[CML 032045] Re: 『「記憶 反省 そして 友好」の追悼碑』(群馬の森)に対する右翼の妨害

higashimoto takashi higashimoto.takashi at khaki.plala.or.jp
2014年 6月 19日 (木) 09:37:10 JST


群馬県立公園群馬の森にある『「記憶 反省 そして友好」の追悼碑』の存続要請運動は、昨年から続いていた「追悼碑の撤去を
求める請願」という右翼の妨害行為を残念ながら阻止することはできませんでした。

私も『「記憶 反省 そして友好」の追悼碑』の存続を求める要請文を、この右翼の請願を群馬県議会の運営委員会で審議される
日の5月19日まで弊ブログのフリースペース欄に貼りつけて小さな抵抗を試みていたのですが残念です。

「vanacoralの日記」の筆者がこの件について記事にしています。「公園に追悼碑を置いてはいけないの?」
http://d.hatena.ne.jp/vanacoral/20140618

以下、この件に関する東京新聞の記事。

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■強制連行追悼碑の設置許可 取り消しの請願決定 県議会(東京新聞【群馬】 2014年6月17日)
http://www.tokyo-np.co.jp/article/gunma/20140617/CK2014061702000147.html

 県立公園「群馬の森」(高崎市)にある韓国・朝鮮人の強制連行追悼碑をめぐり、碑を管理する市民団体が碑を政治利用した
として、別の市民団体が県に設置許可の取り消しを求めている請願三件が十六日、県議会本会議で賛成多数で決定された。

 本会議の賛成討論で、自民の橋爪洋介県議は「設置許可は(政治利用しないなどの)条件付きで下りたのに、それがほごに
されたのは遺憾」と述べた。

 反対討論では、リベラル群馬の黒沢孝行県議が「日中、日韓関係が良くないときに、群馬の地から火に油を注ぐべきではない」
と指摘。共産の伊藤祐司県議は「朝鮮人に過酷な労働を強いたのは歴史的事実」と述べた。

 閉会後、大沢正明知事は報道陣に「追悼碑は公園に本当にあるべき施設かどうか、問題はある。公園は県民の憩いの場でな
くてはいけない」と語った。

 碑は二〇〇四年に設置され、「記憶 反省 そして友好の追悼碑を守る会」(前橋市)が管理。県は碑の前の追悼集会で一部の
参列者が政治的な発言をしたとみて、一月末の設置期限後も設置許可の更新を保留している。

 請願は市民団体「新しい日本を考える群馬の会」(富岡市)などが提出し、九日の常任委員会で二件が採択、一件が一部採択
となっていた。 (菅原洋)
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東本高志@大分
higashimoto.takashi at khaki.plala.or.jp
http://mizukith.blog91.fc2.com/


From: maeda at zokei.ac.jp
Sent: Sunday, May 11, 2014 9:33 AM
To: pmn ; 市民のML ; P-8 ; 無防備地域運動 ; all-rentai ; vaww-rac ; erd-net 
; wam_ml
Subject: [CML 031261] 『「記憶 反省 そして 友好」の追悼碑』(群馬の森)に対する右翼の妨害
前田 朗です。
5月11日

転送です。

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群馬県立公園群馬の森には、太平洋戦争中の労務動員により
作業現場で亡くなられた多くの方々を偲び、二度と過ちを繰り返さず
未来に向けて友好を深めていくことを決意した、『「記憶 反省 そして
友好」の追悼碑』が2004年に建てられました。毎年5月には
碑の前で追悼と未来の友好のための行事が行われてきましたが、
昨年から、右翼の妨害によって碑前での行事が行えなくなっています。
妨害行為はさらにエスカレートし、公有地から碑を撤去せよとの請願が
県議会に提出され、意見も多数(100件以上)届けられている
とのことです。「撤去を求める請願」は県議会の運営委員会で来る
5月19日に審議されることになっています。

上記撤去請願を採択させないためには、撤去の意見の数を上回る
存続要請を県に届ける必要があります。碑を存続させるために、是非
メール、電話、FAX、はがきなどで、県に存続を訴えて下さいますよう
お願い致します。

群馬県庁(〒371-8570 群馬県前橋市大手町1丁目1-1
電話:027-223-1111)
担当課:県土整備部都市計画課
電話 027-226-3651
FAX 027-221-5566
keikakuka at pref.gunma.lg.jp

どうぞ宜しくお願い致します。

参考のために、碑文を以下に掲載します。

============ 碑文 ===========

追悼碑建立にあたって

20世紀の一時期、わが国は朝鮮を植民地として支配した。また、先の
大戦のさなか、政府の労務動員計画により、多くの朝鮮人が全国の鉱山や
軍需工場などに動員され、この群馬の地においても、事故や過労などで
尊い命を失った人も少なくなかった。
21世紀を迎えたいま、私たちは、かつてわが国が朝鮮人に対し、多大の
損害と苦痛を与えた歴史の事実を深く記憶にとどめ、心から反省し、二度と
過ちを繰り返さない決意を表明する。過去を忘れることなく、未来を見つめ、
新しい相互の理解と友好を深めていきたいと考え、ここに労務動員による
朝鮮人犠牲者を心から追悼するためにこの碑を建立する。この碑に込め
られた私たちのおもいを次の世代に引き継ぎ、さらなるアジアの平和と
友好の発展を願うものである。

2004年4月24日

「記憶 反省 そして友好」の追悼碑を建てる会

碑文中「朝鮮」及び「朝鮮人という呼称は、動員された当時の呼称を
そのまま使用したもので、現在の大韓民国、朝鮮民主主義人民共和国、
及び両国の人達に対する呼称である。




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