[CML 029002] < テント日誌 1月15日(水) 経産省前テントひろば 858日、商業用原発停止 126日目>

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2014年 1月 17日 (金) 08:56:58 JST


(転送します)

テント日誌 1月15日(水)
経産省前テントひろば858日目 商業用原発停止126日
「火事と喧嘩は江戸の華」という喩もあるじゃないか

 なにはともあれ寒さを凌がなければならない日はまだ続く。裸で肌をさらしている木々にはこちらも寒い心地がして、もう少しで暖かくなるからなと、ささやきかけている。そういえば雀も何処かに行っていて、指定席にも姿をみせることもまれだ。この都心のどこにお宿を見つけて寒さを凌いでいるのか。そんなこんなの日々の中にあるテントだが、やはり中では政治的な話が熱く論じられている。既にはじまっている沖縄の名護市市長選には「負けるな!稲嶺」という思いでテントの人々の気持は一致している。祈るような気持ちで見守っており、もたらされる情報に一喜一憂している。

 「火事と喧嘩は江戸の華」。久々の喧嘩だ。これは買わなくちゃならない。都知事選への細川元首相の出馬である。小泉元首相と組んでの安倍政権との喧嘩で、こんな華のある喧嘩なんて滅多にあるものじゃない。喧嘩にはさまざまあろう。単なる行きがかり喧嘩から犬も食わない「痴話喧嘩」までである。しかし、この喧嘩は違う。原発の是非をめぐる、政治的喧嘩であり、日本の今日と明日のかかっているものだ。日本人の命のかかっているものであり、当人たちも命がけのものだ。政治には命がけでやらねばならぬ、しかも喧嘩としてやらなければならないことがある。
でも、こういう機会はいつもあるわけではない。現在は喧嘩をする機会を奪う、喧嘩もなかなかできない、そんな時代になってきている。世の支配体制がそれだけ巧妙になってきているのである。この喧嘩はこうした時代のなかでは滅多に見られぬものであり、これを買わなくちゃ男(女)がすたるというものだろう。喧嘩を買うと言ったところで、「殿、負けるな」という声をかけるしかできないが、それでいいのだ。僕らにこの喧嘩の意味が分かればいいのだ。それが認識できればということである。

 安倍政権は選挙のたびに「原発問題」を背後に隠してきた。争点化することを避けてきた。いうなら喧嘩になることを、つまりは命がけのあらそい事になることを避けてきた。そして、背後で原発再稼動→保持を進めてきた。これは誰もが周知のことだ。メディアの多くは原発問題が日本の社会の根源にある問題であり、その如何が現在から未来にわたる最重要な問題であることを論ずることを避けてきた。脱原発を運動としてする運動団体は喧嘩に持ち込む力を欠いてきた。どんなに苛立たしくてもこれも現実である。

 これらの諸条件の中で今、初めて喧嘩になる可能性がでてきたのだ。原発問題の争点化を避け、背後で原発を推進するという日本の国家権力(政府―官僚)に対して逃げを打たせてならない。そして、どんな形にせよ、それに協力してはならない。今回の都知事選の争点は「一に原発であり、二原発であり、三に原発であり、四に○○がということでいい」。原発だけが、なんて言わせてならない。都知事選の課題にはいろいろあるなんて絶対に言い出してはいけない。それがどんなに善意に満ち、かつ正当に見えるものであっても、これは、今は安倍政権を利するものだ。喧嘩の足を引っ張るものである。この喧嘩の意味が分からないか、本当に喧嘩する気のないものだ。これらは僕の個人意見であるが、ここのところはよくよく考えなければならない。

 ついでにもう少し僕の個人的な意見をいいたい。細川を僕は支持したい。宇都宮さんはテント裁判にも関わってもらっているから、人情としては支持したいところだが、この際は立候補をやらないで欲しい。立候補の意志を表明したことだけで今回は十二分だったのではないか。残念ながら彼では喧嘩にならないし、細川と自己を差異化しようという動きが、結果として原発問題の争点化をずらすことになるのではないか。選挙ではそのようなあり方がどうしてもでてくる。それが選挙のあり方だ。

 原発問題の重要性とこの現在を考えるなら、このことは明瞭ではないか。宇都宮さん個人の思惑というより、背後の支援グループのこともあるのだろうが、脱原発運動の立場から宇都宮さんを支持してきた一員として言うのだが今回は退いて欲しい。それが出来ないなら、細川と自分とを差異化するために、原発の争点化をそらすような言動は絶対に止めてもらいたい。原発以外のことを争点にすることは今回の選挙では犯罪的になるということをよくよく考えてもらいたい。ここが肝心なところだ。

 テントの中は2月10日(午後2時から地裁101号法廷)に「第5回目口頭弁論」をひかえておりこちらも重要な時期に来ているが、こうした問題は必然的に政治討議を呼び起こす。テントでは日夜このことが議論されるだろうし、諸氏はいろいろの活動もするのだろう、と思う。さしあたって僕はこういう考えだがテントの内でもこんな考えで議論に加わった。
(M/O)



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