[CML 029763] Re: 籾井NHK会長のさらなる暴言「発言、どこが悪いのか」論と藤原新也さんの「安倍という人間は悪知恵に長けている」論。また、藤原さんのNHK受信料「留保」行動の勧め

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2014年 2月 19日 (水) 19:29:04 JST


前田 朗です。
2月19日

石垣さん

ご苦労様です。

石垣さんからこんな質問が来るとは、全く思いがけないことです(苦笑)。

NHK受信料の契約は放送法64条(下記)に定められています。

これは契約自由の原則に対する例外です。近代市民法の基本原則は、自由意思を
基本としていますから、契約自由の原則です(公序良俗に反しない限り)。日本
民法に直接の規定はありませんが、この原則を疑う法律家はいません。

放送法64条はその例外として、受信用テレビを持っていれば必ず契約させられ
ることを定めています。任意ではなく、強制です。

(*私見では、これは憲法違反です。受信料の強制徴収は経済的自由、財産権の
侵害であり、憲法29条違反です。しかし、日本の裁判所はそうは考えません。
憲法29条2項により、放送法64条は合憲とされます。従って、NHKは堂々
と受信料を強制徴収できますし、裁判で強制執行することもできます。)

これに対して、古くからNHK受信料拒否運動が展開されました。本多勝一の著
書で知っている人も多いでしょう。この運動は、放送法が憲法違反、あるいは原
則違反、さらにはNHK番組が不当で偏向している、などの理由から、それぞれ
取り組まれたものです。

法律上は、はっきりしています。放送法64条は、全員一律の契約強制規定であ
り、例外規定はありませんし、解約規定もありません。

それゆえ、私たちにできることは、<放送法64条を守らないこと>、です。

それを「拒否」と呼ぶか、「不払い」と呼ぶか、「留保」と呼ぶか、「解約」と
呼ぶかは、それぞれの人の趣味の問題に過ぎないでしょう。「留保したつもり」
「解約したつもり」というだけのことです。裁判になった場合に、それぞれの立
場で使い分けることになるでしょうが。

後は、もし仮に強制手続きが行われようとした場合に、断固として拒否を貫く気
概があるか、という話です。

当然、断固拒否すべし。


*****************************

放送法第64条 協会の放送を受信することのできる受信設備を設置した者は、協
会とその放送の受信についての契約をしなければならない。ただし、放送の受信
を目的としない受信設備又はラジオ放送(音声その他の音響を送る放送であつて、
テレビジョン放送及び多重放送に該当しないものをいう。第126条第1項におい
て同じ。)若しくは多重放送に限り受信することのできる受信設備のみを設置し
た者については、この限りでない。
2 協会は、あらかじめ、総務大臣の認可を受けた基準によるのでなければ、前
項本文の規定により契約を締結した者から徴収する受信料を免除してはならない。
3 協会は、第1項の契約の条項については、あらかじめ、総務大臣の認可を受
けなければならない。これを変更しようとするときも、同様とする。
4 協会の放送を受信し、その内容に変更を加えないで同時にその再放送をする
放送は、これを協会の放送とみなして前3項の規定を適用する。

----- Original Message -----
> 前田さん
> お世話様
> NHKとは不払いとか受信料「留保」行動とかではなく、
> 契約を解除すればそれで済むと
> 確かこの欄である方からお聞きしましたが。
>   石垣
> 
> 
> 
> 
> > このトークでいずれNHK問題に触れると書いたのはつまりその件であり、都
知
> 事選につづき、また今回も私はCatwalk号船長としてではなく”個人”としてNHK
の
> 危機が改善されるまで受信料支払いの一時留保を実行することをすでに早くか
ら
> 決めている。
> >
> > これは公に言葉を扱う表現者としてきわめて自然な行動であり、そういった
動
> きが作家その他の表現者から上がってこない方が不思議である。
> >
> > 余談だが、NHKの営業経由の情報になるが、視聴者の中にはそのような常軌
を
> わきまえた方々が大勢いるようで今回のNHK会長の発言を期に静かな支払い留
保
> 行動が起こっており、すでに万単位に近づきつつあるらしい。
> >
> > 「この傾向がさらに進めばそれはNHKの存在理由の根底を崩すものですから、
> 組合としてもその一般視聴者の動静を盾に会長の去就に言及できるようになる。
> それにはさらに数が欲しい」
> >
> > NHKのある職員はそう言った。
> >
> >
> 
> : 籾井NHK会長のさらなる暴言「発言、どこが悪いのか」論と藤原新也さん
の「安倍という人間は悪知恵に長けている」論。また、藤原さんのNHK受信料
「留保」行動の勧め
> 
> 前田 朗です。
> 2月19日
> 
> 東本さん
> 
> ご苦労様です。
> 
> 藤原新也さん、これまでのNHK受信料不払い運動についての基礎知識をまっ
た
> く持っていないのですね。
> 
> 若干補足させていただきます。
> 
> 
> 不払い運動は、放送法の受信料強制が憲法違反であるという立場によるものと、
> それはともかくとしてNHK番組が偏向しているという立場によるものがあり、
> 両者が交錯し、重なったりしています。たぶん、東本さんは主に前者で、従と
し
> て後者でしょう。私も。
> 
> 
> >
> > 冒頭の鳥越氏の発言にはそういった意味があるわけだが、彼の発言にはジャ
ー
> ナリストらしからぬ穴がある。
> > >それは「不払い」という言葉を使っていることだ。
> > 現今の放送法にかかる法律では「不払い」とはひとつの犯罪であり、由なく
不
> 払いを続けるとそれは差し押さえの対象となり、法的に強制的に支払いを命じ
ら
> れるとともになにがしかのペナルティを課せられる可能性がある。
> >
> 
> 
> 
> さて、第1に、藤原さんは「不払い」は犯罪になりペナルティがあるから、鳥
越
> さんの話には「穴」があるとの意見です。
> 
> 放送法上の「犯罪」にあたるとしてもあえて不払いとするという立場が、従来
の
> 不払いですが、そのことを理解していないのですね。
> 
> 
> 
> > つまり不払い行動には視聴者としてまっとうな筋を通したロジックを持って
臨
> み、軽率にも「不払い」という言葉を使うのではなく「留保」という言葉を使
う
> べきなのである。
> >
> 
> 
> 
> 第2に、藤原さんは「不払い」は犯罪になるが、「留保」は犯罪にならないと
思
> い込んでいるようです。間違いです。支払うべき受信料を故意に支払わないこ
と
> が犯罪とされているのですから、不払いと言おうと、留保と言おうと、同じで
す。
> 
> 
> 
> > つまりこのたびのNHK会長の発言ならびに経営委員の発言や立ち居振る舞い
は
> 公共放送は公平であるべきとする「公共放送法」に抵触するものであり、その
危
> 惧が払拭されるまでNHK受信料支払いを一時留保する。というまっとうなロジ
ッ
> クを携えて一介の庶民としての力を発揮すべきなのである。
> >
> 
> 
> 第3に、NHK会長や経営委員の発言が放送法に反するという意見が「まっと
う
> なロジック」というのも間違いです。東本さんや私はこの意見に賛成ですが、
そ
> れは通りません。法律上、「ある人物の発言が放送法に反するか否かを視聴者
が
> 判断する」ということは想定されていません。人によって判断が割れやすい性
質
> の問題ですから、そういう事を想定するということはありません。
> 
> 
> 
> > そういった文言に関する、そして穴のないロジックの周到な準備の上に立っ
て
> ”不払い”行動を起こした場合、それを差し押さえでもって対処したとするなら
お
> そらく裁判では不利になるから相手はそう簡単には動けないわけだ。
> >
> 
> 
> 第4に、藤原さんの言う「穴のないロジック」(実は無意味な独りよがりのロ
ジ
> ック)について、差し押さえで対処するとNHK側が「裁判で不利になる」と
い
> うことはありません。裁判で問題になるのは、(1)受信料支払い義務があっ
た
> か否か、(2)支払い義務があると知りながら、故意に期日までに支払わなか
っ
> たか、という事実です。藤原さんの独りよがりな意見を聞くような、お暇でノ
ー
> 天気な裁判官はいません。
> 
> 
> 第5に、NHKが不払いに対して強制徴収や裁判手続きをあまりしてこなかっ
た
> のは、藤原さんの主張とは全く関係なく、(1)実際に強制するとかえって反
発
> が広がって不払い運動が広まる懸念、(2)わずかな受信料のために正式手続
き
> を取っても無駄なコストがかかるだけ、という理由です。前者(1)について
は、
> NHKと安倍晋三による番組改ざん問題の後しばらくNHKはおとなしくして、
> 不払いに対して何もせずにいましたが、ほとぼりがさめると再び強制手続きを
少
> しやるようになりました。内部からさえ、ポーズという声もありますが。
> 
> 
> 以上、東本さんは御存じのことばかりですが、藤原さんの意見をノーコメント
で
> 流しているので、私なりの補足を加えさせていただきました。(細かなことは、
> 今回は実際は重要ではありませんが。)
> 
> 運動としては、ともかく今回の件で不払いが増えれば、それがNHKに対する
庶
> 民の意思表示になるので、その点は下記の藤原さんの意見に賛成です。
> 
> また、この点以外の藤原さんの意見も、それなりになるほどと思って読みまし
た。
> 
> 以上。
> 
> 
> 
> > >
> > このトークでいずれNHK問題に触れると書いたのはつまりその件であり、都
知
> 事選につづき、また今回も私はCatwalk号船長としてではなく”個人”としてNHK
の
> 危機が改善されるまで受信料支払いの一時留保を実行することをすでに早くか
ら
> 決めている。
> >
> > これは公に言葉を扱う表現者としてきわめて自然な行動であり、そういった
動
> きが作家その他の表現者から上がってこない方が不思議である。
> >
> > 余談だが、NHKの営業経由の情報になるが、視聴者の中にはそのような常軌
を
> わきまえた方々が大勢いるようで今回のNHK会長の発言を期に静かな支払い留
保
> 行動が起こっており、すでに万単位に近づきつつあるらしい。
> >
> > 「この傾向がさらに進めばそれはNHKの存在理由の根底を崩すものですから、
> 組合としてもその一般視聴者の動静を盾に会長の去就に言及できるようになる。
> それにはさらに数が欲しい」
> >
> > NHKのある職員はそう言った。
> >
> >
> 
> 




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