権を考える」特集記事の紹介

higashimoto takashi higashimoto.takashi at khaki.plala.or.jp
2014年 6月 30日 (月) 10:43:25 JST


今日の言葉 ――「まだ、かすかな希望がある」:
http://mizukith.blog91.fc2.com/blog-entry-927.html

・「介錯改憲」は『東京新聞』6月21日付のコメントで使った。学問的な言葉ではないが、安倍晋三首相とその政権が憲法に対し
て行っている狼藉を表現するのに、これ以外の言葉が見当たらなかったからである。私は本当に怒っている。安倍首相に対し
てだけではない。この狼藉に加担してしまった公明党執行部に対してである。(略)公明党執行部は、ここ数日の間に、驚くほど
の単純論理で自民党の「修正」に乗ってしまった。この2週間ほどの「抵抗」は何だったのだろう。「他国」を「我が国と密接な関
係にある他国」に変えることで「限定」や「歯止め」になると本気で考えているのか。集団的自衛権が「同盟関係」(つまり「密接な
関係」)にある「他国」との話であることは常識である。「おそれ」を「明白な危険」に変えたところで、何の「歯止め」にならないこ
とは、ご本人もよくわかっていることだろう。26日の記者会見で、それを「二重三重の歯止めが効き、拡大解釈の恐れはない」
(『東京』6月27日付)と言い切った山口那津男公明党代表の知的不誠実は極まれり、である。まがりなりにも「平和」を掲げてき
た公明党にとって、これは大きな打撃となるだろう。執行部は歴史的な判断ミスの責任を免れない。しかし、まだ、かすかな希
望がある。自民党や公明党の地方組織や議員たちの動きである・・・・」(水島朝穂「今週の『直言』」(2014年6月30日)より抜粋)
http://www.asaho.com/jpn/index.html


・「第三文明」という言葉を聞いて、その意味するところが即座に理解できる人の大半は多分創価学会の会員なのでしょうね。
私にしてからが、書店の雑誌コーナーで、「世界」や「中央公論」や「正論」などと並んで「第三文明」という月刊誌が置かれてお
り、どうやら創価学会系の出版社が出している雑誌らしいという程度の知識はあったものの、実際に購入したこともなければ、
「第三文明」の意味を調べてみたこともありませんでした。その私が「WEB第三文明」というサイトを訪ね、「第三文明」という概
念を説明する文章に出会ったのも、「集団的自衛権騒動」のお陰なのですが。(略)実は、月刊「第三文明」の2014年6月号
では、「集団的自衛権を考える」という特集が組まれており、その内の以下の4本の論考が6月中旬から下旬にかけて、順次
WEB第三文明にアップされていました。なかなか読み応えのある特集なので、ご紹介することとします。なお、同誌5月号に掲
載された阪田雅裕さんのインタビュー記事も併せてご紹介することとします(引用者注:以下、見出しのみ)。

・憲法解釈変更による集団的自衛権行使容認の暴挙を防ぐ 元内閣法制局長官 阪田雅裕 
 (月刊「第三文明」5月号掲載)
・日本ができる国際貢献のあり方とは 東京外国語大学教授 伊勢﨑賢治 (月刊「第三文明」6月号掲載)
・立憲主義の立場から集団的自衛権行使は絶対に認められない 伊藤塾塾長/弁護士 
伊藤 真 (月刊「第三世界」6月号掲載)
・日本は憲法9条の考えを世界に輸出していくべき 国際交流NGOピースボート共同代表 川崎 哲 (月刊「第三世界」6月号掲載)
・民主主義を破壊する解釈改憲は阻止すべき 北海道大学大学院法学研究科准教授 中島岳志 (月刊第三世界」6月号掲載)

6月号に掲載されたこれらの特集記事(阪田さんのインタビューを除く)は、雑誌発売日との関係から、当然、安倍首相による
「5.15クーデター宣言」前に書かれたものではありますが、既に「限定容認論」は、北岡伸一安保法制懇座長代理らによって
流布されていたという状況下に書かれたものでしょう。これらの論者・論考を特集する月刊「第三世界」編集部の見識を評価す
るのにやぶさかではありませんが(「公明党や創価学会の「変節」の隠れ蓑に過ぎない」というような意地の悪い見方はとりま
せん)、問題は「閣議決定」後に、編集部の方針自体が「変節」することはないか?ということです。

WEB第三世界に掲載された記事を読んでいて、気になる文章に出会いました。それは、青山樹人氏というライターのコラム記
事で、6月に刊行されたばかりの『公明党の深層』(大下英治著/イースト・プレス)という本についての書評でした。そこには
以下のような文章が書かれていました。

      【コラム】結党50年。綿密な取材が描き出す、その素顔――書評『公明党の深層』ライター 青山樹人
      公明党が自民党と連立を組んでいることには、世論の一部はもちろん、支持者の中からもしばしば異論が噴出する。
      とりわけ、今般の集団的自衛権をめぐっては「連立離脱」という4文字をメディアは幾度も煽り立てた。だが、仮に公
      明党が連立を離脱すれば、「維新」や「みんな」といったナショナリズムの強い政党勢力が自民党と連立することは目
      に見えている。他方で今の野党がそれに対抗できる勢力を結集できるとは誰も信じまい。近隣諸国との関係も含め、
      日本は一気に危険な方向へ雪崩れ落ちるだろう。公明党に爛ール・オア・ナッシング瓩梁崚戮魑瓩瓩訖諭垢一
      時の溜飲を下げて喝采を送ったとしても、国民の誰も幸福にはならない話だと筆者は思う。

おそらくは、公明党の(場合によっては創価学会の)「変節」を擁護する究極の「論理」はこれなんでしょうね。見えすいた「詭弁」
であることは、心ある公明党党員や創価学会会員の方々には説明するまでもないと思いますが。

とりあえずの「破局」までのカウントダウンもあと「2日」。場合によっては1日前倒しで「明日」という可能性もあるんだろうか?
その日をどういう風に迎えるのか?その事態に対してどう責任をとるのか? これは公明党党員や創価学会会員だけの問題で
ないことは明らかであり、私たち自身の問題なのです。もちろん、6月号で「集団的自衛権を考える」という特集を組んだ月刊
「第三世界」編集部にも、実際に迎えた「その日」についての総括をする責任があることは当然であり、注目を続けていこうと思
います。(「弁護士・金原徹雄のブログ」(2014年06月29日)より抜粋)
http://blog.livedoor.jp/wakaben6888/archives/2014-06-29.html


東本高志@大分
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