[CML 035522] 日本人の姓名については,ローマ字表記においても「姓−名」の順とすることが望ましい

檜原転石 hinokihara at mis.janis.or.jp
2014年 12月 18日 (木) 13:50:07 JST


檜原転石です。

英語帝国主義に自発的に従属してしまう例として、名前をローマ字表記で「名−
姓」と書いてしまうこともあります。
このCMLにもかなりいます。

中国・韓国では英語表記でも「姓−名」なのに、何で日本だけが・・・、不思議
ですね。




▼歴史をふまえ、英語教育の現在と未来を考える、和 歌山大学江利川研究室のブ
ログです。

日本人名の英語表記の歴史

http://blogs.yahoo.co.jp/gibson_erich_man/20233128.html

・・・
・戦後の英語教科書で日本人の人名表記が日本流の「姓+名」となったのは
1987(昭和62) 年度版の/New Crown/(三省堂)からです。同教科書の内容紹介
には以下の記述があります。

「NEW CROWNでは、昭和62(1987年)度版から日本人の名前を[姓+名]の順序で表
記してきました。それは、人それぞれ固有の名前は、その人や民族のア イデン
ティティーを示すものであり、英語表記の中でも元々の順序を尊重して表記され
るべきである、という考え方に基づくもので す。ここには、国際理解の原点と
も言うべき視点が盛り込まれています。」

最近の中学校用英語教科書がすべて「姓+名」の順にしたのは、国語審議会の
2000年の答申
<http://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/12/kokugo/toushin/001217d.htm>で
「日本人の姓名については,ローマ字表記においても「姓−名」 の順(例 えば
Yamada Haruo)とすることが望ましい」としたことが大きいようです。

▼日本人名の英語表記――「名−姓」と書くのは英語帝国主義への自発的隷属か
http://blogs.yahoo.co.jp/henatyokokakumei/38954252.html


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