[CML 029359] 犯人を赦していなかった

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2014年 2月 3日 (月) 13:21:38 JST


 坂井貴司です。
 
オウム真理教事件や光市母子殺害事件などの凶悪犯罪が起こると「犯人を死刑に
せよ!」との大合唱が巻き起こります。「被害者は犯人が罰せされることを望ん
でいる。死刑にしなければ癒やされない」と言います。(それに対して秋葉原無
差別殺傷事件にはそのような声は上がりませんでした)

 今から30年前以上に起こったこの事件は、犯人が自殺することで「決着」が
つきました。犯人は「死んでお詫びします」と首を吊りました。
 しかし、被害者はそれで「癒やされた」わけではありませんでした。

1980年8月19日、新宿駅西口バスターミナル20番乗り場に停車中だったバスの車内
に、日雇い労働者の男がガソリンを投げ込み、火を付けました。バスは炎上し、
6人が死亡、14人が重軽傷を負いました。
犯人は悲惨な境遇で生まれ育った過去を持っていました。男は逮捕後の1997
年に首つり自殺をしました。

 この事件に巻き込まれ、全身の皮膚の80%を焼かれながらも奇跡的に生き延
びたのが杉原美津子さんでした。杉原さんは火傷の治療で大量に使われた非加熱
製剤によりC型肝炎に感染し、後に肝臓がんを発症しました。事件後『生きてみ
たい、もう一度』という手記を出版しました。これはベストセラーとなりました。
1985年には『生きてみたいもう一度 新宿バス放火事件』を出版しました。これは
映画化されました。

 「本当は犯人を赦していなかった」

 肝臓ガンにより余命いくばくもない杉原さんは、最近、この事件に向き合った
所、自分の本当の感情に気づきました。愕然とした杉原さんは、この事件の全体
像を調べ、『なぜ、事件は起きたのか。なぜ、自分は「被害者」となり、男は
「加害者」となったのか。』を問い直しています。

NHK総合
NHKスペシャル
「本当は赦していなかった〜バス放火事件・被害者"最後の旅路"〜(仮)」
http://www.nhk.or.jp/special/detail/2014/0228/index.html

放送日:2月28日
放送時間:午後10時00分〜10時49分 

坂井貴司
福岡県
E-Mail:donko at ac.csf.ne.jp
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「郵政民営化は構造改革の本丸」(小泉純一郎前首相)
その現実がここに書かれています・
『伝送便』
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