[CML 032245] 天理・柳本飛行場で戦時下におきた朝鮮人徴用工と「慰安所」に送られた朝鮮人女性の史実を記した説明板が撤去

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2014年 6月 28日 (土) 04:37:41 JST



大阪天理市の暴虐!抗議!!色々な動きが準備されています!


天理・柳本飛行場で戦時下におきた朝鮮人徴用工と「慰安所」に送られた朝鮮人女性の史実を記した説明板が撤去されました。天理市と教育委員会が20年前の1995年に建てられたもので、この間、人権学習や過去史の歴史に向き合う人々に大いに活用されてきました。

ところが今年に入り「書かれている内容は歴史にないこと」という主旨で抗議メールが天理市に寄せられ、4月中旬に、あろうことか撤去されました。

そこで私たちは会を結成し、天理市長宛てに 質問要請文を 出すことにしました。明日午後1時です。

天理市長に 出す明日午後1時まではネット公開しませんが、以降、どうか広めてください。時間厳守だけはよろしくお願いします。

明日朝関西ではNHKが朝午前6時50-7時か、7時50分ー8時にニュースとして流すようです。


天理市長 並河 健 様

天理・柳本飛行場跡の説明板の撤去に関わる質問および要請

戦後50年を刻み、天理市でおこった歴史を後世に伝えるため市は、1995年に市内の公園内(天理市遠田町、ふるさと園)に、戦時下、JR柳本駅西側に大和海軍航空隊基地(通称柳本飛行場)を建設した史実を説明板に記録、設置しました。
飛行場建設では、1943年から(説明板では44年)一般からの勤労奉仕、神社、寺、墓地の廃棄、移転までも行なわれ、同時に植民地下にあった朝鮮人労働者や、併設された「慰安所」に朝鮮人女性が連行された歴史を明記しました。
これは地元の市民などが、ほとんど文献が残されていない状況のなか、防衛省戦史資料室に残された資料調査、関係者、韓国での連行を受けた方からの聞き取り、当事者を天理市に招いての証言集会などを重ねて地道に行ってきた結果明らかになった成果でもありました。
以来、20年。県内外から、この説明板と飛行場跡を見学し、歴史学習や人権学習を重ねる人が相次いできました。さらに奈良・発掘する会(正式名 奈良県での朝鮮人強制連行等に関わる資料を発掘する会)では説明板設置後も韓国で新たに判明した被連行者計4人からの聞き取りも行い、冊子にもまとめました。
しかし今年4月中旬になり突如、説明板は取り払われました。私たちが知ったのは5月に入ってからですが、なぜ撤去されたか、その理由はこれまで天理市から一切明らかにされていません。
天理市が公費で設けたときには、市から「歴史や人権学習に役立てたい」と言われてきたにもかかわらず突然の撤去にわれわれは驚いています。説明板は抜き取られ、説明板の外枠だけが残され、ビニールがかぶされていいます。どうしてこうしたことがおきたのでしょうか。
われわれが知りうるわずかな情報では、今年に入り撤去を求める抗議のメールが天理市に相次いだとのことです。それも「事実ではない史実が書かれたもの」だから撤去せよといった内容だと聞いています。それに応えて撤去されたのなら、歴史の隠蔽する行為以外何があるでしょうか。
設置前には天理市人権教育研究会、奈良・発掘する会と何度も史実を確認して、史実に誤りがあってはならないとして説明板を設けたものです。
説明板の内容が間違いで、まったく歴史事実ではないのなら、天理市がとられた行為は頷けますが、あった歴史をないとして撤去されたのなら、これはそのまま黙っておくわけにはいきません。

私たちは以下について質問と要望をしますので、貴職の誠意ある回答を、7月10日までにお願いします。なお、回答につきましては、「天理・柳本飛行場跡の説明板の撤去について考える会」事務局まで送付をお願いします。(送付先は末尾に掲載します)

1 説明板を撤去した理由を明らかにしてほしい。
2 説明板を撤去した経緯を明らかにしてほしい。
3 市民に説明する場をお願いします。日時は提示された日に参ります。

以上


2014年6月26日
「天理・柳本飛行場跡の説明板の撤去について考える会」  
共同代表  藤原好雄  米田 哲夫


<賛同団体>
奈良・発掘する会(会長 米田哲夫)
多文化共生フォーラム奈良(代表 松谷 操)
差別街宣を許さない奈良の会(代表代理 伊藤 満)
アイ女性会議なら(代表 藤原 智代)
「大峰山女人禁制」の開放を求める会(代表 源 淳子)
朝鮮女性と連帯する奈良県女性の会(代表 垣渕幸子)
(2014年6月25日現在)

http://www3.nhk.or.jp/lnews/nara/2055486191.html?t=1403793252000
NHK ローカルニュース
強制連行の説明板撤去で申入れ
太平洋戦争中に朝鮮人労働者が現在の天理市にあった旧日本軍の航空基地の建設工事で働かされたなどと記した説明用のパネルを、天理市が基地の跡地から撤去したことについて地元の市民団体が市長あてに理由の説明を求める要望書を提出しました。
天理市は太平洋戦争中に現在の天理市に建設された旧日本軍の「大和海軍航空隊大和基地」の跡地に設置していた説明用のパネルを、記述内容の根拠が不確かだなどとする市民の指摘を受けてことし4月に撤去しました。
パネルは市と教育委員会が19年前に設置したもので、基地の建設工事で、「朝鮮人労働者が動員や強制連行によってつれてこられ、きびしい労働状況の中で働かされた」などと記されています。

パネルの撤去を受け、設置に関わった地元の市民団体のメンバー6人が26日天理市役所を訪れ、理由やいきさつを市民に説明する場を設けるよう求める要望書を市長あてに提出しました。

メンバーらは記者会見し、「記述の内容は当時の地域の人や働かされた人の証言から事実だと考えており、パネルを元に戻してほしい」と述べました。
これに対し天理市の並河健市長は「様々な歴史認識があり、国全体で議論が行われている中で市の公式見解と理解される掲示を行うことは適当でないと判断した。歴史の専門家などによる研究・検証などを見守りたい」というコメントを出しました。
06月27日 18時25分              


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