[CML 032067] 向日市:福井地方裁判所の「再稼働差し止め」判決を尊重し、大飯原発の再稼働中止を求める意見書
maeda at zokei.ac.jp
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2014年 6月 19日 (木) 23:00:38 JST
前田 朗です。
6月19日
京都府向日市の市議会議員・杉谷伸夫さんからのメールの転送です。
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昨6月18日、向日市議会で、私が共同提出者の一人となって提出した下記の意見
書が可決されましたので、お知らせします。
採決結果は、賛成10:反対9でした。反対は自民系会派と公明党。その他の会
派・議員が賛成。
なお、「労働者保護ルールの改悪に反対する意見書」も提案されていましたが、
こちらは、賛成9:反対9:(退席1)で、議長裁決の結果、残念ながら否決され
ました。
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福井地方裁判所の「再稼働差し止め」判決を尊重し、大飯原発の再稼働中止を求
める意見書
原発の再稼働中止を求める世論は一層高まり、時事通信の5月の世論調査では
「原発ゼロ」を求める声は、84.3%に達している。
このような中で、5月21日、福井地方裁判所(樋口英明裁判長)は、「ひと
たび深刻な事故が起これば多くの人の生命、身体やその生活基盤に重大な被害を
及ぼす事業に関わる組織には、その被害の大きさ、程度に応じた安全性と高度の
信頼性が求められて然るべきである」と指摘し、「大飯原発から250キロ圏内
の住民は、運転によって人格権が侵害される具体的な危険がある」と延べ、関西
電力大飯原発3,4号機の運転再開の差し止めを命じた。
いま、原子力規制委員会による新基準に基づく原発審査が進められているが、
原発の危険性の本質やそのもたらす被害の大きさは、福島原発事故を通じて十分
に明らかになっており、審査が終わっても、原発の安全性が確保されるものでは
なく、そのことを明確にしたのが、今回の福井地方裁判所の「再稼働差し止め」
判決である。
原発から約60〜70キロメートルに居住する向日市民は、この判決の当事者
である。
我々、向日市議会は、平成24年3月「大飯原発の再稼働中止を求める意見書」
を全会一致で可決したが、ここに改めて、向日市民の生命と安全を守るため、今
回の福井地方裁判所の判決を尊重し、大飯原発3、4号機の再稼働を中止するこ
とを、国に対し強く求めるものである。
以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。
平成26年6月18日
京都府向日市議会
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