[CML 032340] 今日の言葉4 ――なによりも、なによりも堪えがたいのは、権力をのっとったアベの一派が、貧寒とした頭で、人間存在というものをすっかり見くびっていることなのだ(辺見庸「日録23」2014/07/01)

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2014年 7月 1日 (火) 20:57:09 JST


今日の言葉4 ――辺見庸「日録23」(2014/07/01)から。
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要旨:
それぞれの〈場〉、それぞれの〈時〉、それぞれの〈声〉、それぞれの〈無声〉、それぞれの〈身ぶり〉で、安倍体制をこばみ、内と
外の「安倍的な脅威」をしりぞけ、(古い言葉で恐縮ですが)覆滅すること。打ち倒すこと。(略)なにかが、なにかに、ふさわしく
ない。みあっていない。釣りあわない。自己と外界。内心と言葉。「状況」といわれるものと自己存在。「状況」と抵抗。滑稽なほ
どみあってはいない。釣りあわない。なにをしたって割があわない。そうおもう。(略)存在と抵抗と〈あがき〉に、割があうも割が
あわないもない。抵抗は、もともとなにかにみあうものではない。一切にみあわないのだ。非常階段上の、ちぢみ、黒ずんだ葉。
消えることだけが確約された記憶。それでいい。それがよい。それだからよい。それでもなお、くどくどといえば、アベとかれの
同伴者たちはまったく呪わしい「災厄」以外のなにものでもないのだ。(略)なによりも、なによりも堪えがたいのは、権力をのっ
とったアベの一派が、貧寒とした頭で、人間存在というものをすっかり見くびっていることなのだ。国家が個人を虫けらのように
押しつぶすのを当然とおもっていることだ。みずからを、(議会制民主主義を批判したカールシュミットの言い方にそくせば)「例
外状態にかんして決断を下す者」、つまり国家非常事態(戦争)を発令できる者とかんぜんに錯覚してしまったこと。(略)しかし、
なお、身じろぐのだ。一枚のちぢんだ葉にすぎないわたしは、無為にふるえ、不格好に身じろぎ、声にもならない声で、「否!」
といおうとする。風に吹き飛ばされながら「否!」という。


東本高志@大分
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