[CML 035630] 笠木透さんが亡くなられました
maeda at zokei.ac.jp
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2014年 12月 26日 (金) 11:08:04 JST
前田 朗です。
12月26日
転送です(ただし添付を除く)。
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笠木透さんが亡くなられました。2007年と2008年に草津と栗東へ来られてコンサ
ート
に行き、辛淑玉さんを交えて歓談できたことが、今となっては大切な思い出とな
りま
した。中日新聞記事を添付します。
「私の子どもたちへ」は名曲です。福島事故後の状況を思うとき、さらに大切に
した
い歌です。
https://www.youtube.com/watch?v=uBYlnReBDDg
私の子どもたちへ
【作詞・作曲】笠木 透
1.生きている鳥たちが
生きて飛びまわる空を
あなたに残しておいて
やれるだろうか 父さんは
目をとじてごらんなさい
山が見えるでしょう
近づいてごらんなさい
コブシの花があるでしょう
2.生きている魚たちが
生きて泳ぎ回る川を
あなたに残しておいて
やれるだろうか 父さんは
目をとじてごらんなさい
野原が見えるでしょう
近づいてごらんなさい
リンドウの花があるでしょう
3.生きている君たちが
生きて走り回る土を
あなたに残しておいて
やれるだろうか 父さんは
目をとじてごらんなさい
山が見えるでしょう
近づいてごらんなさい
コブシの花があるでしょう
また、作詞された「あの日の授業−新しい憲法のはなし」も、改憲策動が強まる
中
で、教え子を戦場に送った先生が涙ぐんで自分を責めている状況が目にうかぶ歌
で
す。
https://www.youtube.com/watch?v=CX4fljRCWqw
朗読する笠木さんの姿がもう見られないことは大変残念です。
あの日の授業−新しい憲法のはなし
1.あの日の先生は 輝いて見えた
大きな声で教科書を 読んでくださった
ほとんど何も 分からなかったけれど
心に刻まれた あの日の授業
そこで、今度の憲法では日本の国が、決して二度と戦争をしないようにと、二つ
のこ
とを決めました。
その一つは、兵隊も軍艦も飛行機も、およそ戦争をするためのものは、い
っさ
い持たないということです。
これからさき日本には、陸軍も海軍も空軍もないのです。これを戦力の放棄とい
いま
す。『放棄』とは『捨ててしまう』ということです。
しかし、みなさんは、決して心細く思うことはありません。日本は正しい
こと
を、他の国より先に行ったのです。
世の中に、正しいことぐらい強いものはありません。
2.あの日の先生は 熱っぽかった
これだけは決して 忘れてはいかんぞ
あわをふいて ほえたり叫んだり
心に刻まれた その日の授業
もう一つは、よその国と争いごとがおこったとき、決して戦争によって、相手を
負か
して、自分の言いぶんを通そうとしないということを決めたのです。
おだやかに相談して、決まりをつけようと云うのです。
なぜならば、いくさをしかけることは、結局自分の国をほろぼすよう
なは
めになるからです。
また、戦争とまでゆかずとも、国の力で相手をおどかすようなことは、いっさい
しな
いことに決めたのです。これを戦争の放棄というのです。
そうして、よその国となかよくして、世界中の国がよい友達になってく
れる
ようにすれば日本の国は栄えてゆけるのです
3.あの日の先生は 涙ぐんでいた
教え子を戦場へ 送ってしまった
自らをせめて おられたのだろう
今ごろ分かった あの日の授業
4.あの日の先生は 輝いて見えた
大きな声で教科書を 読んでくださった
ほとんど何も 分からなかったけれど
心に刻まれた あの日の授業
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