[CML 031961] (2-2)【報告】第1152日目報告★原発とめよう!九電本店前ひろば★
青柳 行信
y-aoyagi at r8.dion.ne.jp
2014年 6月 15日 (日) 07:11:32 JST
青柳行信です。6月15日。
<つづき>
★ 黒木 さんから:
木内みどりさんに聞いた 「脱原発」のため、私がやれることは何でもやる
2014年6月11日up
※記事を引用する場合は出典の明記「マガジン9:http://www.magazine9.jp/」
をお願いします
・2005年3月1日に「マガジン9条」として発足。
(「マガジン9条」の発起人は石坂啓(漫画家)、上原公子(前国立市市長)、
小山内美江子(脚本家)、香山リカ(精神科医)、姜尚中(東京大学教授)、き
むらゆういち(絵本作家)、小林カツ代(料理研究家)、小室等(ミュージシャ
ン)、斎藤駿(カタログハウス相談役)、佐高信(評論家)椎名誠(作家)、
ピーコ(服飾評論家)、毛利子来(小児科医)、森永卓郎(経済アナリスト)、
吉岡忍(ノンフィクション作家)、渡辺一枝(作家)、渡辺えり(劇作家/演出
家/女優))
当初は、自民党を中心とした憲法改正の動きが活発にあり、9条や改憲の啓蒙運
動を主旨とするウェブマガジンとして立ち上がりました。2006年にネット上
で展開した「マガ9国民投票」は大きな反響を呼び、マスメディアにも取り上げ
られました。
・憲法9条から25条や99条の問題へ
その後、9条(平和憲法や安全保障)の問題だけでなく、25条(生存権)にか
かわる、貧困問題や労働問題、また憲法99条にかかわる立憲主義についてな
ど、フィールドが広がっていきます。2009年衆院選挙では、全民主党候補者
に対して、「憲法9条をどう考えるか?」というアンケートを実施しました。ま
た出版社とのコラボにより、人気コラムが書籍化。これまでに10冊が出版されて
います。
読者アンケートの結果から「社会や憲法、時事問題への関心が高く、マスメディ
アの報道だけではあきたらず、さまざまな情報を集めて、自分なりの考えを形成
する30代〜40代の男性」という読者層が浮かび上がってきました。
・2010年5月12日に「マガジン9」にサイトリニューアル
6年目を迎え、より使いやすく読みやすい「憲法と社会問題を考えるウェブマガ
ジン」として、リニューアルしました。「マガジン9」の9は、憲法9条だけで
なく、立憲主義の99条であり、刑法9条のことでもあります。
「マガジン9」が目指すものは、問題を抱える当事者や問題意識を持つ人たち
が、専門家、研究者、運動家たちとのコミュニティを形成し、「社会変革へのパ
ワー」となる世論を作り出すプラットホームとなることです。
木内みどりさんに聞いた
(その1)
「脱原発」のため、私がやれることは何でもやる
福島第一原発の事故後、各地の脱原発集会やデモで、司会やスピーチに飛び回っ
ている女優の木内みどりさん。「脱原発のためなら、私にできることは 何でも
やる」と語る、その強い思いの源泉はどこにあるのか。3・11以前を振り返り
つつ、お話しいただきました。
木内みどり(きうち・みどり)
女優 1965年、劇団四季に入団。1969年、TBS『安ベエの海』でドラマデ
ビュー。その後も、映画・テレビドラマ・舞台に数多く出演し、コミカルなキャラ
クターから重厚感あふれる役柄まで幅広く演じている。『天才・たけしの元気が
出るテレビ!!』など、数々のバラエティ番組でも活躍。女優業の傍ら、坂本龍一
氏と共に、チベット文化の維持・継承をサポートする「ノルブリンカ・ジャパン」
を設立し、社会貢献運動も行う。3・11以降は、脱原発集会の司会などを積極
的に引き受け、勢力的に活動をしている。twitterでも発信中。
水野木内みどり @kiuchi_midori
「私にも責任がある」そう気がついて動き出した
編集部
木内さんは、脱原発について積極的に発言をしたり、地方選で脱原発を公約
に掲げる候補者の応援をしたり、さまざまな活動をされていますね。日本の芸能
界では、自身の社会的スタンスや政治的スタンスを明らかにしない人が多い中
で、女優である木内さんは、ご自分の考えをはっきりとおっしゃっている。そも
そも、そうした発言や行動のきっかけは何だったのか、お聞かせください。
木内
きっかけは3・11です。福島第一原発事故後、何が起きているのか、原発
がどうなっているのかもまったくわからなくて外出もできず、悶々としていた時
期があったんですね。そのときに「たね蒔きジャーナル」(MBSラジオ)の小
出裕章さんのお話を聴くようになって、そこだけおいしい酸素があるみたいに感
じて、毎日聴いていたんです。iPhoneにも落として、何度も何度も繰り返
し聴くうちに事の次第がだんだんわかってきて、それと同時にテレビのニュース
も新聞もあまり信じられなくなり、ウェブでの情報を拾うようになっていったん
ですね。
そうして半年くらい経った頃でしょうか。小出さんが、原発政策は「国を挙
げてやってきたことだから、騙されてもしようがないけれど、騙されたあなたに
も責任がある」と。「騙されたことを認識しないと、また騙される、また事故が
起きる」ということをおっしゃっていて、その言葉にハッとして「私にも責任が
あるんだ」というふうに自覚したんです。
というのは、私の夫の水野誠一は、2001年の静岡県知事選に出ているん
ですね。私はそのときは政治のことなんか何もわからないし、最初は「絶対嫌
だ!」と大反対したんですけれど。どうして彼が県知事選に出たかったかという
と、彼の父親の水野成夫は、静岡県の浜岡町(現在は御前崎市の一部)の出身
で、フジテレビを設立したり、産経新聞の社長をつとめたりしたのですが、
1960年代に浜岡原発の誘致をするときに協力した人なんです。ところがチェ
ルノブイリの原発事故が起きたことで、息子である水野は「浜岡だって危ないん
じゃないか」と危機感を持って勉強をし出したんですね。
県知事選出馬の話が持ち上がったのは、水野は当時、参議院議員だったの
で、政治がわかっていて、マーケティングがわかっていて、人柄としてもクリー
ンだということで、地元の学生と主婦が頼みにきたわけです。だからバックも何
もなかったんですが、水野は、浜岡原発を止める「いいチャンスだ」と、せっか
くチャンスがあってお願いされているのに、「僕は逃げるわけにはいかない」と
言ったんですよ。それはやっぱり「人としてかっこいいな」と思ったので、私も
ひと夏、選挙のためにものすごく頑張ったんです。
編集部
県知事選のときは、水野さんは浜岡原発の危険性を正面切って訴えたのです
か?
木内
はい。静岡空港建設反対と浜岡原発停止を言ったんですが、浜岡の話をする
と、場がシラーっとなって、人がすーっと引くのがわかるんですよ。私もそのと
きは原発のことをまったく理解していなかったから、側で聞いていて「また難し
い話をし出した」みたいな。「ねえ、浜岡の話題はやめない?」なんて言ってい
たくらい、わかっていなかったんですよね。
結局、選挙は現職にダブルスコアで負けて、そのとき身に沁みたのは、有権
者のみなさんの県政への無関心ぶり。私は原発の話はしなかったけれど、福祉政
策とかいっぱい訴えたんです。でも、全然手ごたえがなくて、この無関心ぶりは
すごいなって。
あと、選挙の結果が出た後で、地元の財界の人たちから「もっとうまくやれ
ば勝たせてやったのに」みたいな話も聞いたりして、私は政治の素人ですから、
そういう選挙のあり方に「なんて嫌な仕組みなんだろう」と絶望したんです。そ
れで政治とか選挙とか、どんどん嫌いになってしまって。
編集部
それから10年後の2011年3月11日に、福島第一原発事故が起きた。
木内
事故が起きてから「ああ、本当に起きちゃったんだ…」と。そこに小出さん
の「あなたにも責任がある」という言葉が心に響いて、静岡県知事選のときに、
もう少し原発の問題を理解して動いていたら、ちょっとは違っていたかもしれな
いという思いが、一気にわき上がってきたんですね。「私にも責任がある」って
気づいてしまったんだから、「できることは全部やるぞ」と決意したのが、今
やっているいろいろな活動のはじまりです。
国内外の脱原発運動に参加して
編集部
現在は脱原発集会の司会ほか、多彩な活動をされていますね。
木内
ツイッターで発信したり、脱原発集会に参加したりしているうちに「司会を
してください」とか「官邸前抗議でスピーチをしてください」とか、そういう機
会がだんだん増えていきました。
その流れで、この4月にロンドンの日本大使館前での脱原発集会で、英語で
スピーチというのを大胆にもやってしまったんですけれど(笑)。その脱原発集
会では、キャサリン・ハムネットという著名なデザイナーもスピーチをして。
30年くらい前、彼女が来日したときに私は雑誌で対談をしているんです。その
とき彼女がプレゼントしてくれたTシャツには「WORLDWIDE
NUCLEAR BAN NOW」というメッセージが大きなロゴで書いてあっ
て、かっこいいTシャツなんですけれど、当時はそのメッセージが全然わから
ず、わかろうともせず着ていたんですよ。
それで3・11後に、「あっ」と思ってTシャツを見てみたら、「全世界の
すべての核を今すぐ禁止せよ」という意味だったことに気がついたんです。そこ
でまた、彼女がこれをくれた30年前に、今やっているように全身全霊で反対運
動をしていたら、原発をめぐる状況はどうなっていただろうという思いが、ます
ます自分の中で強くなっていったんです。
編集部
ロンドンの脱原発集会では「私の人生は、福島の事故後に完全に変わり、脱
原発のためにできることはすべてやろうと決心した」とスピーチをしていますね。
木内
だからね、3・11以前の私から見たら、もうとんでもないことをしている
わけで、そういう流れになってしまっている自分に、いちばん驚いているのは自
分だし、怯えているのも自分なんです。でも勇気を出してやればやれないことで
はない。それに、私はどこの組織にも所属していないし、自分の考えを自由に言
えばいいんだから、ひとつずつやっていくと、それなりに達成感はあるんです
よ。ロンドンの脱原発集会では、キャサリンがものすごく喜んでくれて「一生友
だちでいよう」って言ってくれたり。
あとはアメリカに「NUCLEAR HOTSEAT」という大きなウェブ
サイトがあって、これはスリーマイル島の原発事故後に立ち上がったサイトなん
ですね。そこが3・11の3年目に、ポッドキャストで福島特集を世界に発信す
るというプロジェクトを組んだんです。それで小出さんや山本太郎さんや水野の
他、私も「インタビューに答えてください」と言われて、「私ごときが」とため
らったのですが、自分の気持ちを喋ればいいんだと思ってお話ししました。
編集部
木内さんの、脱原発を訴える活動は、日本国内だけでなく、世界にも広がっ
ているんですね。
木内
でも、いろいろやらせてもらって思うのは、デモや集会のやり方ももっと考
えなきゃいけない。私もデモに行ったり、座り込みに行ったり、署名したり、お
金を寄付したり、お金を集めたり、やって、やって、やって、やって…。だけ
ど、やっているうちに「なーんにも変わらないじゃない、デモを何万回やっても
おんなじじゃないのーーーっ!!!」というもどかしさが大きくなっていったん
ですね。
「さようなら原発1000万人アクション」という集会でも、私は何回か司
会をしていますが、例えばデモをするときでも、せっかくノーベル賞作家の大江
健三郎さんが先頭を歩いてらっしゃるのだから、「KENZABURO OE」
とプラカードを出したり、動画に英語のテロップを入れたりすれば、世界の人が
見てくれるじゃないですか。デモや集会のやり方や発信の方法を変えていくこと
は、本当にこれからの課題だと思います。
原発や政治について、
「言えない」社会の空気
編集部
一方で、脱原発に向けて、行動する人々は多数派とはいえません。それは社
会の中に、政治的な話をするのはタブーだというような空気が漫然とあるからで
はないでしょうか。原発の話題を出すと「引かれるんじゃないか」と思ってし
まったり、若い人たちからも「友だちと政治の話はしにくい」という声を聞きま
す。
木内
たぶん、1人1人が自分の足で立っていないんだと思うんです。誰かが褒め
てくれたり、誰かが認めてくれたり、何かの会に所属したり、支え合っていない
と倒れてしまう人が多いというか。だから、原発再稼働はおかしいと思っても動
けなかったり、「こんなこと言ったら嫌われるんじゃないか」と気にしてなんに
も言えなくなってしまうんじゃないですか。
もともと私は1人で行動するのが好きなんですね。小学生の頃からヘソ曲が
りで、学校の集団行動も大嫌いだった(笑)。3・11以降「できることは全部
やる」と決めてからも、グループ活動は苦手なので、動くのはいつも1人。だか
ら考えも誰とも似ていないと思うんですよ。知識の足りないこの自分の頭で判断
しているので。その代わり、本当に知りたいことを知ってきたから、私はこの考
えで最後までいこうと思っています。
編集部
本来はそうやって組織や会に属さない、それぞれ自立した個人がつながって
いくのが理想ですね。どんな運動でも人と人の結びつきが生まれますから。木内
さんは、原発問題に関わるようになって、交友範囲もずいぶん変わったのではな
いですか?
木内
3・11前と後では、友人はかなり入れ替わっちゃいました。「なんだかす
ごい頑張っているのね…」みたいな、冷やかな言い方をする友だちは「もう会っ
てくれなくてけっこうです」って(笑)。私のほうで、そういう人たちは色あせ
てしまったんですね。あれだけの事故が起きて、原発の危なさが見えたのに、全
然興味を持たないでいられることが、私にはわからない。
編集部
芸能界に限らず、私たち一般社会においても、なかなか、政治や原発の話題
は出しにくいわけで…。でも、何かきっかけをつくって、話しかけていくことは
大事ですね。
木内
そう、先日も友人のお誕生日会で久しぶりに会った知人がいるんです。彼女
は、政治に関してしっかりとした自分の考えを持っているので、せっかくの会な
のに、2人で「いや、そうじゃない!」「私はそうは思わない!」なんて、
ちょっと言い合いになったんですね。でも、おたがいの意見は違うけれど、彼女
は「こういう場で政治の話をするのは初めて」と言うんです。「本当はこうある
べきよね。日本の女の人はやらなさ過ぎ。そこは問題だから大いにやりましょ
う」と言っていました。だから、私もひるまずに、原発のことを聞いてくれそう
な人がいたら、どこでもどんどん喋ろうと思うんですよ。
<その2へつづきます>
★ たんぽぽ舎 さんから:
【TMM:No2199】
2014年6月14日(土)地震と原発事故情報−4つの情報をお知らせします
━━━━━━━
☆1.「金曜デモ」の全国への広がりは30都道府県36グループ
「川内原発再稼働反対鹿児島行動」(6月13日)が大きく報道(東京新聞)
みんなの作った横断幕もしっかり写真に! 坂東喜久恵(たんぽぽ舎)
☆2.本の紹介 ルポ『原発はやめられる―ドイツと日本』
(小坂洋右 著/寿郎社)
☆3.メルマガ読者からイベント案内(問い合わせは主催者へお願いします)
◆9/20(土)自民党にも脱原発派!河野太郎氏と秋本真利氏大いに語る
会場:千葉市文化センター5階セミナー室
☆4.新聞より3つ
◆福島第一の1週間 2号機水位 わずか30センチ
(6月14日東京新聞より)
◆30の都道府県で36グループ活動 (6月14日東京新聞より)
◆金曜日の声 官邸前 (6月14日東京新聞より抜粋)
━━━━━━━
┏┓
┗■1.「金曜デモ」の全国への広がりは30都道府県36グループ
| 「川内原発再稼働反対鹿児島行動」(6月13日)が大きく報道(東京新聞)
| みんなの作った横断幕もしっかり写真に!
└──── 坂東喜久恵(たんぽぽ舎)
6月13日(金)、鹿児島県庁前での県議会初日に合わせた川内原発再稼働反対現
地行動の記事が、東京新聞29面に大きく報道されている。
「川内原発動かすな!東日本決起集会実行委員会(事務局:経産省前テントひ
ろば、再稼働阻止全国ネットワーク、たんぽぽ舎)が呼びかけ首都圏からも120
名以上の人たちが駆けつけた。
東京新聞の写真には、たんぽぽ舎に集まってみんなで力を合わせて作った横断
幕が、きれいにしっかり写っており、「川内原発再稼働反対」を訴えている。
(鹿児島県庁前の行動参加者は最終的に1000人を超えました。)
この13日をはさみ、現地でしっかり応援行動を頑張っています。
詳細の報告は後日。
◆川内再稼働反対 鹿児島に700人 金曜デモ全国連携
東京から約千キロ離れた鹿児島県でも、首相官邸前と同じように原発再稼働に
反対する「金曜デモ」が続いている。お膝元の九州電力川内原発(薩摩川内市)
は最も早く再稼働が認められる可能性がある。いつもは十数人のこぢんまりした
集まりだが、13日は全国に呼び掛けたところ、東京や大阪、福島などから700人
(主催者発表)が集まった。官邸前で100回を超えた「金曜日の声」は、全国に
広がり横のつながりも生まれている。
「再稼働やめろ」「川内原発動かすな」。午前9時、鹿児島県庁前に色とりど
りののぼりやプラカードが掲げられた。「川内原発は火山の噴火、活断層などで
危険」「県の避難計画は不十分」。マイクを握った人々が口々に訴える。いつも
の金曜デモは夕方だが、この日は県議会初日に合わせ、朝から始まった。
101回目を迎えたデモ。普段のデモの中心となっている「かごしま反原発連合
有志」代表の岩井哲さん(67)は「官邸前に倣って始めた。毎週金曜日にデモを
すると全国と歩調がそろうし、続けることで運動にリズム感が出る」と話す。
(中略)
川内原発がある薩摩川内市から駆けつけた鳥原良子さん(65)も五、六人の
仲間と地元で金曜デモをしている。「しがらみで声を上げられない市民が多い。
私たちが街頭に立っていれば、声を掛けるなどして、反対の意思表示ができる」
この日はルポライターの鎌田慧さんの姿も。参加者らは県庁前で声を上げた
後、近くにある九州電力の支店へ行進。市内の繁華街でも再稼働反対を訴えた。
東京の経済産業省前にある脱原発テントの中心メンバー、淵上太郎さん(71)
も参加した。「金曜デモに行けば、いつでも誰でも原発反対の意思を示せる。官
邸前も人は減ったが、今でも初参加の人を見かける。続けていくことが大切だ」
(6月14日東京新聞より抜粋)
┏┓
┗■2.本の紹介 ルポ『原発はやめられる―ドイツと日本』
| (小坂洋右 著/寿郎社)
└────
☆ルポ『原発はやめられる―ドイツと日本』
(小坂洋右 著/寿郎社 本体価格1,700円)
読み応えのある本です。帯書きの文と目次(序章〜第10章)を紹介します。
【帯書きの文】
この地震国で原発に対する100パーセントの安全対策は不可能だ。地震・津波
以外にも想定されうる数多くのリスクがある。それでも原発を持ち続けるのか―
福島第一原発事故後、その議論はされてもしかるべきだった。いや、今でも日本
で議論されなくてはならない最重要課題は「地震国の日本で、これからも原発を
使い続けるかどうか」という命題であるはずだ。ドイツに倣えば、「人類は社会
的、倫理的、生態学的に原発を許容できるのか」という問いにもなろう。だが、
そうした根源的な問題を日本政府は議論してこなかった。原発事故から2年経っ
ても本質的な問題を避けたまま、今日に至っている。では同じく原発事故を起こ
した27年前の旧ソ連はどうだったのか(本文第10章より)
序 章 1992年、ベラルーシで
第1章 倫理委員会で決めたドイツの脱原発
第2章 社会学者を訪ねてドイツへ
第3章 科学文明のリスク―チェルノブイリの教訓
第4章 福島第一原発事故という人災事故
第5章 モラルが崩壊する時
第6章 未来のつけ
第7章 ドイツエネルギー転換の現場
第8章 熱い住民運動、中立の専門家
第9章 福島―コミュニティの分断と生命圏の痛み
第10章 日本の進むべき道
終 章 前福島県知事・佐藤栄佐久さんとの対話
※寿郎社は北海道の出版社です。「スペースたんぽぽ」でも取り扱っておりま
す。「スペースたんぽぽ」で講座受講の際などに展示本をご覧ください。
┏┓
┗■3.メルマガ読者からイベント案内(問い合わせは主催者へお願いします)
└────
◆ 自民党にも脱原発派!河野太郎氏と秋本真利氏大いに語る
日 時:9月20日(土)18:30から21:00
場 所:千葉市文化センター5階 セミナー室
内 容:自民党エネルギー政策議員連盟で脱原発を掲げて活躍されている、河
野太郎氏と秋本真利氏に大いに語ってもらい、その後質疑・意見交換を行ないます。
主 催:「9・20講演会実行委員会」
連絡先:290-0005 千葉県市原市山木590-2 TEL:090-2553-2587
入場無料 会場の都合で、先着140名までとなります。
万障お繰り合わせの上多くの方の参加を心よりお願い申し上げます。
┏┓
┗■4.新聞より3つ
└────
◆ 福島第一の1週間 2号機水位 わずか30センチ
東京電力福島第一原発では7から13日、2号機の格納容器に温度計や水位計を
入れ、底にたまっている冷却水の水位を実測したところ、わずか30センチと判明
した。溶けた核燃料の多くは水に漬かっておらず、空冷に近い状態とみられる
が、東電は水温や空気温などから十分に冷えているとみている。
建屋に流れ込む前の地下水をくみ上げて海に放出する「地下水バイパス」で
は、基準超えの放射性トリチウムを検出した井戸からのくみ上げを再開。ほかの
井戸の水と混ぜて濃度を薄めるという。
原発から1キロほど南側で9日に採取した海水では、セシウム濃度が1リット
ル当たり6・7ベクレルと水としては高い値を計測。東電は、近くに河口があ
り、汚れた砂やちりが海に流れ込んだとみている。
(【福島第一原発の現状】4炉の図は−省略)(6月14日東京新聞より抜粋)
◆30の都道府県で36グループ活動
2012年3月、東京・永田町の首相官邸前で始まった「金曜デモ」は全国に広が
り、多くは現在も続いている。
官邸前デモを呼び掛けている「首都圏反原発連合」のホームページ(HP)に
登録しているのは、北海道から鹿児島県まで30都道府県の36グループ。原発が立
地する13道県では半数超の7道県でデモが行われている。
登録せず活動しているグループもあり、実際にはより多くの地域で行われてい
るようだ。
官邸前、鹿児島とともに名古屋も百回を超えた。関西電力東海支社(名古屋市
東区)前に、最も多い時には千人近くが集まり、今も百人前後が参加する。市民
グループ「ナゴヤaction!原発ゼロ」の藤原葉月さんは「いま集まってい
る人たちは長期戦を覚悟している。仮に川内原発が再稼働しても、原発反対の声
は上げ続けたい」と話す。 (6月14日東京新聞より)
◆金曜日の声 官邸前
○神奈川県大和市の会社員 出崎知一さん(40)父母の実家が山口県の上関原発
計画地と石川県の志賀原発のそば。原発に悪い印象はなかったが、「3・11」
の後は「日本の未来に少しでも貢献できれば」との思いでデモに参加している。
○埼玉県越谷市の無職 井田正信さん(70)地元の駅周辺でも毎月第3金曜にデ
モがあり、毎回顔を出している。今日は知人が川内(せんだい)原発の再稼働反
対を訴える鹿児島の集会に参加した。各地の運動がまとまれば、政権の暴走を止
められるのでは。 (6月14日東京新聞より抜粋)
★ 井上澄夫 さんから:
公明党が集団的自衛権の行使を限定的に容認する方針に転換しました。これは
同党が与党であることのうま味を捨てきれず、連立維持を優先させて、安倍首相
の解釈改憲強要に屈服したということです。
このままではこの国は、「戦争をする国」「戦争ができる国」になってしまい
ます。
6・14付沖縄タイムス・社説「[集団的自衛権]岐路に立つ「平和の党」」
を記事の冒頭に置きました。
これもあえて冒頭に配した6・14付琉球新報・コラム<金口木舌>「オスプレ
イにまつわる造語」にもご注目を。
6・14付琉球新報記事「国の辺野古埋め立て設計契約 ブイ配置計画も包含」
は非常に重要です。防衛省は新基地建設反対運動の抗議行動を阻止するために、
辺野古周辺海域にブイを設置することをずっと前から企んでいました。
稲嶺名護市長の訪米についての5・23付ニューヨーク・タイムズの報道を紹介
します。
普天間基地の機能はAH1攻撃ヘリ3機の追加配備によっていよいよ強化されま
す。これで普天間の米軍機は66機になりました。政府は辺野古新基地を利用す
るのは計58機としていますが、いったん基地ができれば駐機数がどんどん増え
ていくことはこの追加配備の一事だけみても明らかです。
普天間基地がもたらす騒音被害はますます大きくなります。
−−−−−−集会等のお知らせ−−−−−−
●<1000日目記念冊子希望先●
※<福岡・九州集会>反原発運動1000日の激動の歴史。
一冊 ワンコインカンパで500円です。
送料は何冊でも無料です。
冊子ご希望の方は、〒住所氏名電話番号、冊数を
青柳 y-aoyagi at r8.dion.ne.jp まで。
●「さよなら原発!福岡」例会 6月19日(木)18時30分〜
福岡市人権啓発センター(ココロンセンター)10F
福岡市博多区下川端3-1 博多リバレイン 092-262-8464
地図:http://tinyurl.com/mkzzusw
● 九電株主総会で再稼動を阻止するための行動●
6月26日(木)「8:30集合」
場所:ホテルニューオータニ博多
住所:福岡市中央区渡辺通1-1-2 tel092-714-1111
地図:http://tinyurl.com/kfd8lpm
チラシ表:http://tinyurl.com/mrkpqk6
チラシ裏:http://tinyurl.com/kjunjkf
●「原発なくそう!九州玄海訴訟」(玄海原発1万人訴訟)●
第9回裁判 7月4日(金)午後2時 地方佐賀裁判所
原告総数 原告総数 8070(6/3現在)
ホームページ: http://no-genpatsu.main.jp/index.html
● 全九州・全国集会「原発いらない!8.31九州・川内行動」(仮)●
要項詳細:http://tinyurl.com/mqmmstt
第一回実行委員会
日 時: 7月5日(土)13:30〜17:00
場 所: 深見ビル1階、D会議室
〒812-0011 福岡市博多区博多駅前4丁目14番1号
電話:092−411−4860
地図:http://tinyurl.com/p58mvvo
呼びかけ:原発いらない!九州実行委員会
-- 鹿児島・川内原発再稼動を止めることが全国の原発再稼動を阻止する--
8/31 川内に行こう! 再稼働を許さない! 決意。原発いらない!意思表明。
全九州・全国集会「原発いらない!8.31九州・川内行動」(仮)
〇日程: 8月31日(日)
〇開催場所: 川内原発現地
● 小出裕章(京都大学原子炉実験所助教)さん講演会 ●
日時: 9月26日(金)開場18:00 / 開始18:30
場所: 福岡市立中央市民センターホール
住所: 福岡市中央区赤坂2丁目5-8 tel092-714-5521
地図:http://tinyurl.com/ll3slxq
○−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−○
★☆ 原発とめよう!九電本店前ひろば・テント★☆
午前10時から午後5時。(土・日曜・休日は閉設)
♪ みなさん、一緒に座って・語り合いませんか☆
場所:九州電力本店前 福岡市中央区渡辺通2丁目1-82
地図:http://www.denki-b.co.jp/company/map19.html
★☆ (ひろば・テント080-6420-6211青柳) ☆★
<facebook、twitter、ブログ等で拡散よろしく>
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〒812-0041
福岡市博多区吉塚5-7-23
青柳 行信
電話:080-6420-6211
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