[CML 028645] エドワード・スノーデン「声なき人間になるくらいなら国なき人間になる」

Yasuaki Matsumoto y_matsu29 at ybb.ne.jp
2014年 1月 2日 (木) 00:52:46 JST


みなさまへ    (BCCにて)松元

すでに日本も、アメリカ、イスラエルのような監視国家に大きく舵を切ってしま
いました。
Peace Philosophy が、エドワード・スノーデン氏の書簡を掲載していますので
紹介させていただきます。

●Peace Philosophy Url
http://peacephilosophy.blogspot.com.es/2013/12/edward-snowden-i-would-rather-be.html
Monday, December 30, 2013

=======以下全文紹介=======


      エ ドワード・スノーデン「声なき人間になるくらいなら国なき人間にな
      る」 Edward Snowden: I Would Rather Be without a State than
      without a Voice.
      <http://peacephilosophy.blogspot.com.es/2013/12/edward-snowden-i-would-rather-be.html>

米国のプログレッシブニュースサイト、『コモン・ドリームズ』12月17日付
に掲載された、元CIA職員で米英による世界中での個人情報収 集活動を暴露
したエドワード・スノーデン氏のブラジル国民に向けた公開書簡が掲載されました。

NSA Surveillance Is about Power, Not "Safety"
An open letter to the people of Brazil
http://www.commondreams.org/view/2013/12/17-1

記事の写真に添えられたキャプションに、エドワード・スノーデンの言葉が紹介
されています。「政府がその名において何をやっているのかを大衆 は知る必要
が あります。そうでなければ、『統治される者の同意』など無意味なのです。
情報が開示されなければ、統治される者の同意は、同意とはいえませ ん。」

この手紙の中のスノーデンの名言には力づけられます:

I would rather be without a state than without a voice.

 「声なき人間になるくらいなら国なき人間になる」=「言論を失うぐらいなら
国籍など要らない」。

エドワード・スノーデン「NSA の監視は『安全』ではなく権力のためのものだ 」

ブラジル国民に向けた公開書簡

2013年12月17日

(翻訳: 酒井泰幸)

以下の書簡は2013年12月17日ブラジルの新聞 A Folhaにポルトガル語で掲載され
た。原文はGlenn Greenwaldの夫であるDavid Mirandaのフェイスブックにて提供
されている。


6ヶ月前、私はアメリカ 政府の国家安全保障局(NSA)の暗部から歩み出て記者
のカメラの前に立ちました。私は世界の人々と共有したのは、ある国々の政府が
全世界的な監視システ ムを構築しつつあるという証拠です。そのシステムは、
私たちがどのように生活しているか、私たちが誰と話しているか、私たちが何を
言って いるかを、秘密裏 に追跡します。もし私が目を見開いてカメラの前に立
てば、家族や家を失い、私の命にも危険が及ぶかもしれないことは分かっていま
したが、 私は敢えてそう決 心しました。世界の市民には、自分たちが生きてい
るシステムを理解する権利があるのだという信念に、私は突き動かされていました。

 私が最も恐れたのは、私の警告に誰も耳を貸 そうとしないことでした。しか
し、これが全くの見当違いであったということほど、私にとって喜ばしいことは
ありませんでした。いくつかの 国々での反響は特に私の心に残るものでした。
ブラジルは、まさにそのような国々の一つです。

 私はNSAで、犯罪の疑いなどない全ての 人々に対する監視が行われているの
を目撃し、これが私たちの時代で最悪の人権侵害に発展するであろうという危機
感を覚えました。NSAなど諜報機関の言い分では、私たち自 身の「安全」のた
めに、(つまりはジルマ[・ルセフ、ブラジル大統領]の「安全」のため、[ブ
ラジル石油公社]ペトロブラスの「安全」のために、)私たち のプライバシー
の 権利を踏みにじって私たちの生活に侵入したというのです。 彼らはいかなる
国の大衆にも、まして自国民にさえも、許可を求めたことはありませんでした。

 今日では、あなたがもしサンパウロで携帯電 話を持っていれば、NSAはあな
たのいる位置を追跡することができ、実際そうしています。彼らはこのような追
跡を世界中の人々に対して毎日50億回も行っています。[ブ ラジル・サンタカ
タリーナ州の州都]フロリアノーポリスの人が、どこかのウェブサイトを見たな
ら、あなたがいつ何をしたかをNSAは記録します。[リオグ ランデ・ド・スル
州の州都]ポルト・アレグレのお母さんが息子に大学の試験が良くできるように
と電話をかけたなら、NSAはその通話記録を5年以上も保存 することができま
す。標的にした人の名声を傷つけることが必要な場合は、誰が男女の関係を持っ
たとかポルノ写真を見たとかいうことさえも追跡します。

 アメリカの上院議員たちは、これは「監視」 ではなく「データ収集」なのだ
か ら、ブラジルの皆さんは心配する必要は無いと言います。皆さんの安全を確
保するために行っているのだと言います。しかし彼らは間違ってい ます。法的
に正当 な活動、つまり、個人を監視の標的にする場合は特定の個人に対する筋
の通った容疑に基づいて行われる、合法的なスパイ活動、合法的な法の 執行
[警察活動] と、すべてを見通す監視の下に全人民を置き、情報のコピーを永
久に保存するという、この一網打尽の監視活動の間には、天と地ほどの違いが
あります。これら の監視活動はテロリズムとはまったく無関係でした。これら
は産業スパイや、社会的統制、外交的な情報操作にまつわるものです。これらは
権 力にまつわるもの なのです。

 多くのブラジルの上院議員たちはこれに賛同 し、ブラジル市民に対する犯罪
容 疑の調査のため私に協力を要請しました。私は適切で合法なことなら何でも
協力する意思を表明しましたが、不幸なことにアメリカ政府は私の 能力を制限
するた め努力を惜しみませんでした。私がラテンアメリカに行けないようにす
るためエボ・モラレス[ボリビア大統領]の専用機を離陸阻止さえしま した。
どこかの国 が無期限の政治亡命を受け入れてくれるまで、アメリカ政府は私の
発言を妨害し続けるでしょう。

 私は半年前に、NSAは全世界に聞き耳を立 てたがっていることを公にしまし
た。現在、全世界は逆にNSAの言うことに聞き耳を立て、抗議の声を上げてもい
ます。そしてNSAは自分の耳に入ることが気に入らないの です。無差別の全 世
界的な監視という文化は、全ての大陸で公開討論と徹底した調査にさらされ、崩
壊しようとしています。わずか3週間前のことですが、ブラ ジルは国連人権委
員会を主導して、私たちがデジタル・ネットワークに踏み入ってもプライバシー
が効力を失うことはなく、潔白な人々を集団監視するのは人権 侵害であるとい
う ことを、歴史上初めて認めさせました。

 いま時代の潮流は反転しました。私たちのプ ライバシーを犠牲にすることな
く 治安を享受することができる未来を、私たちはついに見ることができます。
私たちの権利は秘密組織によって制限されてはならず、けっしてア メリカの政
府高官 がブラジル市民の自由を左右すべきではありません。集団監視の擁護者
たちは、私たちが手にした監視技術の進歩は民主的な統制を危険なまで に追い
越している と言っても信じないかもしれませんが、そんな彼らでさえも、大衆
の監視は大衆自身によって議論されなければならない問題だということに、 今
は同意していま す。

 私の良心的行動はこの宣言から始まりまし た。「私の言うこと全て、私のす
る こと全て、私が話す相手の全て、創造性や愛や友情の表現が全て記録される
ような世界に、私は住みたいとは望みません。これは私が支持した いと望むも
のでは ありません。これは私が築きたいと望むものではありません。これはそ
の下で私が暮らしたいと望むシステムではありません。」

 その数日後、私に伝えられたのは、米政府が 私の国籍を剥奪し、私を刑務所
に 入れようとしているということでした。私の発言の代償として私はパスポー
トを失いましたが、私は何度でも発言します。私は、政治的な安楽 のために犯
罪性を 無視するような人間にはなりません。私は声なき人間になるくらいなら
国なき人間になります。

 ブラジルの皆さんが私から一つだけメッセー ジを受け取ってくださるなら、
これを覚えておいてください。私たち全員が、不正に反対しプライバシーと基本
的人権を擁護するために団結す れば、私たちはどんなに強力なシステムからで
あろうと身を守ることができるのです。


エドワード・スノーデン


内部告発者のエドワード・ジョセフ・スノーデ ンは、アメリカ国家安全保障局
(NSA)と中央情報局 (CIA)職員の元技術請負人で、最高機密の 米英両政府によ
る大衆監視活動の詳細を報道機関にリークした。




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