[CML 031971] その「戦死」に納得ができるのか

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2014年 6月 15日 (日) 20:28:16 JST


 坂井貴司です。
 
 集団的自衛権行使容認が現実のものとなってきました。

 集団的自衛権行使容認が閣議決定されたとします。

 アメリカは歓迎します。安倍政権は大喜びでしょう。

 中国は日本を仮想敵国として明確に位置づけます。

 そこから先のことです。

 日本が集団的自衛権を行使するのは、多くの日本人が聞いた事がないようなア
フリカや中東の地であると言われています。ソマリアやジブチ近辺の可能性が高
いと言われています。イラクやシリア、アフガニスタンもあるとのことです。

 集団的自衛権を行使するのは国家ではなく、「テロ組織」、「海賊」、「武装
集団」の可能性が高いそうです。

 自衛隊員がそれらと戦い、戦死したり、負傷して障害を負った場合、彼らと遺
族を納得させられる「理由」を日本政府は用意できるのでしょうか?

 国際貢献、国際平和、国際協力、日本の国益、日米同盟を守るために死にまし
た、と言われて納得できるのでしょうか?

 産経や読売が、戦死したり負傷した自衛隊員を賞賛するキャンペーンを洪水の
ように流したり、ネトウヨが賞賛する書き込みをしたり、靖国神社が神として合
祀したとしても、それで納得できる者はほとんどいないのではないでしょうか。
 
 遺族が遺影を掲げて首相官邸や国会へ、あるいは自民党や公明党本部へ押しか
けて、「父を返せ!息子を返せ!」と叫ぶ姿が私の目に浮かびます。それは当然
のことだと思います。 
 
 


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