[CML 035323] 12.4「声明:東京地裁によるテント裁判“結審”強行を弾劾する」

長船 青治 pencil at jca.apc.org
2014年 12月 4日 (木) 21:26:39 JST


長船です。

本日のテントの記者会見で配布された抗議声明を送信します。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
声明:東京地裁によるテント裁判“結審”強行を弾劾する
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

12月3日、東京地裁大法廷にて、テント裁判第9回口頭弁論が行われた。
今回の口頭弁論では、前回法廷で、当事者参加を申し立てた43名のうち、福島の女性たちをはじめとする6名が法廷内に入り、福島県双葉町で3・11事故に遭遇し、
現在も都内に避難している亀屋幸子さんの感動的な陳述が15分にわたって行われた。
法廷をうめる多くの人々が涙ながらに聞き入った。

ところがその直後に、村上正敏裁判長(民事37部)は、「合議のため、5分間休憩します」といい、3名の裁判官は合議室に消えた。
そしてこの「休廷」ののち、裁判長は、弁護士の証拠・証人調べ請求を却下、続いて間髪を入れず「今回の法廷で弁論は終わります」とつぶやき、閉廷を宣言することもなくそそくさと姿を消した。
一瞬の出来事だった。請求却下直後に弁護士が「忌避」を申し立てたが無視した。
傍聴席の多くが何が起きたのか理解できなかったが、これが昨年3月以来続いてきたテント裁判の「結審」だった。

弁護士らは、直ちに裁判部に抗議したが、村上裁判長は姿を見せず、一切の要請・確認にも応じなかった。
裁判長の「審議終了」発言の前に、われわれは「忌避」を申し立てた。
裁判は止まっているはずだ、という抗議にも一切回答しなかった。
シナリオ通りに法廷は進行した。
先日の進行協議で裁判所は、次回第10回口頭弁論の期日を来年2月26日と指定した。
また今回法廷では前記・亀屋さんの陳述を認めるなど、被告とその代理人側の意向に応えるかのようなポーズをとりながら、だまし討ち的に「結審」を強行したのだ。

われわれは、怒りをもって村上裁判長の無謀な訴訟指揮を弾劾する。
これは、国・経産省の意に沿った、鹿児島・川内原発再稼働情勢の切迫と一体となった暴挙である。
福島原発事故は終わったどころか、始まったばかりだ。
廃炉への道のりは少なくとも数十年といわれている。
にもかかわらず原発の再稼働・輸出などにひた走る安倍政権の血迷った暴走は、まさしく亡国の道である。
われわれは許すことも、諦めることもできない。
引き続き、脱原発の砦・テントを守り抜き、原発をなくし、再稼働を阻止するために全力をあげる決意である。

 2012年12月4日       
「経産省前テントひろば」

〜〜〜〜〜「講義声明」転送ここまで、〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
長船 青治
〒197-00 23  東京都福生市志茂28
Tel:  042-552-8223
Cel: 070-5300-0161
pencil at jca.apc.org
<東日本大震災緊急支援市民会議の記録>
http://seijiosafune-shushu.blogspot.com/
「長船青治の小品集」
http://shiminkaigi311.blogspot.jp/
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~



CML メーリングリストの案内