[CML 032590] 万国のブロガー団結せよ ――澤藤統一郎弁護士の『DHCスラップ訴訟』を許さない・第2弾『DHCスラップ訴訟』を許さない・第2弾

higashimoto takashi higashimoto.takashi at khaki.plala.or.jp
2014年 7月 14日 (月) 23:54:34 JST


今回も澤藤統一郎弁護士のブログ記事「万国のブロガー団結せよー『DHCスラップ訴訟』を許さない・第2弾」の大概を転載
させていただきます。

*念のため「万国のブロガー団結せよ」という言葉の注をつけておきます。「万国のブロガー団結せよ」は有名な「万国の労
働者よ、団結せよ!」というスローガンのパロディー(もじり)。また、「万国の労働者よ、団結せよ!」というスローガンの初出は
カール・マルクスとフリードリヒ・エンゲルスの1848年の『共産党宣言』。このスローガンを聞くと、私は、ほぼ条件反射的に
「起て飢えたる者よ 今ぞ日は近し」の歌、「あぁ インターナショナル 我等がもの」の歌を思い出します。もちろん、私の青
春の歌でもあるからです。

■万国のブロガー団結せよー『DHCスラップ訴訟』を許さない・第2弾(澤藤統一郎の憲法日記 2014年7月14日)
http://article9.jp/wordpress/?p=3061

「ブロガーは自らの思想や感性の表明に関して、妨害されることのない表現の自由を希求する。わけてもブロガーが望むもの
は、権力や経済的強者あるいは社会的権威に対する批判の自由である。プロガーの表現に不適切なところがあれば、相互
の対抗言論によって是正されるべきである。ブロガーの表現の自由が実現するときにこそ、民主主義革命は成就する。万国
のブロガー万歳。万国のブロガー団結せよ」

『DHCスラップ訴訟』の被告になって以来、ブログ・ブロガーを見る目は明らかに変わってきた。私もブロガーの1人だが、ブロ
ガーというのはたいした存在なのだ。これまでの歴史において、表現の自由とは実質において「メディアの自由」でしかなかっ
た。それは企業としての新聞社・雑誌社・出版社・放送局主体の自由であって、主権者国民はその受け手の地位に留め置か
れてきた。メディア主体の表現の受け手は、せいぜいが「知る権利」の主体でしかない。 


ブログというツールを手に入れたことによって、ようやく主権者一人ひとりが、個人として実質的に表現の自由の主体となろう
としている。憲法21条を真に個人の人権と構想することが可能となってきた。「個人が権利主体となった表現の自由」を手放
してはならない。

だから、「立て、万国のブロガーよ」であり、「万国のブロガー団結せよ」なのである。各ブロガーの思想や信条の差異は、今あ
げつらう局面ではない。経済的な強者が自己への批判のブログに目を光らせて、批判のブロガーを狙って、高額損害賠償請
求の濫訴を提起している現実がある。他人事と見過ごさないで、ブロガーの表現の自由を確立するために声を上げていただ
きたい。とりわけ、弁護士ブロガー諸君のご支援を期待したい。

いかなる憲法においても、その人権カタログの中心に「表現の自由」が位置を占めている。社会における「表現の自由」実現の
如何こそが、その社会の人権と民主主義の到達度の尺度である。文明度のバロメータと言っても過言でない。

なにゆえ表現の自由がかくも重要で不可欠なのか。昔からなじんできた、佐藤功「ポケット注釈全書・憲法(上)」が、みごとな
要約をしている。

「思想は、自らの要求として、外部に表現され、伝達されることを欲する。人は思想の交流によって人格を形成することができ
る。かくして、思想表現の自由の価値は、第一に、それが人間人格の尊厳とその発展のために不可欠であることに求められ
る。また、民主政治はいろいろの思想の共存の上に成り立つ。かくして、思想表現の自由の価値は、第二にそれが民主主義
の基盤のために不可欠であることに求められる」

まず、人はものを考えこれを他に伝えることを本性とする。だから、人間存在の根源的要求として表現の自由が尊重されねば
ならない。また、政治社会の視点からは、表現の自由は民主主義に原理的に不可欠、というのだ。

このような古典的なそもそも論には、メディアの登場はない。インターネット・デバイスの発展によって、古典的なそもそも論の
世界に回帰することが可能となりつつある。要するに、主権者の誰もが、不特定多数の他者に情報や思想を伝達する手段を
獲得しつつあるのだ。これは、表現の自由が人格の自己実現に資するという観点からも、民主的政治過程に不可欠という観
点からも、個人を表現の自由の主体とする画期的な様相の転換である。人権も民主主義も、形式的なものから実質的なもの
への進化の可能性を秘めている。

憲法21条は、「集会、結社及び言論、出版その他一切の表現の自由は、これを保障する」と定める。ブロガーこそは、今や
先進的な「言論の自由」の実質的な担い手である。

私は、一ブロガーとして、経済的強者を「カネで政治を壟断しようとした」と批判して、はからずも被批判者から高額損害賠償
請求訴訟の提起を受けた。ブロガーを代表する立ち場で、批判を甘受すべき経済的強者と対峙している。

この際、私は全国のブロガーに呼び掛ける。ブロガーの権利を守るべく、あなたのブログでも、呼応して声を上げていただき
たい。「『DHCスラップ訴訟』は不当だ」と。「カネの力で政治に介入しようとした経済的な強者は、あの程度の批判は当然に
甘受しなければならない」と。また、「言論を萎縮させるスラップ訴訟は許さない」と。 


さらに、全ての表現者に訴えたい。表現の自由の敵対者に手痛い反撃が必要であることを。スラップ訴訟は、明日には、あ
なたの身に起こりうるのだから。

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このブログに目をとめた弁護士で、『DHCスラップ訴訟』被告弁護団参加のご意思ある方は東京弁護士会の澤藤(登録番号
12697)までご連絡をお願いします。

また、訴訟費用や運動費用に充当するための「DHCスラップ訴訟を許さぬ会」の下記銀行口座を開設しています。ご支援の
お気持ちをカンパで表していただけたら、有り難いと存じます。
東京東信用金庫 四谷支店
普通預金 3546719
名義 許さぬ会 代表者佐藤むつみ
(カタカナ表記は、「ユルサヌカイダイヒョウシャサトウムツミ」)

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(以下、省略)

東本高志@大分
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