[CML 032441] 今日の言葉 ――白井聡:現在の日本の閉塞状態は「敗戦レジーム」なるものに永続的に隷属することから起きているものだ(白井聡/神保哲生/宮台真司 2014年07月05日)

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2014年 7月 6日 (日) 20:41:41 JST


今日の言葉 ――白井聡氏(ビデオニュース・ドットコム鼎談)の発言から。
http://mizukith.blog91.fc2.com/blog-entry-939.html

要約:
白井聡氏は、現在の日本の閉塞状態を「敗戦レジーム」なるものに永続的に隷属することから起きているものだと説く。「敗戦
レジーム」とは、総力戦に敗れた日本は本来であればドイツと同様に、それまでの国家体制は政治も経済も社会もすべて木っ
端微塵にされ、既得権益など何一つ残っていないない状態からの再スタートを余儀なくされなければならなかったはずだった。
しかし、日本を占領統治したアメリカは対ソ連の冷戦シフトを優先するために、あえて天皇制を含む日本の旧国家体制の温存
を図ったために、A級戦犯などほんの一部の例外を除き、日本を絶望の淵に追いやる戦争に導いた各界の指導者たちが、平
然と戦後の日本の要職に復帰することが許されてしまった。(略)そして、その旧レジームの担い手たちに対する唯一絶対の条
件が、アメリカの意向に逆らわないということになるのは、当然のことだった。(略)「敗戦レジーム」はある時期、空前の経済的
繁栄をもたらした。アメリカにとって日本を経済的に富ませることが、日本の共産化を防ぐ最善の手段だったこともあるが、日本
人の多くが、実は戦後レジームの矛盾に薄々気づきながら、経済的な豊かさと引き替えに、それを見て見ぬふりすることを覚え
てしまった。しかし、冷戦が終わり、「敗戦レジーム」が前提としてきた外部環境は既に根底から崩れている。(略)しかし、日本
では「敗戦レジーム」の担い手たちが依然として大手を振って歩き、「敗戦レジーム」の行動原理から抜けることができそうにな
い。(略)「敗戦レジーム」を続ける限り、日本に未来はない。(ビデオニュース・ドットコム 2014年07月05日)


東本高志@大分
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