[CML 028903] IK改憲重要情報(34)

河内 謙策 kenkawauchi at nifty.com
2014年 1月 12日 (日) 17:39:42 JST


IK改憲重要情報(34)[2013年1月12日]

 私たちは、内外の改憲をめぐる動きと9条改憲反対運動についての情報を発信します。(この情報を重複して受け取られた方は失礼をお許しください。転載・転送は自由です。)
   
弁護士 市川守弘、弁護士 河内謙策

連絡先:〒170-0005東京都豊島区南大塚3-4-4-203 河内謙策法律事務所
(電話03-6914-3844,FAX03-6914-3884)

 弁護士アピールを支持する市民の会
 http://2010ken.la.coocan.jp/kaiken-soshi/

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    名護市長選挙 保守勢力とアメリカ 「永遠の0」

 遅くなりましたが、新年のごあいさつを申し上げます。今年もよろしくお願い申し上げます。

 名護市長選挙が始まりました。多くの方が指摘されているように、今度の選挙は辺野古移設問題の行方に直結する重要な選挙です。私(河内)は昨年末の私事のごたごたで沖縄ウォッチが不十分になっていたので、県知事の容認発言は率直に言って寝耳に水でした。恥ずかしく思っています。
http://www.okinawatimes.co.jp/article.php?id=60489

 保守的立場に立つ評論家の年末から新年の発言をみてみると、日本の保守勢力の中で何かしら変動が起こっているのではないか、と思わせる節があります。保守評論家がアメリカ批判のトーンを高めているのです。直接的きっかけは、米副大統領が中国に対し、防空識別圏の撤回を要求せず、習・バイデン会談で腰砕けになったようだという情報が広まっていることと、安倍首相の靖国参拝に対し、アメリカが「失望」を表明したことにあるようです。
 櫻井よしこは、「米への失望禁じえず」「アメリカよ、どうしたのだと、思わず尋ねたくなる」と述べ、「米国の大戦略や方針が定かでないかに見える今、大事なのは日本の国家意思の堅固なることだ」と主張しています。
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/140106/plc14010603160002-n1.htm

同様の趣旨は西尾幹二(『同盟国アメリカに日本の戦争の意義を説く時が来た』)や田久保忠衛も述べています。
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/131231/plc13123103150001-n1.htm

日本とアメリカの関係がどうなるかは、私たちが平和や外交問題を考える大前提です。
したがって「敵の内部の争い」だ、などと軽視することは絶対に許されないと思います。私は、アメリカに対しても中国に対しても毅然とした平和国家日本をめざすことが今年は本当に重要になると思っています。


百田尚樹の小説・ベストセラーを映画化した「永遠の0(ゼロ)」が上映中です。私も文庫を読んだ時から気にしていた作品なので、昨日映画館で見てきました。若い人が一杯でした。
http://info.movies.yahoo.co.jp/detail/tydt/id346152

 この映画の筋は、司法試験浪人の主人公が自分の祖父の真実を調べるために様々な人を訪問し、その中から「海軍一の臆病者」といわれた自分の祖父の真の姿を発見していくという物語です。
 この物語の中心は祖父がなぜ海軍一の臆病者と言われたのか、その祖父がなぜ特攻を志願したのか、にあるので、露骨な軍国主義礼賛ではありません。山本五十六批判 もでてきますし、特攻の是非についての賛否両論も紹介されています。しかし、結局は、妻や子のために、愛のために特攻を志願したというスキームは肯定されているのです。
 戦争中の個人の生をいくら積み重ねても戦争の全体像には到達しない。また逆に、個人の生を無視して戦争の全体像を語ることは真理ではない。この映画も戦争の全体像(この戦争はどういう戦争だったのか)との関連を抜きにして個人の生を積み上げると言う誤りに陥っているのではないかと思います。
 今は亡き労働法学者の沼田稲次郎氏が昭和22年の総選挙のときに「(太平洋戦争の)戦死者は犬死したというのか」という反問が演説会場から出て困ったと言う話を書いています(『行人有情』156頁)。
 ほんとうに日本の民衆感情をふまえたアジア・太平洋戦争像をつくりあげることに、日本の民衆運動はいまだ成功していないと思います。安倍政権の動きをみれば、そのことが急がれることは言うまでもありません。

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                以上


 


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