[CML 029727] イスラエルの「脱シオニズム化」(3):アラブ=イスラエル紛争のイデオロギー的源泉を枯渇させること

Yasuaki Matsumoto y_matsu29 at ybb.ne.jp
2014年 2月 18日 (火) 04:24:30 JST


みなさまへ    (BCCにて)松元
イスラエルの「脱シオニズム化」(3)です。

*【ご参考】***

The Jerusalem Declaration on Christian Zionism

*キリスト教シオニズムにかんする エルサレム宣言***

http://imeu.net/news/article003122.shtml
http://int.icej.org/media/jerusalem-declaration-christian-zionism


「平和をつくり出す人たちは、さいわいである、彼らは神の子と呼ばれるであろ
う。」(マタイ5:9)

キリスト 教シオニズムは、シオニズムのもっとも過激なイデオロギー的立場を
信奉する現代の神学的、政治的な動向であり、それゆえパレスチナとイス ラエ
ルの公正な平 和にとって有害となっている。キリスト教シオニストの計画予定
表では、帝国、植民地主義、および軍国主義のイデオロギーに福音が結び付け
て考えられてい る。その過激な形態では、キリストの愛と正義が現在に生きて
いるよりも、むしろ歴史の終末を導く黙示録の出来事を強調して考える。

われわれは、愛、正義、および和解という聖書の指針を堕落させる誤った教えと
してキリスト教シオニストの教義をきっ ぱりと拒絶する。

さらにわ れわれは、パレスチナを全面的に支配し無意味な国境を現在一方だけ
に負わしているイスラエルおよびアメリカ合衆国政府の構成員とともにあ るキ
リスト教シオ ニストの指導者たち、および組織の現代の同盟を拒絶する。これ
は、中東および他の世界のすべての人々の安全を脅かす終わりなき暴力の循環
を必然的に導いて いるからである。

われわれ は、あまねく存在するイエス・キリストが教えた愛、贖い、和解の福
音よりも永続する戦争と人種主義的排他主義を進めるような政策を支持し 促進
するキリスト 教シオニズムの教えを拒絶する。ハルマゲドンの破滅へ向かうと
世界を運命づけるよりも、むしろわれわれは軍国主義と占領政策のイデオロ
ギーから自らを解放 するようひとり一人に呼びかける。むしろ、国々の和解を
追い求めようではないか!

われわれ は、占領政策と軍国主義の犠牲を被っているパレスチナ人とイスラエ
ルの双方の人々のため、すべての大陸の教会のキリスト教徒に祈ることを 求め
る。これらの 差別的な行為は、イスラエルの排他的な入植地に囲まれてパレス
チナを疲弊したゲットーに変えている。没収したパレスチナ人の土地の上に不
法な入植地を創設 し分離壁を建設することは、このすべての地域の平和と安全
はもとよりパレスチナ国家の実現可能性をも妨害している。

われわれは、沈黙を破り聖地における公正な和解を語ることを沈黙しているすべ
ての教会に呼びかける。

それゆえ、もうひとつの道として以下の行動基準をわれわれ自身の立場として誓
約する:

われわれは、すべての人々が神の似姿として創られていると確信する。同様に、
他者の奪うことのできない権利を尊重す ること、すべての人間存在の尊厳を尊
ぶことを、われらは求められている。

われわれは、イスラエル人とパレスチナ人が、平和、公正、安全の中で共に生き
ることが可能であると確信する。

われわれは、パレスチナ人はイスラム教徒とキリスト教徒と共にひとつの民族で
あると確信する。われわれは、彼らの一 体性を分裂させ破壊するすべての企て
を拒絶する。

われわれは、他者の犠牲をある人々に許すというキリスト教シオニズムおよびそ
の他のイデオロギーの狭量な世界観を拒 絶するようすべての人々に訴える。

われわれは、公正で永続的な平和を達成するため違法な占領を終結する最も効果
的な手段として非暴力抵抗運動を果たす ことを誓う。

われわれは、キリスト教シオニズムおよびその同盟者たちが、植民地化、アパル
トヘイト、さらに帝国建設を正当化して いることを差し迫って警告する。

神は正義(公正)が行われるよう要求している。正義(公正)の基盤なしに、平
和、安全、和解を保持することはできな い。正義(公正)の要求が見えないの
ではない。正義(公正)に取り組むことは、一生懸命、持続的に、かつ非暴力で
続行されなければならな い。

「主のあなたに求められることは、ただ公義をおこない、いつくしみを愛し、へ
りくだってあなたの神と共に歩むことで はないか。」(ミカ書6:8)

これが、 われわれの立つところだ。われわれは、正義(公正)のために立ち向
かう。ほかではありえない。正義(公正)だけが、わが大地のすべての諸 国民
に繁栄と安全 な生活とともに和解につながる平和を保証する。正義(公正)の
立場に立つことによって、われわれは自らを平和の仕事に用いて平和のために
働く神の子にさせ るだろう。

「すなわち、神はキリストにおいて世をご自分に和解させ、その罪過の責任をこ
れに負わせることをしないで、わたした ちに和解の福音をゆだねられたのであ
る。」(コリント人への第二の手紙5:19)

ローマ・カトリック教会エルサレム総大司教マイケル・サッバーフ(Michel
Sabbah)

シリア正教会の大主教スヴェリアス・マルキ・モラッド(Swerios Malki Mourad)

英国聖公会中東およびエルサレム監督リアー・アブー・エルアサール(Riah Abu
El-Assal)

ヨルダンおよび聖地の福音ルター派教会監督ムニブ・ヨーナン(Munib Younan)

2006年8月22日


(以上、松元保昭訳)



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