[CML 032450] 今日の言葉 ――閣議決定の最後の一文の新3要件が「憲法の規範性を何ら変更するものではなく…」としているのは、「戦争は平和である」(ジョージ・オーウェル)と同じようなダブルスピークに聞こえる

higashimoto takashi higashimoto.takashi at khaki.plala.or.jp
2014年 7月 7日 (月) 13:43:47 JST


今日の言葉 ――水島朝穂「今週『「直言』」(2014年7月7日)から。
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要約:
「改めて閣議決定の全文を通読してみて、全6900字強のなかで印象に残った言葉がある。それは「切れ目のない」である。
(略)安倍首相の記者会見でも複数回出てきたこの言葉の意味するところは何か。(略)集団的自衛権の行使の問題と言
いながら、(略)閣議決定では「駆け付け警護」に伴う武器使用、「任務遂行のための武器使用」、邦人救出のための武器
使用など、これまで日本が抑制してきた軍事的機能を解き放とうとしている。その意味では、従来のハードルを次々と撤
去していく「切れ目のない」法制化が狙われている。「切れ目のない」とは、「歯止めのない」と同義語なのである。(略)「新
3要件」は自衛権の3要件の実質的な否定の上にたっている。「我が国に対する急迫不正の侵害(武力攻撃)」がないのに、
「我が国と密接な関係にある他国」に対するものまで「我が国」と同じ扱いで「自衛の措置」が憲法上認められるとするのは、
従来の政府解釈が自衛力合憲論の決定的理由としてきた「自衛のための必要最小限の実力」という根幹部分を否定する
ことと同義である。「自衛」は「他衛」であると強弁することで、「新3要件」は政府の自衛隊合憲解釈を「根底から覆して」し
まったのである。閣議決定の最後の一文が、新3要件が「憲法の規範性を何ら変更するものではなく…」としているのは、
「戦争は平和である」(ジョージ・オーウェル『1984』)と同じようなダブルスピークに聞こえる。水島朝穂「今週『「直言』」(201
4年7月7日)
http://www.asaho.com/jpn/bkno/2014/0707.html

水島朝穂「今週『「直言』」(2014年7月7日)の全文は以下。
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東本高志@大分
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