[CML 031675] 天皇の沖縄訪問反対!6・25大阪集会
吉田 宗弘
mnhryoshi at yahoo.co.jp
2014年 6月 1日 (日) 05:47:04 JST
反戦反天皇制労働者ネットワークの吉田です。
天皇明仁が訪沖するとのこと。下記のとおり反対集会を行います。多くの参加を呼びかけます。
●天皇の沖縄訪問反対!6・25大阪集会
◇日時 6月25日午後6時30分〜9時
◇場所 エルおおさか(地下鉄谷町線・京阪「天満橋」下車徒歩7分)
◇講演「学童疎開船対馬丸撃沈事件と靖国神社『合祀』」
講師:石原 昌家さん(沖縄国際大学名誉教授)
◇参加費(資料代含む)1000円(経済的に厳しい方は受付まで)
◇主催 参戦と天皇制に反対する連続行動
◇協賛 教育塔を考える会
天皇が6月26、27日(日程の都合で7月の場合もある)に沖縄を訪問し、那覇市の対馬丸記念館を視察するという。戦争の最中の1944年8月、九州に向かう学童疎開船「対馬丸」が米軍に撃沈されてから今年で70年になる、というのがその理由のようで、天皇の強い希望だと琉球新報(5月10日)は伝えている。
それにしても天皇アキヒトの訪沖は、皇太子時代も含めて今回で10回だからかなり頻繁である。皇太子アキヒトは1975年にはひめゆりの搭で天皇の沖縄戦責任追及の火炎瓶を投げられた。87年の沖縄国体では人びとから「天皇のために流した20万人の血を返せ」と弾劾され、知花昌一さんは「日の丸」を焼き捨てた。天皇になって最初の沖縄訪問、93年の全国植樹祭の時には、日本と沖縄保守支配層が72年沖縄の日本再併合以降、執拗に追求してきた「沖縄の戦後を終わらせる」策動を大田昌秀知事が拒否した。「沖縄には解決すべき多くの戦後処理が残されている。これらの解決がない限り、戦後に区切りをつけることができない」と。それは天皇と日本国家への批判を意味した。
今回、天皇アキヒトは対馬丸記念館を「視察」しても1500人近くが犠牲となった対馬丸撃沈事件について謝罪するわけではない。「心を寄せる」だけだ。この態度は、日本国家が対馬丸犠牲者に「天皇のために死んだ」として見舞金を支給し勲章を出し靖国神社に「合祀」したうえにある。戦後も続く皇民化攻撃だ。そしていまこの皇民化の飛躍的強化が安倍政権の進める沖縄の最前線総基地化と戦争には不可欠になっている。沖縄民衆の戦後一貫した沖縄戦責任追及の闘い、天皇とヤマトゥ国家を撃つ闘い、反基地の闘いに対抗し、沖縄人民を再び戦争に協力させるには、天皇の訪沖以外に術(すべ)がないというわけだ。
私たちは、沖縄戦の責任をとらないばかりか、沖縄と沖縄民衆を再び戦争の最前線に叩き込む一環としての天皇の沖縄訪問を許すことができない。沖縄民衆とともに闘おう。集会への多数の参加を!
参戦と天皇制に反対する連続行動
大阪市淀川区十三東3−16−12 Tel/Fax 06 (6303) 0449
*6・25大阪集会に賛同を。
賛同費は個人・団体とも1000円。「6・25」集会と明記を
郵便振込 00900−8−168991 口座名称 反戦反天皇制労働者ネットワーク (2014年5月31日)
なお、教育の「靖国」である教育塔(大阪城公園内。管理運営は戦前の帝国教育会を引き継いだ日教組)には1960年10月30日、ひめゆり・健児の塔などとともに対馬丸の教職員、生徒・児童8290名が「特別合祀」され、第25回教育祭が行われている(教育塔年表より)。この「特別合祀」は、1966年10月17日の靖国神社「合祀」以前のことであり、皇民化教育の反省のない日教組を現している。
また沖縄の日本再併合の1972年には対馬丸が撃沈された8月22日に教育塔において大阪対馬丸をしのぶ会第1回慰霊祭が開催された(「対馬丸記念館公式ガイドブック」より)。
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