[CML 035377] 12/11(木)「『湾岸戦争とイラク戦争』を考える」変革のアソシエ・近現代史講座のご案内

masuda miyako masuda_miyako1 at hotmail.com
2014年 12月 8日 (月) 10:51:02 JST


 
皆様
  こんにちは。犯罪都教委&1悪都議(2悪はすでに消滅)と断固、闘う増田です! これはBCCでお知らせしています。重複、長文、ご容赦を。 
 
   毎月第2木曜日、「育鵬社『歴史偽造』中学歴史教科書を読みながら、真実は何か?」を考える近現代史講座です。

 *日時:12月11日(木)19:00〜21:00 

 *場所:東京中野・協同センターアソシエ 
           
 東京都中野区中野2-23-1 ニューグリ−ンビル301号       
    中野駅南改札口新宿方向に線路に沿って徒歩2分   電話 03-5324-1395 

 *参加費:1000円

 *テーマ『湾岸戦争とイラク戦争』

 いよいよ、育鵬社歴史教科書の最終章です。この教科書は、もちろん、最後まで育鵬社教科書らしく(笑)、「湾岸戦争とイラク戦争」については、以下のように記述します。

 

「1991年に湾岸戦争が起こりました。イラクのクウェート侵攻に対し、国連決議に基づくアメリカなどの多国籍軍が編成され、イラク軍を敗退させました。このとき、日本は巨額の戦費を負担しましたが、憲法の規定を理由に人員を派遣しなかったため国際社会の評価は低く、国際貢献のあり方があらためて問われる結果となりました。2001年、ニューヨークなどがテロリストの襲撃を受け、アメリカはそれをかくまっていたアフガニスタンのタリバン政権を攻撃し、ついで、イラクのフセイン政権を倒しました。

 アメリカでは2009年、黒人初の大統領としてオバマが就任し「核なき世界」をうったえてノーベル平和賞を受賞しました。しかし、北朝鮮が核実験やミサイル発射を繰り返すなど、世界から核兵器の脅威は去っていません。」

 

 大量破壊兵器の最たるものである核兵器を世界一大量に保持しているアメリカより、「北朝鮮の核兵器の脅威」の強調…

 

湾岸戦争の記述には、本当に、この教科書の執筆者たちが、なんとかして「日本国憲法、憎し」!? の「歴史認識」を中学生に刷り込みたい、という執念が現れているようです。

 

「日本は巨額の戦費を負担しましたが、憲法の規定を理由に人員を派遣しなかったため国際社会の評価は低く」って、この「国際社会」は、どこの国でしょうか? 確かにクウェートが米紙に出した感謝広告で30カ国が挙げられた中に日本という名前はなかったのですが、日本が負担した「巨額の戦費」…日本国の市民が払った税金…は、どこの国の財布に入ったのでしたか?

 

間違いの多いWikiですら「当初の援助額である90億ドル(当時の日本円で約1兆2,000億円)の内、クウェートに入ったのは僅か6億3千万円に過ぎず、大部分(1兆790億円)がアメリカの手に渡ったことも要因となる。また、クルド人難民支援等説明のあった5億ドル(当時の日本円で約700億円)の追加援助(目減り補填分)の内、695億5000万円がアメリカの手に渡った(いずれも1993年〔平成5〕4月19日参議院決算委員会、外務省北米局長・佐藤行雄の答弁より)。」とあるのですけど…

 

それにしても、国連決議に基づかない、アメリカのイラク侵略戦争…「大量破壊兵器を持っている」と理由は真っ赤な嘘でした…に、日本が自衛隊を派兵して参戦していた事実は、この教科書では全く無い!? ことになっています。

 

日本は、ここで既に「集団的自衛権」を行使していることが中学生にも分かってはマズイ、ということでしょうか? 

 

「大義」の無かった汚い侵略戦争だったからでしょうか? 2008年4月17日に「自衛隊イラク派遣は違憲」という画期的判決が出て確定しています。

 

この画期的な判決などを読みながら、両戦争の意味を考えあいたいと思います。ご都合のつく方は、ぜひ、ご参加ください! 		 	   		  


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