[CML 029610] 若者は本当に田母神氏を支持したのか?

Yabuta Tohru ynntx at ybb.ne.jp
2014年 2月 13日 (木) 13:54:15 JST


藪田です。

表題の古谷経衡の記事があります。なかなか良い記事ではないかと思います。図表もありますので、URLをチェック本文をご覧あれ。

20代の24%が田母神に投票した。という若者右傾化の衝撃のように思いますが、投票率を加味すると、別の側面が見えます。

じつは、30代、40代、でも票数では、田母神を支えている。

20代はなんと、4人に1人しか投票に行っていないのです。選挙という民主主義参加の基本的権利の行使さえしない。こちらのほうが大きな問題ともいえます。


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http://bylines.news.yahoo.co.jp/furuyatsunehira/20140211-00032569/

若者は本当に田母神氏を支持したのか?

古谷経衡 | 評論家

2014年2月11日 20時5分
都知事選挙が明けて一息つき、各メディアが選挙分析の助けとなる指標を次々に公表している。中でも特に注目したいのは2月9日に出た朝日新聞の出口調査。これによると、20代の有権者の投票先で、2位につけているのが田母神候補であることが分かる。

・若者の田母神支持は本当か?
選挙戦では宇都宮氏・細川氏に及ばず4位となった田母神候補だが、20代からの支持は突出しているということができる。続いて、30代の得票でも3位につけているなど、この結果から「田母神氏は若者からの支持に支えられた」という言説が目立ってきた。
-----------------中略------------------------
・20代の投票率を加味しない「若者論」は無意味
田母神氏に投票した有権者の年代構成が、舛添氏、細川氏よりも若い、というのは各種調査で判明しつつあるので疑うべきものではない。しかし、これを以って「20代の若者(ネット世代)の多くが右傾化/正常化した」という論調には、大変強い違和感を感じざるを得ない。

まずこういった議論の多くは、世代別の投票率を勘案に入れていない場合が多い。つまり「20代のうち、何%が投票に行ったのか」で、「若者の右傾化/正常化」の文脈は変更を迫られることになる。もし20代の過半数が一票を投じ、そのうちの第2位が田母神氏に票を投じたのであれば、こういった「若者の右傾化/正常化」の理屈は一応筋が通っている。しかしもし20代のうち、ごく少数しか投票にいかなかった場合、その結果をそのまま「若者の意思の象徴」として捉えてしまうことに問題はないのか。
-------------------中略----------------------
これを観ても分かるように、世代別の投票率を勘案すれば、田母神氏への得票は20代がことさら多いというわけではない。寧ろ世代的には、30,40代を中心にほぼまんべんなく出力している、とも言える。唯でさえ少ない母数の内、その一部に有意な差が見られたからと言って、その結果を「若者全体」に援用するのは余りにも雑な議論である。少なくとも20代の投票率が、50%を超えてから判断しなければならない。20代で投票所に行くのはマイノリティ(25%)であり、更にその中で田母神候補に投じたのは更にマイノリティ(6%)である。

よって、左による「若者の右傾化」は事実誤認の過大評価であり、右からの「若者の(保守的な文脈での)正常化」は願望に基づく過大評価である、と結論するものである。


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