[CML 035641] 誰も原発事故は絶対起こらないと言わなくなった。それでも、原発を動かそうとしていると、遅まきながら

京都の菊池です。 ekmizu8791 at ezweb.ne.jp
2014年 12月 26日 (金) 21:56:16 JST


誰も原発事故は絶対起こらないと言わなくなった。それでも、原発を動かそうとしていると。遅まきながら気づきました。

転送・転載歓迎


京都の菊池です。

メルトダウン File.5
知られざる大量放出
http://www.nhk.or.jp/special/detail/2014/1221/index.html
を見て思いました。


原発事故は絶対起こらないと思ったならば、
原発を動かそうとする
と思うのかもしれないと思うのですが、

東電原発事故以後、
誰も 絶対原発事故は起こらない
とは言わなくなった。
(もしかしたら、誰か言っておられるのを見落としているかもしれません。絶対原発事故は起こらないと言っている事例がありましたら教えてください) 
それなのに、原発を動かそうとする。
これは、なぜなのかわかりません。


東電原発事故によって起こったことを(遠くチェルノブイリで起こったのではなく)見ようと知ろうと思えば、直に受け止めることができるのに、

東電原発事故のような事故が絶対起こらないとは言い切れないのに

なぜ原発を動かそうとするのかわかりません。

ただもしからしたら、

もしかしたら、
事故が起こったとしても、時間がかかるかもしれないけど、いつかもと通りになる(除染すれば、放射能汚染を取り除ける)、それまで、国や電力会社がしっかり支えてくれる、暮らしがたちゆくよう補償してくれると思っているからでしょうか。


そうだから、
国は、
原発事故で死んだ人はいない(不幸にして自殺された方がいたとしても、被曝が原因での健康被害が進んだため死んだ人はいない)

原発事故での健康被害はない
(※この二つ、死と健康被害は、起きたらもとに戻すことができない、難しいから)

で、なくてはならないとしているのでしょうか。
(※しかも、東電原発事故で起こった被害に対して責任を誰も問われないし(それに安心して原発を動かそうとしているのでしょうか)、
国の政策として行っているのに、今度原発事故が起こった時のために、なおいっそう責任をとらなくてよいよう準備を進めているように思ってしまいます。)

そんな中

NHKスペシャル
シリーズ東日本大震災
38万人の甲状腺検査
〜被ばくの不安とどう向き合うか〜

2014年12月26日(金)
午後10時00分〜10時49分NHK総合

が今日まもなく放送予定です。
再放送もあると思います。


番組ホームページで下記のように紹介されています。

災害

東京電力福島第一原発事故によって広範囲にわたり住民が被ばくするという、かつて経験したことのない事態に直面している福島県。
県は、福島県立医科大学と共同で18歳以下のすべての子ども38万人あまりを対象に甲状腺がんの検査を行っている。
ところが今、その検査を担う医療機関の対応をめぐり、住民の間に不信感が高まっている。
検査の過程で当初、住民が必要とする情報が提供されなかったりして、
住民の“不安”に寄り添う姿勢が見られないというのだ。
 チェルノブイリ原発事故の影響に向き合ってきたベラルーシでは、こうした検査を長期的・継続的に行い、早期発見、早期治療につなげている。
福島県で今のような状態が続いていけば、受診する人が減っていく可能性があり、
県立医科大学はこうした事態を受けて、新たな取り組みを始めている。

 住民の不安に向き合うには何が必要なのか。
住民側、
医療側
の様々な取り組みを取材しながら、福島で起きている事を記録し、考える。

とあります


NHKの番組表
の今日のページ
http://www2.nhk.or.jp/hensei/program/read/c.cgi?a=001&c=21&f=top
では、

・・・
NHKスペシャル 東日本大震災「38万人の甲状腺検査」

福島県で18歳以下の子どもを対象にした大規模な甲状腺検査が行われている。
原発事故以来、住民たちが抱えている
“不安”にどう向き合えばいいのか、福島の今を見つめる。

福島県で18歳以下のすべての子どもを対象に、30年かけて行う大規模な甲状腺検査が行われている。
原発事故によって放出された放射性ヨウ素をどれだけ一人一人が取り込んだのかわかっていないことが背景にあるが、
今、検査について住民の不安や不信が出るなど、先行きが不透明だ。

原発事故以来、住民たちが抱えている“不安”にどう向き合い、どう継続して健康を見守っていけばいいのか、
住民側、医療側を取材しながら考える。
・・・

と紹介しています。


http://list.jca.apc.org/public/cml/2014-December/035681.html
に書きましたが、

この番組は当初、

「住民の信頼は取り戻せるか
〜甲状腺がん・福島県立医大の模索」

その次は、
「"不安"とどう向き合うか
〜福島 甲状腺検査をめぐる苦悩〜(仮)」

と、題が変わってきて今日に至りました。

題から、何を放送しようとしたか、伝わり興味深いです。


同じくNHK番組表によると


今日12/26の朝7時からのニュースで


午前7時00分から午前7時45分(放送時間45分間) 
NHKニュース おはよう日本
[字幕放送]
原発事故の後、福島県が行っている子どもの甲状腺検査の2回目の検査の結果が発表されました。保護者の不安にどうこたえるのか、記者解説でお伝えします。
▼原発事故の後、福島県が行っている子どもの甲状腺検査の2回目の検査の結果が発表されました。保護者の不安にどうこたえるのか、記者解説でお伝えします。
・・・

が放送予定だったようです。
実際にはどのように放送があったでしょうか。


NHKは、昨日12/25からこのニュースを放送していたようで、NHKは、放送内容をウェブにアップしました。

読んでびっくりしました。

報道機関と自ら名乗る機関の仕事とは、発表を右から左にそのまま書き写すことなのでしょうか

下記を放送したようです
NHK
トップページ科学・医療ニュース一覧

2回目の検査で「子ども4人にがんの疑い」 

主要ニュース 
ニュース詳細

2回目の検査で「子ども4人にがんの疑い」
12月25日  19時09分

http://www3.nhk.or.jp/news/html/20141225/t10014283251000.html


東京電力福島第一原発の事故のあと福島県が行った子どもの甲状腺検査で、1回目の検査で「問題がない」と判定された人のうち4人について、
県の専門家の会議はことし行われた2回目の検査で、がんの疑いが見つかったと発表しました。
専門家の会議は
「被ばく線量が大幅に低いとみられることなどから、
これまでの検査結果と同様に現時点で放射線の影響とは考えにくい」と述べたうえで、
症例が少ないため引き続き慎重に調べることにしています。

原発事故を巡って福島県は、事故で放出された放射性ヨウ素が子どもの甲状腺に蓄積するとがんを引き起こすおそれがあるとして、
事故当時18歳以下だった38万人余りの子どもを対象に継続的に甲状腺の状態を調べる検査を行っています。
事故のあと行われた1回目の検査では、108人にがんやがんの疑いのあるという検査結果が出ていますが、
福島県がつくる専門家の会議が25日午後、福島市で会合を開き、
1回目の検査で「問題がない」とされた、当時6歳から17歳の男女4人について、ことし4月から始まった2回目の検査でがんの疑いが見つかった
と発表しました。

この4人について、
県の専門家の会議では、
▽被ばく線量が大幅に低いとみられることや
(※低い数値というのはいくらなのでしょうか、
その数値ならば問題ないという根拠は?)

▽放射線量の高い特定の地域に集中して見つかったわけではないこと
(※きちんとした、汚染状況マップ作っているでしょうか?事故当時と、その後を。)
などから、

これまでの108人の検査結果と同様に「現時点で原発事故による放射線の影響とは考えにくい」としています。

また、検査器具の性能の問題などで1回目の検査でがんの疑いを見落としていた可能性も否定できないという考えを示しました。
(※自分たちが言ったことさえ、覚えていないのでしょうか、
前回、検査器具の性能が高いから、
これまでなら見つからなかった、小さながんを早く見つけてしまった。(このがんはまだほうっておいても大丈夫といったとたんから、手術をしないといけないがんが多数だったから、自らのうそを自らで証明してしまう事態におちいりましたが)
と言ったこととの整合性はどうするのでしょうか。

記者の誰ひとりおかしいと思わず。そのまま言うとおり書き写したのでしょうか)


そのうえで「症例が少なく、子どもの甲状腺がんの発生のメカニズムに分かっていない部分も多い」などとして引き続き慎重に調べることにしています。


甲状腺検査とは

東京電力福島第一原発の事故を受け、福島県は住民の被ばくの影響を調べる調査の一環として、事故の7か月後から甲状腺検査を行っています。
対象は、当時の年齢で18歳以下だった人と、事故後1年間に産まれた子ども、合わせて38万人余りで、20歳までは2年ごと、それ以降は5年ごとに繰り返し検査を行う計画です。
これまでに検査を受けたおよそ30万人のうち、今回の4人を含む112人にがんやがんの疑いが見つかっています。

これについて検査を行っている福島県立医科大学は、
チェルノブイリ原発の事故と比較して、
(※何を言っているのでしょうか。

では、チェルノブイリ原発事故は、何と比較して小児甲状腺がんの多発を考えたというのでしょうか

東電原発事故の健康被害を調べるためには、原発事故前の状況、統計との比較が必要なのではないでしょうか。

しかも、ここで、チェルノブイリを引っ張り出しておきながら、

チェルノブイリ原発事故後、小児甲状腺がんにとどまらない広範な健康被害が起こっていることは黙殺する

いったい何を考えているのでしょうか)


▽被ばく線量が大幅に低いとみられることや
▽がんが見つかった子どもの年齢の層が異なっていること、
それに▽原発事故のあと、国内の別の複数の自治体で行われた調査と比べてがんが見つかった確率がほぼ変わらないことなどから、

(※びっくりしました、

複数の自治体で

108人にがんやがんの疑いのあるという検査結果(事故当時18歳以下だった38万人余りの子どもを対象)
と
ほぼ同じ確率だったというのでしょうか

福島では、手術が必要ながんが見つかっています。

その自治体でも、さらに調査を広げ必要な手術をどんどん行っているというのでしょうか。
日本全国で行っているというのでしょうか)


「現時点で原発事故による放射線の影響とは考えにくい」としています。

※関連して
みんな楽しくHappy口がいい♪
<甲状腺>関東のこども検査結果1818人中大きなしこり再検査が7人。正常な子供はたったの36%!
子どもの甲状腺 今後も検査を
NHK 11月9日 6時04分
http://kiikochan.blog136.fc2.com/blog-entry-3950.html
が
各地で検出された放射性ヨウ素131
を伝えています。


菊池
ekmizu8791アットezweb.ne.jp
(菊池へ送信の場合、アットの部分を@に直して送信してください。菊池)


CML メーリングリストの案内