[CML 035460] 良き番組は作られてます。それに気づくかは私達に委ねられています。こころの時代ラジ・スラーニさんの話
京都の菊池です。
ekmizu8791 at ezweb.ne.jp
2014年 12月 13日 (土) 09:40:17 JST
良き番組は作られてます。それに気づくかは私達に委ねられています。こころの時代ラジ・スラーニさんの話
転送・転載歓迎
京都の菊池です。
良き番組は作られてます。それに気づくかどうかは私達に委ねられています。
先日早起きして、
偶然テレビをつけ、チャンネルを変えてみたら
ガザの弁護士ラジ・スラーニさんがお話されていました、
福島に訪れて思ったことも語りました。
2014年12月14日の前日である
今日12月13日土曜日
NHK教育
こころの時代〜宗教・人生〜「ガザに“根”を張る」
ガザの弁護士ラジ・スラーニさんの話が
13時より
全国再放送されます。
ぜひご覧ください。ぜひ録画し、繰り返し見ましょう。
NHKオンデマンドでも見れるかもしれません。
※原発被害糾弾
飯舘村民救済申立団
のホームページ
http://kyusaimoushitatedan.jimdo.com/
もぜひご覧ください。
[CML 034448] 13日のラジさん京大講演会、台風でも開催。IWJにより中継予定。ぜひ多くの人にお伝えください。
http://list.jca.apc.org/public/cml/2014-October/034522.html
も参照ください。
NHK教育
こころの時代〜宗教・人生〜/宗教の時間
(どうにもならない壁にぶつかったとき、絶望の淵に立たされたとき… どう生きる道を見いだすのか。先人たちの知恵や体験に、じっくりと耳を傾ける番組です。)
http://www4.nhk.or.jp/kokoro/
毎週日曜 午前5時〜6時
毎週土曜 午後1時〜2時(再)
NHK番組表
http://www2.nhk.or.jp/hensei/program/read/c.cgi?a=001&c=31&f=top
より
午後1時00分から午後2時00分(放送時間60分間)
こころの時代〜宗教・人生〜「ガザに“根”を張る」
[再放送]
ガザの弁護士ラジ・スラーニさんは、今夏の51日間に及ぶ戦火の渦中でも「人間としての尊厳」を保ち人権侵害と闘い続けた。
その生きる力と彼を支える「根」について聞く。
ラジ・スラーニさんは弁護士の傍ら、戦争や暴力の絶えないガザで人権保護団体を創設。
ガザの現状を世界に向け告発し続けた。
その闘いはイスラエルのみならずパレスチナ自治政府にも向けられ、両者から逮捕拘禁されるなどの弾圧を受けた。
悲惨な状況の中でも心の支えとなったのは「人間としての尊厳」。
来日したスラーニさんは原発事故で汚染された飯舘村を訪ね、ガザと共通する問題を見つめた。
苦難から見いだした思想と人生を聞く
【出演】弁護士・NGOパレスチナ人権センター代表…ラジ・スラーニ
【きき手】徐京植
とのこと。
先日チャンネルを変えるとちょうど、
ラジ・スラーニさんが
・・・
声もあげず、なすがままにされる。加害者にとってのよき犠牲者
には、なれません。
よき犠牲者には、なりません。
拒否することは
人間として大切なことだからです。
・・・
と語っていました。
スラーニさんは、
土井敏邦さんの案内で
飯舘村に訪れました
番組で語られたことを抜粋します。
・・・
〈ナレーション〉
飯舘村。
原発事故により激しく汚染されたこの村は、今もなお全域が避難指示区域とされ村を離れた住民が一時的に家に戻る時も
宿泊は許されていません・・・
〈ナレーション〉
・・・
住めなくなった杉下さんの家の周囲は
いまだに高い放射線量を示しています。
・・・
(放射線量計を見て、)
〈土井さん〉
92ですよ。
もう、すぐに離れないと・・・
・・・
〈杉下さん〉
このうちは、もうあきらめざるをえない。まわりの人が誰も戻って来ないというのがわかりました。
自分だけが戻っても、もう生活が成り立たない。
土地と家を失う、というよりも、家族とまわりのコミュニティー、絆が分断されますんで、もうなんとも言い難いですね。
言葉にはちょっと言い表すことができません。
・・・
・・・
〈ナレーション〉
この日一時帰宅した酪農家の長谷川健一さんは、
閉鎖した牛舎にスラーニさんを案内しました。
両親が開拓農家としてこの地に入り、力を合わせて築いた生活の糧。50頭まで育て増やした牛は、自らの手で処分しました。
・・・
〈長谷川さん〉
これは牛の管理表。
牛を処分する、屠畜させる順番を息子が決めた。・・・
・・・
〈長谷川さん〉
この今回の原発の事故というものは、
どんどんどんどん風化させよう、しようとしている。また国でもどんどん風化させようとしている。
それにはやっぱりマスメディアも一緒になって、なるべく報道はしないと。
そういう風な状況だから、まあ、日本人としては、どんどんどんどん今忘れて、さろうとしている。
さらに今度は、なぜかしら日本の国民的な人あたりのせいなのかそのへんはよくわからないのだけど、
おとなしすぎる
皆じっとやっぱりあの我慢している。ていうか、
まあそれについても、我々ももういい加減にしろと。我々に対してそういうことやんなよと。
おとなしくしてなさいよと、そういう風な態度というか、言っているようにしか、我々の目にはみえない。
飯舘村怒ってるんだぞ。
このまま黙っていたら、だめだぞ
とにかく声をあげることの大切さというものを
みんなに分かってもらいたいな。そう思います。
〈ナレーション〉
スラーニさんが訪ねてからの1ヶ月後の11月14日
飯舘村で村民が立ち上がりました。
酪農家の長谷川さんが代表となり、原子力損害賠償解決センターに東京電力の謝罪と損害賠償の支払いを求める申し立てを起こしたのです。
名を連ねたのは
全村民のおよそ半数に達しました。
(※原発被害糾弾
飯舘村民救済申立団
のホームページ
http://kyusaimoushitatedan.jimdo.com/
もぜひご覧ください)
〈スラーニさん〉
飯舘村は私の知る中でも最高にすばらしい場所の一つです。
耳をすませば、鳥がさえずり、木の葉のざわめきが聞こえます。全てが完璧な世界です。ただし、人間の姿が消え失せ、そこに入ることができないことを除いては。
ここも人々の生活の根が破壊された場所です。
私は大きなショックを受けました。もちろん津波や地震もありましたが、問題はここに原発があったことです。
私は人々にたずねました。
誰か謝罪しましたか、
答えはいいえ
この罪について誰か責任を問われた人はいますか。
いいえ。
私は、ある意味で、これはガザなのだと思いました。
飯舘村の人々は、疎外され、無視され、放り出されていると感じています。
ガザにあるような難民キャンプではありませんが、この日本にもある意味で難民キャンプがあるのだと思いました。
日本にも故郷を追われた難民のような人々がいるのです。
私が会った方たちは、はっきりと、法の裁きを求め、法の正義を望むと話していました。
私が考えるに、ガザと福島はコンセプト、置かれている構造が似ています。
そこには、アカウンタビリティ
つまり責任の追求が欠けているのです。
〈徐京植さん〉
福島の被害者の中に、
あのーこの事態を心から悲しみまた怒りそして企業や国家の責任を追求する人たちも存在します。
しかしその人たちの声は隠されて届かないという現実があり、またその人たち以外の日本の人々がそれについて真剣に耳を傾けない、関心を持たないという現実がありますね。
だからあなたがおっしゃったようにアカウンタビリティを問うことができるかどうかということが、
その今日本にいる人間に問われてる試練なんですね。それがつまりヒューマンディグニティ人間としての尊厳を持って生きることができるかどうかということです。
この問題については私は残念ながら楽観的ではないんです。
〈スラーニさん〉
まず、政治のレベルで言えば、政治家は原発は安全だ。決して事故は起きないと言ってきました。ところが起きたのです。他の原発で事故が起きないと言えるでしょうか。
政治家には責任があります。
次に学界やメディアなどですが、彼らは人々の良心を代表すべきです。皆も求め続けるべきです。
法の支配が崩れれば、弱肉強食のジャングルの掟になってしまうからです。
国内レベルで責任の追求ができず、正義が実現しないのならば、私は国際的な場においてそれを実現できる可能性があるとここで申し上げておきたいと思います。
〈ナレーション〉
東京でのスラーニさんの講演。
その最後にスラーニさんは
戦火の中でも失わず支えとしてきたことについて
語りました。
〈スラーニさん〉
私達が失わなかったことが一つだけあります。
人間としての尊厳です。
誰であれ、私達の根を故郷の大地から引き抜くことはできません。
私達には力があります。
なぜなら、世界各地で自由を求める献身的な人々が、パレスチナ人を支え連帯してくれるのを
この目でしっかり見ているからです。
・・・
・・・
〈ナレーション〉
しかし当事者であるイスラエル人とパレスチナ人の日常的つながりは分断されています。
その境界には今もなおイスラエルによって築かれた分離壁と呼ばれる壁が高くそびえ、人の交流を物理的に遮断すると共に対話によって互いを理解しあおうとする人々の思いも隔ててきました。
〈徐京植さん〉
まあ人間と人間を隔てる壁ということを私達は考えるんです。
恐らく私の感じでは、この数年の間に、特にイスラエルの側の人達があなたがたが見えなくなってきた。見ようとしなくなってきたとも言えると思います。
それは90%以上のイスラエル国民が今回の攻撃を支持しているという数字にも現れていますし、シニシズムもっと別な言い方をすれば人間は非人間であるという原理、そういう思想
人間は人間ではないという思想
が勝利を収めつつあるプロセスという風に私には見えるのです。
そのことにぎりぎりの場所で最も困難な前線で
そのことと抗っているのがあなたがただと
という風に思えるんですけれども、
これに対してどう闘うか、どういう風に抵抗していくか、こういう現状はどうなっているか
ということにはどうお考えでしょうか。
という問いにも、
ラジ・スラーニさんは答えています。
・・・
ぜひ、今日12/13土曜日の13時からのNHK教育での、全国再放送を
ぜひご覧ください。ぜひ録画し、繰り返し見ましょう。
NHKオンデマンドでも見れるかもしれません。
菊池
ekmizu8791アットezweb.ne.jp
(菊池へ送信の場合、アットの部分を@に直して送信してください。菊池)
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