[CML 029756] Re: 籾井NHK会長のさらなる暴言「発言、どこが悪いのか」論と藤原新也さんの「安倍という人間は悪知恵に長けている」論。また、藤原さんのNHK受信料「留保」行動の勧め

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2014年 2月 19日 (水) 17:51:07 JST


前田 朗です。
2月19日

東本さん

ご苦労様です。

藤原新也さん、これまでのNHK受信料不払い運動についての基礎知識をまった
く持っていないのですね。

若干補足させていただきます。


不払い運動は、放送法の受信料強制が憲法違反であるという立場によるものと、
それはともかくとしてNHK番組が偏向しているという立場によるものがあり、
両者が交錯し、重なったりしています。たぶん、東本さんは主に前者で、従とし
て後者でしょう。私も。


> 
> 冒頭の鳥越氏の発言にはそういった意味があるわけだが、彼の発言にはジャー
ナリストらしからぬ穴がある。
> >それは「不払い」という言葉を使っていることだ。
> 現今の放送法にかかる法律では「不払い」とはひとつの犯罪であり、由なく不
払いを続けるとそれは差し押さえの対象となり、法的に強制的に支払いを命じら
れるとともになにがしかのペナルティを課せられる可能性がある。
> 



さて、第1に、藤原さんは「不払い」は犯罪になりペナルティがあるから、鳥越
さんの話には「穴」があるとの意見です。

放送法上の「犯罪」にあたるとしてもあえて不払いとするという立場が、従来の
不払いですが、そのことを理解していないのですね。



> つまり不払い行動には視聴者としてまっとうな筋を通したロジックを持って臨
み、軽率にも「不払い」という言葉を使うのではなく「留保」という言葉を使う
べきなのである。
> 



第2に、藤原さんは「不払い」は犯罪になるが、「留保」は犯罪にならないと思
い込んでいるようです。間違いです。支払うべき受信料を故意に支払わないこと
が犯罪とされているのですから、不払いと言おうと、留保と言おうと、同じです。



> つまりこのたびのNHK会長の発言ならびに経営委員の発言や立ち居振る舞いは
公共放送は公平であるべきとする「公共放送法」に抵触するものであり、その危
惧が払拭されるまでNHK受信料支払いを一時留保する。というまっとうなロジッ
クを携えて一介の庶民としての力を発揮すべきなのである。
> 


第3に、NHK会長や経営委員の発言が放送法に反するという意見が「まっとう
なロジック」というのも間違いです。東本さんや私はこの意見に賛成ですが、そ
れは通りません。法律上、「ある人物の発言が放送法に反するか否かを視聴者が
判断する」ということは想定されていません。人によって判断が割れやすい性質
の問題ですから、そういう事を想定するということはありません。



> そういった文言に関する、そして穴のないロジックの周到な準備の上に立って
”不払い”行動を起こした場合、それを差し押さえでもって対処したとするならお
そらく裁判では不利になるから相手はそう簡単には動けないわけだ。
> 


第4に、藤原さんの言う「穴のないロジック」(実は無意味な独りよがりのロジ
ック)について、差し押さえで対処するとNHK側が「裁判で不利になる」とい
うことはありません。裁判で問題になるのは、(1)受信料支払い義務があった
か否か、(2)支払い義務があると知りながら、故意に期日までに支払わなかっ
たか、という事実です。藤原さんの独りよがりな意見を聞くような、お暇でノー
天気な裁判官はいません。


第5に、NHKが不払いに対して強制徴収や裁判手続きをあまりしてこなかった
のは、藤原さんの主張とは全く関係なく、(1)実際に強制するとかえって反発
が広がって不払い運動が広まる懸念、(2)わずかな受信料のために正式手続き
を取っても無駄なコストがかかるだけ、という理由です。前者(1)については、
NHKと安倍晋三による番組改ざん問題の後しばらくNHKはおとなしくして、
不払いに対して何もせずにいましたが、ほとぼりがさめると再び強制手続きを少
しやるようになりました。内部からさえ、ポーズという声もありますが。


以上、東本さんは御存じのことばかりですが、藤原さんの意見をノーコメントで
流しているので、私なりの補足を加えさせていただきました。(細かなことは、
今回は実際は重要ではありませんが。)

運動としては、ともかく今回の件で不払いが増えれば、それがNHKに対する庶
民の意思表示になるので、その点は下記の藤原さんの意見に賛成です。

また、この点以外の藤原さんの意見も、それなりになるほどと思って読みました。

以上。



> > 
> このトークでいずれNHK問題に触れると書いたのはつまりその件であり、都知
事選につづき、また今回も私はCatwalk号船長としてではなく”個人”としてNHKの
危機が改善されるまで受信料支払いの一時留保を実行することをすでに早くから
決めている。
> 
> これは公に言葉を扱う表現者としてきわめて自然な行動であり、そういった動
きが作家その他の表現者から上がってこない方が不思議である。
> 
> 余談だが、NHKの営業経由の情報になるが、視聴者の中にはそのような常軌を
わきまえた方々が大勢いるようで今回のNHK会長の発言を期に静かな支払い留保
行動が起こっており、すでに万単位に近づきつつあるらしい。
> 
> 「この傾向がさらに進めばそれはNHKの存在理由の根底を崩すものですから、
組合としてもその一般視聴者の動静を盾に会長の去就に言及できるようになる。
それにはさらに数が欲しい」
> 
> NHKのある職員はそう言った。
> 
> 




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