[CML 032210] 辺見庸の限界

檜原転石 hinokihara at mis.janis.or.jp
2014年 6月 26日 (木) 08:25:13 JST


檜原転石です。

>雷光に、一刹那、照らされる顔が、おもわず悲鳴をあげたくなるほど狂気じみ
て見えることがある。メルヴィルの「避雷針
  売り」のように。ほんとうのことを言えば、これは「狂気じみて」いるので
なく、狂気そのものだ。狂気をみとめなければなら
  ない。吐き気とともに、狂気の蔓延(引用者注:『嘔吐』)を肯定しなけれ
ばならない。

>・・・じつは社内外セクハラだらけのキチガ×・メディア


 辺見庸には世間並みの精神科疾患への偏見があるのかないのか?
  もっとも天皇を批判しながらヒロヒトを過剰な言葉で表現し、アキヒトを思
わず褒めてしまう辺見庸だから、
 世間様を批判しながら、「狂気」とか「キチガイ」とか、言葉使いではちゃっ
かり世間の人間の遅れた意識・偏見に頼ってしまう。

 「定型発達症候群」という言葉は『自閉症スペクトラムとは何か』という本に
出てきた言葉だが、発達障害の側から、そう社会の
少数派から多数派を見た言葉である。かように立場を逆転して何かを見てみれ
ば、辺見庸のように安易に「狂気」とか「キチガイ」
とか使えないだろう。ほとんどの日本人が馬鹿な右翼になってしまった現状を憂
えればいいのだが、そうなった一因には
戦犯出版社・文藝春秋社の歴史修正主義の大宣伝がある。これについて辺見庸に
異存はないだろう。よって彼には今できることがある。
文春と手を切り、そう芥川賞でも返上すれば、多少見直してやるのだが・・・、








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