[CML 031749] (2-2)【報告】第1141日目報告★原発とめよう!九電本店前ひろば★

青柳 行信 y-aoyagi at r8.dion.ne.jp
2014年 6月 4日 (水) 07:22:28 JST


青柳行信です。6月4日。
<つづき>
35.<電力会社、生き残り策に「原子力公社」構想  編集委員 西條都夫 
(1/2ページ) >日経新聞2014/6/3 7:00? 会員限定
http://www.nikkei.com/article/DGXNASFK3100V_R00C14A6000000/
原子力発電所の再開がなかなか進捗せず、電力業界にはイライラが募っているよ 
うだ。5月12日付の日経朝刊によると、北海道電力の川合克彦社長は決算発表の 
席で「疲れが募ると、とげとげしくもなる」と愚痴をこぼした。東京電力の幹部 
も柏崎刈羽原発の再稼働が見通せず、「痺(しび)れる状態が続いている」とい 
う。 「北海道電力と九州電力が日本政策投資銀行に金融支援を要請した」とい 
うニュースが示すように、原発依存度の大きい電力会社は会社存亡の瀬戸際と 
いっても大げさではない。
■崩れる「公策公営」の前提・・・・・・・・ これまで原発について、「国策 
民営」という表現がよく使われてきた。国の政策に従って、民間企業である電力 
会社が原発に投資し、運転する。その意味では間違いではないが、実態としては 
「公策公営」と呼ぶのが、より適切ではないか。電力会社は純粋な「民」ではな 
い。・・・・・・・・だが、こうした「公策公営」を支える前提が急速に崩れつ 
つある。だが、こうした「公策公営」を支える前提が急速に崩れつつある。
政策当局にも近く、電力会社の経営にも関与するある関係者は、福島事故を契機 
として原発をめぐる「3つの経営リスク」が露(あら)わになった、と指摘す 
る。一つは冒頭の北海道電力の例が示すように、原発の稼働率の上下動によって 
電力会社の収益が1000億円規模で大きく揺れ動き、簡単に債務超過にもなってし 
まうこと。2つ目は重大事故が起きたときの巨額の賠償リスク。原子力損害賠償 
法があるにはあるが、それが機能しないことが福島事故で明らかになった。最後 
に巨額の資金調達だ。今後日本では原発の新設があるかどうか不明だが、仮に安 
全性に十分に配慮した原発を1基新設しようとすると7000億円前後の巨額の投資 
が必要になる。
こうした3つのリスクを電力会社が抱えてこれたのは、公的な存在だったからこ 
そだ。今後競争の海に放り込まれ、「普通の民間企業」として再出発するなか 
で、原発という荷物は彼らの肩には重すぎるだろう。
■公社設立でリスク回避も・・・・・・・・例えば、電力各社が出資する日本原 
子力発電などが公社の候補になり得るのではないか。・・・・福島の事故から3 
年。原発と言えば、再稼働の是非ばかりが前面に出るが、日本全体の電力供給体 
制のなかで原発をどう位置づけるのか、事業のあり方の最適解は何か、もう一度 
考え直す時期に来ている。>

36.<核のごみ 現と幻 進むか最終処分(上)覚めない夢/もんじゅ 意義 
変え延命>河北新報6月3日
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201406/20140603_71005.html
・・・・・・時間があれば検索してどうぞ。

今朝届いた西日本新聞朝刊紙面では、
2面に社説、
37.<原発事故避難 検討は十分とは言い難い>
<・・・・・・・・・7ページの鹿児島県の資料に対し、島根・鳥取県の資料は 
17ページもある。・・・・>
社説検索は11時頃から⇒http://www.nishinippon.co.jp/nnp/syasetu/
28面に、8’.と10.の記事。
今朝の紙面は以上です。(6.4.6:00)
※この新聞記事紹介へお気づきのことがあれば、ysykf at yahoo.co.jpまでお知らせ 
ください。
※この記事の部分は次のフェイスブックにも毎日貼り付けています。 
⇒https://www.facebook.com/yasuyuki.funatsu?ref=tn_tnmn

★ FoE Japanの満田夏花 さんから:
6月5日、火山リスクと避難計画に焦点を当てた集会を開催します。
鹿児島のいちき串木野市や薩摩川内市で繰り広げられる運動のポイントについ 
て、現地とも結び、最新情報をお伝えします。
今後、川内原発の再稼働を止めるために欠かせない情報満載です!

※昼間は署名提出もあります。こちらもぜひ!

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■緊急集会
川内原発の再稼働を許さない緊急集会
http://goo.gl/uufbpm
6月5日(木) 18:30〜@文京区民センター
---------------------------------------------

 再稼働の優先審査が行われている川内原発は、火山学者が警告を発する中で、
原子力規制委員会が、巨大噴火の危険が小さいとはいえず、噴火予知ができない 
可能性を認めるに至りました。川内原発は立地不適とすべきです。しかし、規制 
委は火山学者による検討を再稼働後に行うとしています。これは自らが定めたガ 
イドにも反する行為です。
 隣接するいちき串木野市では、いのちを守る避難計画がない中での再稼働に
反対して、全市での署名活動が行われています。原発の避難問題は課題山積です。
いのちを守る避難計画などとてもつくれません。
 緊急集会では、火山審査と避難問題の現状を報告し、地元のみなさんとイン 
ターネットと繋いで最新状況について報告を受け、再稼働を止めるためにいまで 
きることについて考える場にしたいと思います。ご参加ください!

〇日時:6月5日(木)18:30〜20:30
〇場所:文京区民センター3階会議室(地下鉄春日駅・後楽園駅)

○内容
・原子力規制人事案とんだもない!
・川内原発の火山審査の問題点について/阪上 武さん
・どうなっているの?原発事故の避難計画/満田夏花
・串木野・川内の現場の状況/堀田千栄子さん/高木章次さん
 <電話で繋ぎます:以下予定です>
  石神斉也さん(避難計画を考える緊急署名の会会長)
  江藤卓郎さん(避難計画を考える緊急署名の会事務局長)
  鳥原良子さん(川内原発建設反対連絡協議会代表)〇参加費 500円

〇主催:原子力規制を監視する市民の会/福島老朽原発を考える会/FoE
Japan
〇問合せ:090-8116-7155 阪上まで

■署名提出・アピール行動
川内原発の再稼働審査
火山リスク無視するな!緊急署名提出・アピール行動

〇6月5日(木)12:00〜13:30
〇原子力規制委員会前(地下鉄六本木一丁目駅)
〇主催:原子力規制を監視する市民の会/福島老朽原発を考える会/FoEJapan
〇問合せ:090-8116-7155 阪上まで
※【新刊案内】ブックレット<「子ども・被災者支援法」と避難の権利> 
20mSv撤回運動/自主的避難と賠償/避難・帰還政策および被災者支援について
一冊のブックレットにまとめました。
http://e-shift.org/?p=2981
※「避難の権利」ブログ
http://hinan-kenri.cocolog-nifty.com/blog/

★ 高瀬 さんから:
  【直前】6・6小児甲状腺がん異常多発、院内集会
6・6小児甲状腺がん異常多発、院内集会に井戸川克隆実行委員長が参加出来る 
ことに
なりました。福島原発かながわ訴訟原告団長、村田弘さんも参加されます。
より多くの方々に集会参加を呼びかけます。
ーーーーーーーーーーーーーーーーー
小児甲状腺がん89人は異常多発! 
どこでも、だれでも放射能健康診断を!
6月6日(金)院内集会

 5月19日(月)福島県民健康調査検討委員会が開催され、調査結果が公表さ 
れました。小児甲状腺がんないしその疑いが90名。内訳は、既に手術終了51 
名(良性結節1名)、疑い39名です。“疑い”とされるのは、切開されてはいま 
せんが、既に甲状腺組織から、がん細胞を刺吸引したケースで“がん”と見做すこ 
とが出来、計89例の小児甲状腺がんの発見となります。

 受診者総数は295,511人です。小児甲状腺がんの発生率は100万人に 
1人と言われていますが、国立がん研究センターによる日本国内の甲状腺がん発 
生率は、15歳から19才歳の年平均で20万人当たり1人程度です。有病期間3年 
(この3年間の発生合計)と仮定すると20倍を超える発生率です。明らかに異 
常多発(アウトブレイク)です。“美味しんぼ”で鼻血が話題になっていますが、 
事態は遥かに進行していると考えられます。

 現在の健康調査は行政調査である為、データーの本人開示もなく、健康相談や 
予防対策に結びついたものになっていません。チェルノブイリでは、事故の4年 
後から小児甲状腺がんが多発し、がん以外に、若年白内障、歯と口の異常、血 
液、リンパ、心臓、肺、消化器、泌尿器、骨及び皮膚の疾患など広範囲に健康障 
害が起きています。福島第一原発事故から3年2カ月を迎える今日、事態は急を 
要しています
 希望する者、どこでも誰でも受けられる放射能健康診断を制度化しましょう。 
集会参加をよびかけます。
 狭いですが、保育スペースあります。

日 時  6月6日 午後6時から7時半
場 所  参議院議員会館、地下B−103会議室  (参加費500円 )
アクセス 地下鉄各線「国会議事堂前」及び「永田町」徒歩3分  
出席者 井戸川克隆実行委員長、高松勇小児科医、二瓶和子さん(避難者)、
亀屋幸子さん(避難者)、村田弘福島原発かながわ訴訟原告団長(避難者)、
古賀真子さん(消費者連盟共同代表)、他
  主 催  放射能健康診断100万人署名運動全国実行委員会   
http://hinan.jimdo.com/ 
         連絡先 高瀬(080-1082-9980) 

★ たんぽぽ舎 さんから:
※【TMM:No2188】2014年6月3日(火)
◆ 脱原発へ「人格権」  命を優先、司法の流れ 【大飯差し止め判決の影響】

 関西電力大飯原発3、4号機(福井県おおい町)の運転差し止めを命じた福井 
地裁の判決で根拠とされたのが、個人の生命や平穏な生活を保障する憲法上の人 
格権である。原告側は「画期的」と快哉を叫んだが、実は、北陸電力志賀原発2 
号機(石川県志賀町)の運転差し止めを認めた2006年の金沢地裁判決が最優先し 
たのも人格権だった。脱原発を実現するためには、再稼働による人格権の侵害を 
堂々と訴えていく必要がある。【大飯差し止め判決の影響】
 「ひとことで言えば、司法の矜持を示した判決だ。われわれに続く第二の判決 
が、3.11後にとうとう出てきた」
 06年の金沢地裁判決で裁判長を務めた井戸謙一弁護士は、大飯原発の運転差し 
止めを言い渡した樋口英明裁判長に賛辞を送る。
 今回の福井地裁判決までは、金沢地裁判決が原発の運転差し止めを認めた唯一 
のケースだった。福井地裁判決の原点である。原発が安全基準に適合するか否か 
ではなく、人格権の侵害が起きる具体的危険の有無を判断する―。これが金沢地 
裁判決と福井地裁判決の大きな共通点となっている。(6月3日 東京新聞―こちら 
特報部より抜粋) 

※【TMM:No2187】
2014年6月3日(火)地震と原発事故情報−1つの情報をお知らせします
━━━━━━━
特別号
☆1.重大な警告が出されました・・・広瀬隆
      ドイツ放射線防護協会会長のセバスチアン・プフルークバイル博士が首都 
圏の放射能汚染調査
      6月1日、川内原発・伊方原発・東海第二原発・女川原発・浜岡原発・
   泊原発・・・原発現地からの発言がいずれも胸を打った
━━━━━━━
※6/4(水)「人間の鎖」と集会にご参加下さい。
 福島原発告訴団が東京地検への「人間の鎖」と集会を開催します。
 日時:6月4日(水)「人間の鎖」12:00東京地検前集合−12:45
    集会:14:00より(13:30開場)  無料
 講演:湯浅一郎さん《海の汚染について》 
 場所:日比谷コンベンションホール(千代田区立日比谷図書館B1)
 主催:福島原発告訴団
━━━━━━━   
┏┓
┗■1.重大な警告が出されました・・・広瀬隆
 |  ドイツ放射線防護協会会長のセバスチアン・プフルークバイル博士が首 
都圏の放射能汚染調査
   |   6月1日、川内原発・伊方原発・東海第二原発・女川原発・浜岡原発・ 
泊原発・・・原発現地からの発言がいずれも胸を打った
 └──── 

☆全国のみなさま  広瀬隆です
 6月1日(日)の国会前のデモは、とてもよい集会でした。数十人が発言し、 
特に川内原発・伊方原発・東海第二原発・女川原発・浜岡原発・泊原発・・・原 
発現地からの発言が、いずれも胸を打ったからです。猛暑のなか、3時間があっ 
という間にすぎました。なかでも、福島県の佐藤和良さんの発言、「今は鼻血の 
問題じゃない。一層深刻な被害が出ている」との言葉が、胸を刺しました。
 あさって、6月4日に、福島原発告訴団によって、検察審査会に福島原発事故 
責任者の起訴を求める集会(添付ファイル)がおこなわれます。

 集会参加者のみなさまは、下記の警告を必ずお読みください。セバスチアン・ 
プフルークバイル氏には、二年前、山本太郎さんと共にドイツでお会いしまし 
た。本当に深刻です。世界で最も信頼できる放射能被曝の専門家の一人です。

 ◆ドイツ放射線防護協会会長のセバスチアン・プフルークバイル博士が、首都 
圏の放射能汚染調査後、東京オリンピック開催決定を非難した。
Canard Plus Tomos Blog より
福島原発事故 − 高濃度の放射能を含む黒い粉末を東京で発見
http://vogelgarten.blogspot.jp/
dimanche 25 mai 2014 (2014年5月25日 日曜日)
独科学者プフルークバイル:首都圏の放射能汚染調査後、東京オリンピック開催
決定を非難
福島原発事故 − 高濃度の放射能を含む黒い粉末を東京で発見
Deutsche Wirtschafts Nachrichten, 2014年4月2日

○ドイツの物理学者セバスチアン・プフルークバイルが、福島事故後の日本を調査
して警告を発している。
首都東京でプフルークバイルは今まで一度も見たこともない現象に出会った:
道路上に、メルトダウンによって発生したと考えられる放射性のダストを発見し 
たのだ。政治、マスコミ、そしてマフィアは手に手を取り合って福島原発事故の 
被害を隠蔽している。日本を訪れたドイツの物理学者 セバスチアン・プフルー 
クバイルは、原発事故による惨事が、日本全土におよんでいることを見てとった。
 そして、2020年のオリンピックを東京で開催することに決定したのは、大きな 
誤りだったと語る。今では東京にも、メルトダウンから発生したと考えられる放 
射線が存在するのだ。

○プフルークバイルは、”不安などという生易しいものではないような”測定結果 
も存在すると、当紙に語った。
首都東京で起こっている不穏な現象とは:
 「オリンピックを日本で開催する決定はとんでもない誤りだった。選手たち 
は、放射能汚染が激しい東京の北部に宿泊させることが計画されている。まった 
く狂った条件だ。検出される測定値は不安などというものではない。そうした数 
値は公園や遊技場、家の屋根などから偶然に見つかったものだ。数日前に私が日 
本を再訪したとき、今まで一度も見たこともない現象に出会った。道路上に、粉 
末状の黒い、乾いた水溜りに似た残滓が見られるのだ。
 この粉末の放射線量は非常に高く、メルトダウンから発生した残留物であると 
しか考えられない。いかにして東京にこうした粉末がたどり着いたのかは今のと 
ころわかっていない。しかし地べたで遊んだり、転んだりすることが多い子ども 
にとっては、大変な危険だ。
 また、除染を実施した場所も、しばらくすると再び放射能汚染することが繰り 
返し確認されている。森林に覆われた山々の放射能を取り除く方法は誰にもわか 
らない。雨だけでなく、雪解けもまた、谷や河川に汚染水を運ぶ。」

○今後、膨大な量の汚染水を 太平洋に放出させるという東電の発表に対するセバ 
スチアン・プフルークバイルのコメント:
 「毎日400?の汚染水が太平洋に流出している。だが誰も知られない事実がまだ 
ある:同量の汚染水が毎日、地下水を通して太平洋に流出していることだ。つま 
り、合計800?の放射能汚染水が毎日、環境に流れ込んでいることになる。この状 
況はすでに三年間続いている。それがどのような影響を持つのかは、まったく予 
想が不可能だ。残念なことに、地元の漁師たちは、基準値をはっきり下回る汚染 
水ならばと、太平洋への放出に同意してしまった
(詳しくはこちら)・・・。
http://deutsche-wirtschafts-nachrichten.de/2014/03/29/atom-lobby-oeffnet-die-schleusen-fukushima-bedroht-den-pazifik/
 自分たちの生計にかかわることとなれば、漁師たるもの闘うのが当然だと思わ 
れるのに、
線量が微量といえども太平洋への汚染水の放流を認めてしまうとは、じつに軽率 
だ。」

○太平洋に放出する汚染水はフィルターを通すという東電の発表について:
 「汚染水からセシウムを濾過することは可能だが、そのための装置はほとんど 
故障している。
危険なストロンチウムの除去は、まったく不可能だ。安倍首相は、2020年のオリ 
ンピック開催地が選ばれる前に、福島原発はコントロールされていると宣言し 
た。しかし決定後、彼は科学界に対してストロンチウムの除去法を尋ねた。実際 
には世界のどこにもまだ科学的な解決策はないのだ。このような状況は、歴史的 
にも例がないからだ。」

○福島事故現場作業員の労働条件について:
 「 作業員には二つのタイプがあることは周知の事実だ。一方は、ほとんどが 
被ばく許容基準値を超してしまった公式の作業員のうちで、今でも就労を許され 
ているごく限られた人々。もう一方はヤクザ(日本のマフィア)が集めてくる非 
公式の作業員
(詳しくはこちら)。
http://deutsche-wirtschafts-nachrichten.de/2014/01/19/fukushima-japanische-mafia-beutet-obdachlose-aus/
こうしたホームレスや臨時雇いは医療検診を受けることもできない。素手でシャ 
ベルやブラシを使いながら、貯水タンクから漏れる液体の掃除を行なっている。 
その際、危険なストロンチウムとの接触も起こる。多くは線量計も携帯させても 
らえず、その後どうしているのかは不明で、動員が終わった後は、二度と姿の見 
られなくなる人も多い。彼らの多くがすでに重病を病んでいるか、あるいは死ん 
でしまっているのではないかという疑念が浮かぶ。東電と政府は、非常に不完全 
な情報しか発信せず、それも時間が経つと誤報であったことがわかる
(詳細はこちら)。」
http://deutsche-wirtschafts-nachrichten.de/2014/02/09/zensur-japan-luegt-bei-fukushima-strahlung/

○福島の現状について:
 1号機から3号機の状況はもっと複雑だ。この三年間でまったく進歩は得られ 
ていない。
 「今では誰一人近寄ろうとしなにい場所が原発施設内にいくつもある。メルト 
ダウンを起こした1号機から3号機にくらべて4号機はまだマシな状況だ。4号 
機は事故時、稼動していなかったために、未使用の燃料棒を撤去することができ 
たが、使用済みの危険なものは、未だに風呂桶のようなプールに浸かっている。 
そのうちの一本でも損傷したら、大事だ。そうなったら脱兎のごとく逃げ出すほ 
かない。だが1号機から3号機の状況はもっと複雑だ。この三年間でまったく進 
歩は得られていない。メルトダウンのせいで線量も猛烈に高い。これは今後何十 
年間と私たちを煩わす
ことになるだろう。満足できるような打開策は、私たちの誰一人、生きている間 
に見ることはできないだろう。」

○日本国民への事故の被害影響について:
 「このテーマは日本国内では、政府とマスコミによってまるで無害であるかのよ
うに報じられている。関係する官庁は、国民に平常心を保たせ、これ以上福島周 
辺から移住させないこと、さらには福島に帰還させることに主に専心している。 
市民運動は萎縮してしまった。今のところは、健康上の被害を訴える声よりも、 
社会的な障害をつらいという声の方が強いが、健康上の被害がどのような規模に 
なるのかは誰にもまだ想像はつかない。事故について話題にならないように、近 
所の人や仕事場の同僚、それに家族自身が互いに圧力をかけ合っている状態だ。」

○福島県民に対する国家の賠償について: 健康に対する不安に加えて、経済的 
な不安が発生した。
 「 政府の対応のしかたは、例をみないほど勝手なものだった。家々での測定 
が行なわれ、ある基準値を超えると、住民の移住に対して補助金が支払われた。 
だが線量には隣り合う家同士でさえ差異があった。つまり賠償を受けた世帯もあ 
れば、受けなかった世帯もある。これは特に、小さな子どもがいるために、もっ 
ともな理由で移住した女性にとってはひどいことだ。男性は仕事のために残らな 
ければならず、別居を強いられた家族も多い。健康に対する不安に加えて、経済 
的な不安が発生した。またローンを組んで家を買ったのに、住めなくなった家を 
離れなければならず、なおかつローンを払い続けなければならないのに賠償金を 
もらえない人もいる。日本人は、我々にはとても想像もできないようなことをガ 
マンしている。今では、政府は帰還者に対して福島県内に新しい家を提供をして 
いる。政治責任者は、この地方が徐々に棄てられていくことを恐れているのだ。」

○太平洋への被害については:
 「 水中の連鎖は、陸上のものに比べてはるかに複雑だ。陸上の連鎖は四から 
五段階程度でできている。
一例を挙げよう:
 原子力発電所の排気塔から放出される放射能、風雨、牧草地の草に降る雨、そ 
してその草を食べる牛。牛乳に含まれる放射性ヨウ素の濃度は、空中よりもやや 
高くなるだろう。水中ではこの連鎖はずっと長いものになる。時によっては、放 
射性物質の天文学的な濃縮数値が集積されるからだ。
体で常に水を汲みとる貝なども、周囲の水の放射性濃度にくらべて放射性物質を 
一万倍も多く体内に蓄積してしまうことがある。アメリカのマスコミが報じる、 
米国西海岸で発生する説明不明の現象は、頻繁になる一方だ
(詳しくはこちら)。
http://deutsche-wirtschafts-nachrichten.de/2014/01/20/fukushima-mysterioese-erscheinungen-an-amerikanischer-west-kueste/
ヒトデの大量死、水揚げ量の激減、数百頭というウミガメの死
(詳しくはこちら)。
http://deutsche-wirtschafts-nachrichten.de/2014/01/30/fukushima-gefaehrdet-alaska-robben/
しかし、日本国内ではあまりこうしたニュースを読むことはできない。市民団体 
が放射線測定を怠らないので、確かに日本国内で流通している食品はなんとか基 
準値内に保たれているが、学校給食やレストランでどんな食品が使用されている 
のか、私は想像もしたくない。」

○福島事故の長期的影響について:
 「 健康被害はすでに現われている。一、二年後には、反論の余地のない発癌 
率の増加が見られるだろうと私は推測している。
(詳細はこちら)。
http://deutsche-wirtschafts-nachrichten.de/2014/03/09/fukushima-dramatische-anstieg-von-krebs-bei-kindern-2/
太平洋は何十年も汚染されつづけるだろう。放射能が海水によって薄められると 
う原子力ロビーの主張はまったくバカげている。福島とチェルノブイリとは事故 
の進行の仕方が異なるために、被害は、チェルノブイリとはやや異なる様相をも 
つだろう。チェルノブイリ事故後、西ヨーロッパの人々は、事故を原因とする健 
康被害はまったく出ないと確信していた。しかし十年もたつと、西ヨーロッパで 
も、白血病、ダウン症、先天性異常、そして新生児の死亡率が増加したことが明 
らかとなった。西ヨーロッパでは、約25万人の赤ん坊(主に女児)が生まれてこ 
なかった。同様のことがすでに日本では進行中であることが、真剣に危惧され 
る。ただこうした問題は現在まだ無視されているだけだ。」

○セバスチアン・プフルークバイル博士は、ドイツ放射線防護協会会長。
東西の壁崩壊前は、ベルリン・ブッフの東ドイツ科学アカデミー心血管系中央研 
究所で医学物理学者として働き、原子力エネルギー使用に関連する問 題、 特に 
ソビエト・ドイツの鉱山会社ヴィスムート社によるウラン採掘に際する放射線を 
原因とする健康被害について、自主的な研究を行なっていた。旧東ドイツの市民 
運動ノイエス・フォールム創設者の一人であり、ベルリンや中央円卓会議に広報 
担当者として出席した。1990年にはモドロウ暫定政権の無任所相に任命され、 
在職中は、東ドイツ内の原発をすべて即時停止させるために活躍した。その後は 
1995年までベルリン市議会議員を務めた。2012年、Nuclear-Free Future Award 
賞を受賞。

★ 井上澄夫 さんから:
防衛省は埋め立て予定地周辺の漁業制限水域を広げ、それに合わせて米軍提供水 
域を拡大します。そしてまず境界の目印としてブイを設置します。
 6・3付琉球新報記事「辺野古工事に最大500億 14年度予備費拠出へ」 
がこう報じています。
 〈政府は、沖縄防衛局が米軍普天間飛行場の名護市辺野古への移設工事に向 
け、埋め立て海域のキャンプ・シュワブ沿岸に設置を予定しているブイや、シュ 
ワブ内にある海上保安庁拠点の機能強化に係る経費などに充てるため、2014 
年度予算の予備費から最大500億円程度を拠出することを6月中に閣議決定す 
る方針を固めた。埋め立て用の巨大工作物ケーソン(箱形のコンクリート施設) 
や汚濁防止膜などの関連費にも充てる。〉

さらに6・3付産経が、海上保安庁が「海上調査への妨害を阻止するため」全国 
の部隊を辺野古警備に投入する検討に入り、防衛省は岩礁破砕についての名護市 
の意見書は「提出されなかった」として調整を打ち切る構えと報じました。

 防衛省は名護市との間でなすべき行政手続きを一方的な決め付けで回避する気 
です。そもそも当初名護市に突きつけた「回答期限」自体が法令に基づくもので 
はなかったのですから、防衛省の無法・脱法体質はいよいよ顕著になってきたと 
いえます。戦前同様の〈軍の横暴〉が頭をもたげてきました。

このような政府の動きについて、稲嶺名護市長はこう語りました。6・3付沖縄 
タイムス記事「名護市長「辺野古移設 知事選の争点」」から。
〈 防衛省が進めているキャンプ・シュワブ周辺の立ち入り制限水域の拡大につ 
いては、「10年前の海上での反対行動が、国は頭の中に焼き付いているのだろ 
う。反対の方法はいろんな表現の仕方がある。それらを全て排除するイメージを 
与えている」と語った。〉

 「あつものに懲りてなますを吹く」という例えがありますが、政府は10年前 
ボーリング調査を阻止されたトラウマから抜け出せず、埋め立て予定地にとにか 
く基地建設反対派を〈近づけない〉ことに専心・腐心しています。
 しかし、稲嶺市長が言うように「反対の方法はいろんな表現の仕方がある」の 
ですから、「それらを全て排除する」ことはできません。
 ゲリラは相手の予期しない戦術を用います。そういうゲリラの精神を持って、 
それぞれやれることをやりましょう。抵抗の仕方はすでに「ある」のではなく 
「見出し」「創り出す」ものです。

★ 田場祥子@VAWW RAC さんから:
沖縄・辺野古、7月が厳しくなりそうだといわれています.
昨日は辺野古沖に防衛局の船が出たので作業船?
と思われましたが防衛では作業の認識はないようです。
辺野古浜通信をご覧ください。
http://henoko.ti-da.net/

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一冊 ワンコインカンパで500円です。
送料は何冊でも無料です。
冊子ご希望の方は、〒住所氏名電話番号、冊数を
青柳 y-aoyagi at r8.dion.ne.jp まで。

●「きみへ」 さよなら原発!●
http://youtu.be/kCyPiK48E00
音声と画像(池田@中津・作)★九電本店前ひろば★紹介。

●「さよなら原発!福岡」例会 6月5日(木)18時30分〜 ●
 福岡市人権啓発センター(ココロンセンター)10F
         福岡市博多区下川端3-1 博多リバレイン 092-262-8464
               地図:http://tinyurl.com/mkzzusw

●第三回「鹿児島川内原発再稼動を阻止するための全九州相談会」●   
日時: 6月7日(土)午後1:00〜 
場所: ユースピア熊本(県青年会館)
           〒862-0950 熊本市中央区水前寺3丁目17-15
               096-381-6221
地図:http://tinyurl.com/kajlwcg
水前寺です。肥後銀行東支店の隣です。
熊本駅からのアクセスは、JR水前寺駅が便利でしょう。
水前寺駅から歩いて5、6分程度の所です。

■九電交渉申し入れ■
「再稼働申請の取り下げの申し入れ」(交渉)
6月11日(水)13時30分から
さよなら原発!福岡実行委員会
13時00分集合・打ち合わせ(九電前テントひろば)
申し入れ書:http://tinyurl.com/nnvzz6b

● 九電株主総会で再稼動を阻止するための行動●
   6月26日(木)「8:30集合」
場所:ホテルニューオータニ博多
住所:福岡市中央区渡辺通1-1-2 tel092-714-1111
              地図:http://tinyurl.com/kfd8lpm
チラシ:http://tinyurl.com/omq79o2

● 「原発なくそう!九州玄海訴訟」(玄海原発1万人訴訟)●
         第9回裁判 7月4日(金)午後2時 地方佐賀裁判所
                原告総数 原告総数 8070(6/3現在)
  ホームページ: http://no-genpatsu.main.jp/index.html

● 小出裕章(京都大学原子炉実験所助教)さん講演会 ●
日時: 9月26日(金)開場18:00 / 開始18:30
場所: 福岡市立中央市民センターホール 
住所: 福岡市中央区赤坂2丁目5-8 tel092-714-5521
    地図:http://tinyurl.com/ll3slxq

○−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−○
              ★☆ 原発とめよう!九電本店前ひろば・テント★☆
              午前10時から午後5時。(土・日曜・休日は閉設) 
     ♪ みなさん、一緒に座って・語り合いませんか☆
           場所:九州電力本店前 福岡市中央区渡辺通2丁目1-82
  地図:http://www.denki-b.co.jp/company/map19.html
     ★☆ (ひろば・テント080-6420-6211青柳) ☆★
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〒812-0041
福岡市博多区吉塚5-7-23
        青柳 行信
電話:080-6420-6211
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