[CML 028984] Fwd: [sinsai-chibanet:3884] 細川氏の立候補について

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2014年 1月 16日 (木) 00:53:17 JST


転送です。

太田光征

*

阿部です

以下は、私のfacebookに書いたことです。
このかんの脱原発市民運動の中で議論になっていることに対する、私の考えです。
重要な問題で、やり過ごすわけには行かない問題です。
皆さんは、どうお考えですか。
↓

細川氏の立候補表明で、脱原発運動が揺れている。脱原発の勢いを加速させるためにこの際は細川氏を支援すべきか、原発だけでなく福祉や労働問題や人権問題などに見識を持つ宇都宮氏を支持すべきか、というのが市民派の悩みの中身だろう。

また脱原発の課題を重視する多くの人たちの発想法は、宇都宮氏と細川氏のどちらが桝添氏に勝つ可能性を持つか、勝って脱原発のうねりを強化することに資することができるか、というものだろう。

私は、第1に、都知事選においては福祉や労働問題や人権問題等々も重要であると考えるが故に、細川氏支持はまるで問題外だと思う。細川氏が、東京都だけでなく今日の日本社会がぶち当たっている福祉や労働や生活問題の危機的状況に、正しい認識を持つとも、真面目な政策を打ち出せるとも到底思えない。この点では、どんな幻想も持つことはできない。これは偏見や決めつけではなく、彼らのこれまでの言説や行動からいくらでも証明することが可能なこと。

第2に、もっと大事なことは、脱原発にしろ、福祉や労働問題等々の課題にしろ、私たちが都知事選を通して追求し、手に入れなければならないのは、民衆自身の政治的力量の強化、そのレベルアップとスケールアップだということだ。都知事が誰になるかは、民衆の政治力量の盛衰に大きな影響を及ぼす条件とはなるが、第一義的に重要なことは民衆自身の主体的な力量の強化や成長だ。

私たちが、市民派候補を見捨てて細川氏支持で行動することで、仮に細川氏が勝利できたとしよう。脱原発のムードが高まり、国政レベルでもその方向が格段に強まるように、当面は見えるかも知れない。しかし、その脱原発政治のイニシアチブは、誰が握るか。民衆が握るのだと、いうのは強弁に過ぎない。細川氏や、小泉氏や、そして細川・小泉人気にあやかって蝟集してくる国会議員や自治体議員、脱原発を綱領に持ったブルジョア・パーティーが握るのだ。細川氏と小泉氏がタッグを組んだだけで雪崩打って支持を表明する市民ほど、彼らにとって御し易いものはない。

脱原発のブルジョア・パーティーは、決してあり得ない話しではない。財界・企業家の中にも、脱原発派はいる。高支持率を誇る安倍政権の下で今は身を潜め、たまにおずおずと脱原発をほのめかすだけだが、ブルジョアたちの中にも原発無しでやっていけるという真実に気づいて身を焦がしている者たちは多い。小泉氏や細川氏は、そういう勢力に勇気づけられつつ、彼らの意思を政治的に代弁しているのだ。

脱原発のブルジョア勢力は、しかし原発事故が生み出した多くの被害者に同情しているわけでも、被曝労働者の境遇を何が何でも救わなければならないと考えているわけでもない。彼らは、単に、経済合理的に考えて原発は割に合わないと考えているだけなのだ。ないしは、そのハイソで上品な日常生活習慣故に、「トイレのないマンション」を嫌悪しているだけなのだ。

脱原発の市民運動は、今、脱原発を掲げ始めたブルジョア政治勢力の一分派=小泉・細川パーティの尻尾になるのか、それとも独自の社会的勢力として自主・自立の道を歩むのか、その岐路に立たされている。目の前の、一見大きく魅力的に見える成果(幻影)を追うのか。情勢がどのようであろうとも、最後に頼りになるのは自分たち自身の政治的力量(現実)なのだと見定めて、その強化のための試練をあえて選ぶのか。私は、一片の迷いもなく、後者の道を選ぶ。

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阿部 治正
HP : http://www.abeharumasa.jp
Email : abe at union.email.ne.jp
TEL : 090-2481-9040/04-7140-7605
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