[CML 032186] (2-2)【報告】第1162日目報告★原発とめよう!九電本店前ひろば★

青柳 行信 y-aoyagi at r8.dion.ne.jp
2014年 6月 25日 (水) 07:07:46 JST


青柳行信です。6月25日。
<つづき>
原発立地自治体、
22.<女川原発、独自に安全性検討会 宮城県と2市町、10月にも>河北新
報?6月24日(火)6時10分配信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140624-00000007-khks-l04
<東北電力女川原発(宮城県女川町、宮城県石巻市)の安全性をめぐり、宮城県
と立地2市町は23日までに、原子力などの専門家から意見を聞く独自の検討会
を10月にも設置することを決めた。検討対象は(1)東日本大震災に伴う施設
や設備へのダメージの状況(2)原子力規制委員会の適合性審査(安全審査)に
よる安全性向上の程度(3)東北電の安全への取り組み−などの見通し。委員は
県内外の専門家十数人を想定。・・・・・東北電は昨年12月、2号機について
再稼働の前提となる安全審査を規制委に申請。既に審査が始まっている。県によ
ると、原発の安全性に関する独自の専門家組織は福井や新潟、静岡など7県に設
置されている。>

23.<安全協定締結は災害対策指針後>東奥日報2014年6月24日
<22日投開票の六ケ所村長選で初当選した前副村長の戸田衛氏は24日、本紙取材
に対し、村内に立地する核燃料サイクル施設の新たな原子力災害対策指針が国か
ら示されない限り、六ケ所再処理工場操業に向けた日本原燃との安全協定を締結
しない考えを明らかにした。>

24.<(福井県)破砕帯の再検証「議論尽くさず」 福井県が規制委調査団を
批判>福井新聞(2014年6月24日午後6時35分)
http://www.fukuishimbun.co.jp/localnews/nuclearpower/51570.html
<原子力規制委員会が活断層と認定した日本原電敦賀原発2号機(福井県敦賀
市)直下の破砕帯(断層)の評価を再検証するため開かれた有識者調査団の評価
会合に関して、福井県の櫻本宏安全環境部長は24日の県議会一般質問で、「電
力事業者と規制委との間で十分なコミュニケーションが図られず、議論が尽くさ
れない結果に終わったことは遺憾」と批判した。規制委の調査団は、活断層を否
定する原電の追加調査結果を21日の会合で検証。原電側が有識者の指摘に対す
る回答を説明したが、有識者からは活断層の可能性を否定できないとの意見が相
次いだ。今回の議論を踏まえ、次回会合で評価書の修正に入る方針も示した。原
電が会合に先立ち規制庁に求めた外部専門家2人の同席と、2人の見解を添付
した資料の提出も認められなかった。・・・・・・・・>

原発周辺自治体、
25.<青森・むつ市長選 候補者の訴えと横顔>河北新報?6月24日(火)6時10
分配信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140624-00000008-khks-l02
<◎再生エネ拡大必要/新谷泰造さん(64)無新 福島第1原発事故を機に
「住民の生命を守り、生活を維持するためには自然エネルギーの推進が必要」と
の思いを強めている。反原発と再生可能エネルギーの拡大を訴えの柱に据え
る。・・・・・◎地域活性化を推進/宮下宗一郎さん(35)無新(自・公推)
 前市長であり、父でもある故順一郎氏の急逝を受け、官僚を辞める決意をし
た。「どこにいても古里、むつ市のことを考えていた」。地域への思い入れは強
い。・・・・・>

26.<無所属3新人立候補へ 滋賀県知事選、26日告示>京都新聞?6月24日
(火)23時39分配信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140624-00000027-kyt-l25
任期満了に伴う滋賀県知事選(7月13日投開票)が26日、告示される。2期
8年務めた嘉田由紀子知事(64)が今期限りの退任を表明しており、これまで
に前内閣官房参事官の小鑓(こやり)隆史氏(47)、共産党県常任委員の坪田
五久男氏(55)、前民主党衆院議員の三日月大造氏(43)の新人3人が、い
ずれも無所属での立候補を予定している。新人同士の選挙は16年ぶりで、激し
い戦いが見込まれる。・・・東日本大震災後には原発問題で積極的に発言して注
目を集めた嘉田県政の流れを引き継ぐか、新たな方向性を選ぶか、・・・坪田氏
は、・・原発再稼働反対、・・・三日月氏は・・・原発に対する実効性のある防
護態勢の実現を主張する・・・・>

政府が、
27.<火力発電所の3割1カ月以上停止 南海トラフで被害想定>佐賀新聞
2014年06月24日 20時18分??
http://www.saga-s.co.jp/news/national/10204/77374
<経済産業省は24日、南海トラフ巨大地震によって中部と西日本地域に電力を
供給する火力発電所の70%が1週間以上停止する可能性があるとの試算をまと
めた。28%は1カ月以上停止するという。産業構造審議会の自然災害対策を検
討する作業部会の中間報告で示した。原発停止で火力依存の状態が続いており、
原発再稼働がどの程度のスピードで進むか見通せない中、火力の災害対策が課題
になっている。・・・・・・>
・・・・・この発表の仕方に異議あり、原発だって危ない・・否、取り返しのつ
かない危険があり、比較にならない・・・。

海外、
28.<(インド)IAEA追加議定書の批准決定毎日新聞?6月24日(火)20時25
分配信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140624-00000097-mai-int
<【ニューデリー金子淳、ウィーン坂口裕彦】インド外務省報道官は23日、イ
ンド政府が国際原子力機関(IAEA)による原子力施設の抜き打ち査察を認め
る追加議定書の批准を決定したと明らかにした。・・・・インドは首都でも頻繁
に停電が起きるなど、電力不足が深刻化。IAEAなどによると、インドでは現
在21基の原発が稼働中で、6基が建設中。原発の発電量は全体の2%程度とさ
れるが、2050年までに25%まで増やす計画とされる。・・・・IAEA関
係筋は「NPTに加盟していないインドは、他国に比べて、元々の条件が緩やか
だ。今回も範囲は限られていて、過大評価はできない」と語った。ただし、原発
輸出を目指す日本企業にとっては、民生分野では、核兵器などに転用されな
いことをIAEAの監視・検証で確認したと説明できるメリットも生まれた。> 

参考資料、
29.<学習会開き政策提言へ>朝日デジタル2014年6月25日03時00分
http://digital.asahi.com/articles/CMTW1406240700005.html?iref=comkiji_txt_end_s_kjid_CMTW1406240700005
<●環境エネ研・飯田氏ら公約に反映視野 来月にも骨子、9月正式に  環境
エネルギー政策研究所長の飯田哲也氏が29日、エネルギーや復興政策に関する
学習会を郡山市内で開く。7月にも政策提言の骨子をまとめ、9月をめどに正式
に提言する。飯田氏は秋の知事選の候補者の選挙公約に、提言を反映させたい考
えだ。29日の会合は「福島から問い直すエネルギー戦略」の準備会。4月にス
タートして以降、橋下徹大阪市長のエネルギー政策のブレーンを務めた飯田氏や
植田和弘・京大教授のほか、「ふくしま会議」の赤坂憲雄代表理事や、地域の自
立的な発電に取り組む会津電力社長の佐藤彌右衛門(や・う・え・もん)氏らが
出席している。提言の扱いについて、飯田氏は朝日新聞のインタビューに「
知事選の候補者の公約に反映してもらえればと考えている。自民党や民主党の県
連にも『考慮してください』と働きかける」という。一方、参加者の1人は「提
言を知事選と絡めるかは決まっていない」と話している。・・・・・・・
飯田哲也氏が朝日新聞のインタビューに語った主な内容は以下の通り。
――佐藤雄平知事の4年間の県政の評価は。
県民の不安を解消する施策を打っていない。いまだに避難者が多くて非常事態が
続いているにもかかわらず、対応がとれているとは言い難い。
――秋の知事選にはどうかかわるのか。 ・・・・・・・>

30.<事故後10年全て20ミリシーベルト未満 帰還困難区域除染後の線量
 国が試算>福島民報2014/06/24 08:55
http://www.47news.jp/47topics/e/200026.php
<政府は23日、東京電力福島第一原発事故に伴う帰還困難区域で除染を行った
場合、事故発生十年後の空間放射線量が大半の地域で避難指示解除の要件となる
年間20ミリシーベルト(毎時3.8マイクロシーベルト)を下回るとする試算
結果を発表した。ただ、個人の年間被ばく線量は大半が12〜2ミリシーベルト
で、政府が除染の長期目標とする「1ミリシーベルト以下」を上回ると推計。今
回の試算結果が、帰還時期を見通す指標になるかは不透明だ。・・・・・・>
・・・この記事、昨日既報(11.の記事)だが、被災地の地元紙の丁寧な説明と
添付図があります。

31.<[電力 首都へ 後編・巨大基地](3)広大な土地求め管外へ>新潟
日報2014/06/24 13:01
http://www.niigata-nippo.co.jp/news/politics/20140624119831.html
<東京電力が最初の原発建設地に選んだのは、都心から200キロ以上離れた福
島県の太平洋岸だった。1960年8月、県に双葉、大熊両町の用地確保を申し
入れた。2011年に未曽有の事故を起こした福島第1原発(全6基)の建設用
地である。電力供給区域外への進出だった。沖縄県を除く全国9地区の大手電力
で、原発の管外設置は東電だけだ。・・・・・・・・・東電の社史にもこんな記
述がある。「東京湾沿岸、神奈川県、房総地区で広大な用地を入手することは困
難と判断され、福島県と茨城県の沿岸地域を対象に調査・検討が進められること
になった」実際、敷地面積は福島第1が約350万平方メートル、全7基の柏崎
刈羽原発は約420万平方メートルに及ぶ。全国の原発でも有数の広さだ。
・・・・・・東電は費用面から広い土地に原発を集中立地させる手法を選んだ。
その結果、福島事故では複数基が同時に非常事態に陥ったため対応に手が回ら
ず、状況の悪化につながった。豊田は悔やむ。「本当は1カ所当たり4基ぐらい
で止めるべきだった。福島第1も柏崎刈羽も多すぎた」(文中敬称略)>
・・・東電の電力開発事情を伝える・・・興味のある方は会員登録してご覧くだ
さい。

32.<【ビキニ被ばく60年】第2部:漂う「当事者」(6)福島分断する賠
償金問題「ふるさと取り戻す」>カナロコ by 神奈川新聞?6月24日(火)11時43分配信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140624-00087858-kana-l14
<「悲しいことに福島県民間の分断が、賠償や除染が進まないことで起きてい
る。福島から逃げた人が戻ってきたら『おまえたちは裏切り者だ』と言われたと
いう話もあった」 4月20日、広島、ビキニ事件、福島の3人の核の被害者が
実体験を紹介した「ビキニ被災60周年・三浦市民集会」(三浦市三崎)で、福
島市在住の穂積順子(34)は神妙な面持ちで語った。・・・・・・・住民同士
のいざこざの根本に、穂積は被災者の賠償金問題を挙げる。「避難地域に指定さ
れている限りは1人につき月10万円の賠償金が入ってくる。福島県はみんな被
害を受けたのに、『なんであの人たちだけもらえて(避難地域外の)自分たちは
もらえないのか』と思うみたいです。でも憤りの矛先が違う」同県楢葉町から
避難した40代の男性は、家族といわき市の仮設住宅で暮らす。「国は(避難者
を自宅に)戻そうとしているが、信用できない。国にしてほしいことは、原発
20キロ圏内の土地を全部買い上げること。俺たちを追い出したんだから。そう
したら『補償金額が区域によって数千万円単位で違う』という話で分断されるこ
ともない。結局、最後はお金の話なんだよ」と本音を吐露し
た。・・・・・・・・3人姉妹の母でもある穂積。娘の保育園では、散歩道を線
量計で測定するなど細心の注意を払う。震災後から勉強を重ね、知識も身に付け
た。食品の放射能検査結果なども含め、数字と向き合わない日はい。・・・・・
晩発性の甲状腺障害など、低線量被ばくに対する健康管理についても懸念があ
る。・・・・・「核
と人類は共存できないことを一番分かっているはずのに、なぜ原発政策をこれほ
ど推進してきたのか。安心して住める福島を取り戻すには100年、200年か
かるかもしれない。それでも、ふるさとを取り戻す闘いを諦めるわけにはいかな
い」 =敬称略〈おわり〉>

33.<今年も原発関連の質問相次ぐ日立総会>東洋経済オンライン?6月24日
(火)6時0分配信
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20140624-00040846-toyo-bus_all
長〜い記事<最高益でも株主の目は厳しかった――。日立製作所 <6501>
は6月20日、株主総会を開催。出席株主は1356名、総会時間は1時間30分(前年は
1403名、1時間41分)。議案は取締役全員の任期満了に伴う選任の1つのみで、承
認された。 日立の足元の業績は絶好調だ。・・・・・・・・2011年3月の福島
第一原子力発電所の事故後、原発に対する賛成や反対意見など、日立の原発事業
に対するスタンスに対し、株主からの質問は毎年寄せられているが、今年もやは
り多かった。「原発から撤退したらどうか」、「原発が全基停止しているが、日
立の懸念は」などである。 それらの意見に対して魚住弘人執行役常務は、「原
発は社会インフラを担う重要な設備。世界的に二酸化炭素(CO2)の低減策の方法
の一つとして、有効なエネルギーであると認識されている。また原子力は、計画
から運転、
廃炉に渡り、100年に及ぶ長い間責任を持ってやる必要がある」と返答。毅然と
して日立の原発へのスタンスを説明した。逆に「原子力を技術的な面でもっと
もっと進めていいのではないか」という意見に対し、魚住執行役は「技術開発を
一生懸命やっているし、今後ともやっていきたい」と述べた。・・・・・・・・・>

34.<(九州)東電賠償金で利益予想を上方修正 発電所向けバルブ大手>朝
日デジタル2014年6月24日23時50分
記事全文<発電所向けバルブ大手の岡野バルブ製造(北九州市)は24日、東京
電力福島第一原発事故の賠償金1億2200万円を、東電から受け取ったと発表
した。原発近くの立ち入り禁止区域にある事務所の工具やパソコンなどの備品分
のほか、営業ができずに得られなかった利益分という。これを受け、2014年
11月期決算の純利益予想を、1月に発表した1億2500万円から2億2千万
円に上方修正した。一方で、全国で止まっている原発向けの工事が先送りになっ
た影響で、売上高は85億円から80億円に下方修正した。島根原発(松江市)
や志賀原発(石川県)向けの震災対策弁の販売も、一部繰り延べになったという。>
・・・・・この企業、反原発の運動を理由に、雇用の延長しなかったと訴える訴
訟をかかえていますよね。

今朝届いた西日本新聞朝刊紙面では、
3面に、3.の類似記事と4.の記事。
今朝の紙面はこれだけです。
昨夕刊、1面に、
35.<「バイオマス発電」好循環 九州にも広がり>2014年06月24日 15時00
分 更新
http://qbiz.jp/article/40475/1/
<福島第1原発の事故以降、原子力や化石燃料に代わるエネルギーとして、木材
などを利用したバイオマス(生物資源)発電が注目を集めている。ただ、燃料の
安定供給が難しくまだ全国的に普及はしていないが、10年以上前に取り組みを
始めて着々と事業を拡大している自治体がある。中国山地の中央部に広がる林業
の町、岡山県真庭市だ。エネルギーの自給自足とともに雇用創出にも挑む現場を
訪ねた。・・・・・・・・・・・九州にも広がり  九州でも、大分県日田市が
生ごみやふん尿の処理に発電を組み合わせ、売電して利益を上げるなど、バイオ
マス発電は徐々に広がっている。日田市では、市バイオマス資源化センターが市
内で回収した生ごみや豚のふん尿などを発酵させ、発生したメタンガスを燃
やして発電。・・・・さらには発酵後の残りかすで肥料も製造。吉武大三セン
ター長は「資源循環と焼却ごみ減量が主目的であり、売電利益は副次的なもの」
と強調する。福岡県大木町のおおき循環センター「くるるん」でも、生ごみや人
のし尿などを原料にメタン発電し、施設内の必要電力の7割を賄う。・・・・・・>
4面に、
36.<全電源喪失 福島第一原発「3.11」 「電源復旧 いざ作
業・・・余震が阻む」>
今朝は以上です。(6.25.5:30)
※この記事の部分は次のフェイスブックにも毎日貼り付けています。
⇒https://www.facebook.com/yasuyuki.funatsu?ref=tn_tnmn
※この新聞記事紹介へお気づきのことがあれば、ysykf at yahoo.co.jpまでお知らせ
ください。
※明日は、特に急ぎの記事がなければ、この新聞記事紹介は休みます。

★ 山田敏正 さんから:
転送します。

日経新聞電子版(6月23日)で岡山大津田先生がインタビューに答えてい
ます。
 その中で、津田先生は「福島県内に限らず放射能で汚染されたと考えられる地
域で、小児甲状腺がんの過剰発生がないか監視することだ。また放射線の影響を
受けやすい妊婦や小さな子どもが、なるべく汚染された地域に住まないでいいよ
うな態勢をつくることだ」と指摘しています。
 現在の状況では、メディアは最大限これくらいしか言えないのでしょうが、日
経にこう掲載されたことは注目すべきと思います。

統計軽視の医学界 福島発がんリスクを見誤るな
疫学専門家に聞く 編集委員 滝順一 本経済新聞 電子版 2014/6/23

 岡山大学の津田敏秀教授は、多数の人間を観察対象にして病気の原因などを調
べる疫学の立場から、低線量放射線被曝(ひばく)の問題を提起する。年間被曝
量が100ミリシーベルト以下であっても、放射線の影響ははっきりと表れると主
張。福島県の検診で見つかり始めた小児甲状腺がんの増加に警鐘を鳴らしている。

■チェルノブイリ事故直後でも10代の子どもに発症がみられた

 ――低線量の放射線被曝のリスクに関し、「しきい値なし直線(LNT)モデ
ル」で防護を考えるのが一般的だ。つまり放射線量がどんなにわずかであっても
発がんリスクはある。ただ小さいので喫煙や生活習慣など他のリスク要因と比べ
て見分けがつかないとされる。
 「それは誤った言い方だ。放射線の影響をすべてのがん、すべての年齢層の人
間でみるからで、放射線の影響が出やすい若年層に対象を絞ったり、がんの種類
別にみたりすれば、100ミリシーベルト以下でも影響が出るとした科学論文は海
外にいくつもある。
小児の甲状腺がんのように、放射線以外の理由でかかることが極めてまれな病気
では影響はよりはっきりしている」
 「例えばエックス線CT(コンピューター断層撮影装置)で5ミリ〜50ミリ
シーベルトのエックス線を浴びた人は、浴びていない人に比べて発がんリスクが
高いことがわかっている。国際がん研究機関(IARC、世界保健機関の関連組
織)が約100万人を対象にする大規模調査をしている。低線量の影響は見分けら
れないというのは誤った知識だ」
 ――福島県で、原子力発電所事故のとき18歳以下だったすべての子どもを対象に
甲状腺検診が実施され、がんの子が見つかっている。これを多くの専門家は、超
音波診断装置による精密検査のため触診では見つからないような小さなしこり
(結節)まで見つける「スクリーニング効果」の結果だと説明している。
 「スクリーニング効果の結果だとする証拠はあるのだろうか。国立がん研究セ
ンターに登録された甲状腺がんの年齢別の発生データや、福島県内の地域別の被
曝量などを相互に比べて解析すると、原発から離れた中通り(福島県中部)でも
統計的に有意な数の患者が見つかっている。放射性ヨウ素が事故直後に流れ込ん
だことと、放射性セシウムによる外部被曝が今も続くことが要因とみられる」
 「福島で甲状腺がんが見つかった子どもの平均年齢が15歳前後で、旧ソ連の
チェルノブイリ原発事故後の発症パターンと違うとも説明される。だがチェルノ
ブイリでも事故直後は10代の子どもに発症がみられたという事実を見落としてい
る。検診を担当する医師らに統計学の知識が不足している」

――製薬大手ノバルティスファーマの高血圧治療薬の臨床試験をめぐる事件では、
大学医学部が製薬会社の社員に統計解析を任せていたことが明るみに出た。日本
の医学界は統計解析に弱いのか。

「日本に近代医学が導入された19世紀後半は、欧州において実験医学が花盛り
だった。
フランスの医師クロード・ベルナールが代表的な存在だが、実験から病気が起き
る因果関係を突き止められるとした。欧米では20世紀半ば以降、多数の人間を観
察して仮説をたて病気にかかる要因を突き止めていく疫学の考え方が台頭し、医
学を実験室から社会戻したとされる。疫学において大事なのは、病気とその原因
の間に一対一で対応する
因果関係はないということだ。しかし日本の医学界は実験医学こそが医学の本流
だと今でも信じている人が多い」

■病気とその原因を1本の線で結ぶことはできない

 ――生活習慣病では一対一で対応する特定の病因はないかもしれないが、感染症
についての「コッホの原則」はどうか。ある病気から特定の微生物が見つかり、
これを動物に感染させると発症、その患部から問題の微生物が見つかる。その場
合、病気はその微生物が原因で起きたとみるのが普通だ。
 「感染症であっても、自然現象は一般に一対一対で対応する因果関係を言明で
きない。ひどい下痢などの症状を呈する病気をコレラと呼び、その患者からみつ
かる微生物をコレラ菌と呼んでいるにすぎない。コレラ菌を持っていてもコレラ
のような症状を示さず、コレラのような症状の患者にコレラ菌が見つからないこ
ともある。病気とその原因を1本の線で結ぶことはできない」
 ――疫学に対する見方として、集団を相手にするので個別の因果関係はわからな
いとの限界が指摘される。
 「調べれば、個別の事象の因果関係がわかるとするのは誤解だ。すべての科学
は仮説に基づき多数のデータを集めて解析、その結果をみて仮説を修正し、再び
データを集める。この繰り返しだ。因果関係を明らかにするのが科学の仕事な
ら、それはデータによるしかない。仮説(概念)と観察データ(現実)の間をつ
ないで、真実に迫る上で不可欠なのが、統計学だ。だから統計学は科学の文法だ
といわれる」
 「日本の行政はこうした科学的なものの見方ができず、例えば水俣病において
も特定の症状と水銀汚染を対応づけようとしたのが、過ちだった。同じことを福
島で繰り返してはいけない」
 ――福島ではどうすればいい。
 「福島県内に限らず放射能で汚染されたと考えられる地域で、小児甲状腺がん
の過剰発生がないか監視することだ。また放射線の影響を受けやすい妊婦や小さ
な子どもが、なるべく汚染された地域に住まないでいいような態勢をつくることだ」

■取材を終えて

 津田さんは日本の医師のあり方に対し、辛辣な分類を提唱している。自らの臨
床経験だけに頼り海外論文などに疎い「直観派」、生物学的な実験で病気のメカ
ニズムがわかると考える「メカニズム派」、疫学的なデータをもとに議論する
「数量派」の3つがある。日本では直観派とメカニズム派が主流を占め数量派が
極めて少数であることが、水俣など公害病や放射線問題での混乱の根っこにある
とする。

 昨年来、相次いで明るみに出ている臨床研究をめぐる不正事件をみると、確か
に日本の医学界は統計解析を軽視してきたように思える。

 福島原発事故に起因する放射線影響は、当初心配されたほど深刻ではないとの
指摘が多い。疫学はこうした楽観論が見落としがちな側面を浮かび上がらせる。
福島県などは、同県以外における子どもの甲状腺検査との比較やがんの大きさな
どを根拠に、これまでに見つかった甲状腺がんを事故の放射線の影響だとはみて
いない。これに対しても疫学からは反論がある。ここは医学者間でしっかり議論
をしてもらいたい。

 また、疫学だけでは特定の個人の発症原因が事故による放射線なのかどうかを
明らかにはできない。津田さんによれば、発症と病因を一対一対応で証明するこ
とは原理的にできないことになる。この指摘は福島事故のこれからを考えるうえ
で非常に重要に思える。

★ 前田 朗 さんから:
小田実、電子全集が完結
http://maeda-akira.blogspot.jp/2014/06/blog-post_24.html

★ 井上澄夫 さんから:
 防衛省は移設先となる辺野古の代替施設整備を急ぐ。6月下旬にも滑走路など
代替施設を設ける米軍キャンプ・シュワブ内用地の既存施設を解体する工事に本
格着手する。海底の地質を調べる海底ボーリング(掘削)調査は7月中の開始を
めざしている。
 政府は来春に埋め立てや本体工事に入り、2022年度以降に辺野古移設を完成さ
せる段取りを描いていた。それでは5年以内の普天間運用停止に間に合わない可
能性が高く、着工前倒しや工期短縮を検討している。〉
 「6月下旬にも滑走路など代替施設を設ける米軍キャンプ・シュワブ内用地の
既存施設を解体する工事に本格着手する」とありますが、同基地内では埋め立て
工事のための作業ヤードの建設も進めます。
 名護市が抵抗して行政手続きが滞っているので、沖縄防衛局が辺野古漁港を使
用して作業ヤードを設置する見通しは立っていません。そこでキャンプ・シュワ
ブの陸上部分に作業ヤードを設けるのではないかという報道もありますが、それ
は辺野古漁港に設置予定の作業ヤードとは別物という情報もあります。
 また記事には「政府は来春に埋め立てや本体工事に入り」とありますが、すで
に報じられているように、政府が11・16投開票の知事選前の埋め立て着工を
もくろんでいるという報道もあります。
 ただし防衛局HPは(株)中央開発による海底ボーリング調査は7月から11
月30日までとしています。埋め立て着工を急ぐためボーリング調査を早めに終
えることも考えられますが、そのあたりは調査の進捗度もからむでしょうから、
なお事態は流動的というべきかもしれません。情報を追います。

   −−−−−−集会等のお知らせ−−−−−−

●<1000日目記念冊子希望先●
※<福岡・九州集会>反原発運動1000日の激動の歴史。
一冊 ワンコインカンパで500円です。
送料は何冊でも無料です。
冊子ご希望の方は、〒住所氏名電話番号、冊数を
青柳 y-aoyagi at r8.dion.ne.jp まで。

●「きみへ」 さよなら原発!●
http://youtu.be/kCyPiK48E00
音声と画像(池田@中津・作)★九電本店前ひろば★紹介。

● 九電株主総会で再稼動を阻止するための行動●
 6月26日(木)8:30アピール・チラシ配布
        10:00から サウンド・カラオケデモ
場所:ホテルニューオータニ博多
住所:福岡市中央区渡辺通1-1-2 tel092-714-1111
      地図:http://tinyurl.com/kfd8lpm
ホテル前・チラシ配布:http://tinyurl.com/mk4hgr8
チラシ表:http://tinyurl.com/pvmw7ef
チラシ裏:http://tinyurl.com/kjunjkf
デモコース:http://tinyurl.com/q3cqjn5
呼びかけ:さよなら原発!九州沖縄連絡会 
    (原発いらない!九州実行委員会)
連絡先: 080-6420-6211 青柳

●「原発なくそう!九州玄海訴訟」(玄海原発1万人訴訟)●
          第9回裁判 7月4日(金)午後2時 地方佐賀裁判所
                 原告総数 原告総数 8107名 (6/18現在)
  ホームページ: http://no-genpatsu.main.jp/index.html

● 全九州・全国集会「原発いらない!8.31九州・川内行動」(仮)●
要項詳細:http://tinyurl.com/mqmmstt
     第一回実行委員会
日 時: 7月5日(土)13:30〜17:00
場 所: 深見ビル1階、D会議室
   〒812-0011 福岡市博多区博多駅前4丁目14番1号
      電話:092−411−4860
    地図:http://tinyurl.com/p58mvvo
呼びかけ:原発いらない!九州実行委員会

-- 鹿児島・川内原発再稼動を止めることが全国の原発再稼動を阻止する--
8/31 川内に行こう! 再稼働を許さない! 決意。原発いらない!意思表明。

 全九州・全国集会「原発いらない!8.31九州・川内行動」(仮)
〇日程: 8月31日(日)
〇開催場所: 川内原発現地

● 小出裕章(京都大学原子炉実験所助教)さん講演会 ●
日時: 9月26日(金)開場18:00 / 開始18:30
場所: 福岡市立中央市民センターホール 
住所: 福岡市中央区赤坂2丁目5-8 tel092-714-5521
    地図:http://tinyurl.com/ll3slxq
主 催:さよなら原発!福岡
共 催:原発とめよう!九電本店前ひろば
   「原発なくそう!九州玄海訴訟」福岡地区原告団・弁護団
参加費:800円、避難者の参加費は400円。
連絡先:原発とめよう!九電本店前ひろば(090-6420-6211・青柳)

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       ★☆ 原発とめよう!九電本店前ひろば・テント★☆
       午前10時から午後5時。(土・日曜・休日は閉設) 
      ♪ みなさん、一緒に座って・語り合いませんか☆
     場所:九州電力本店前 福岡市中央区渡辺通2丁目1-82
    地図:http://www.denki-b.co.jp/company/map19.html
      ★☆ (ひろば・テント080-6420-6211青柳) ☆★
       <facebook、twitter、ブログ等で拡散よろしく>

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〒812-0041
福岡市博多区吉塚5-7-23
      青柳 行信
電話:080-6420-6211
y-aoyagi at r8.dion.ne.jp
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青柳  y-aoyagi at r8.dion.ne.jp


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