[CML 035267] 今日の言葉(「私」と総選挙)14 ――「GDP解散」で僕が深いため息をつく理由。・・・・のアベノミクス批判の弁
higashimoto takashi
higashimoto.takashi at khaki.plala.or.jp
2014年 12月 1日 (月) 19:30:49 JST
「今日の言葉」(「私」と総選挙)14は、岩月浩二さん(弁護士)、猪野亨さん(弁護士)、大沢真理さん(東大教授)、神保哲生
さん(ジャーナリスト)、想田和弘さん(映画監督)それぞれの「僕のアベノミクス批判」の弁です。「相も変らず経済成長に固執
し、新しいビジョンを示そうとしない安倍政権の責任は重い。しかし、この期に及んでも成長神話を信じ、アベノミクスに浮かれ、
それが失敗したらまるで自分が浮かれていたことはなかったかのように批判に回る私たち主権者の責任も同じように重い」
(想田和弘さん)。だから、私たちはこの総選挙でアベを倒すためにはなにがもっとも有効か、を考え続けなければならない。
私の考えはハッキリしています。少なくとも第3極に票を散らして前回総選挙の二の舞を演じることは断じて避けなければなら
ない、ということ。
「街の弁護士日記」(2014年12月1日)から。
http://moriyama-law.cocolog-nifty.com/machiben/2014/12/post-5ba8.html
年金資産の大部分をリスク資産である国内外の株式と外国債で運用するドラスティックな運用変更が発表されたのは10月31
日。年金史上ない重大事が起きたというのに驚くほど静かだ。連合以外に反対する組織はあるのだろうか。実は、選挙にな
れば強力な宣伝力のある共産党が【消える年金】とでも名付けて国民的な関心事になることを期待していた。各党の政策集が
出たので、この問題がどう取り上げられているか、見てみた。 小さな記載で及び腰に見えるが民主党は株式運用比率を高め
ることに反対している。驚くことは他の党は年金資産運用変更問題に全く触れていない。あの共産党もだ。社民党が長期に渡
って安全な運用をするとしているが、これだけでは何を言っているかさっぱりわからない。ショックである。証券取引の専門家
がリスクを指摘しているのに、民主党を除いて、この問題を無視している。この状態は民主党以外、日本国債はリスク債であ
ることを各党とも暗黙の前提としているとしか考えがたい。国債破綻織り込み済み総選挙という所以である。そしてどの党も国
債リスクをいわないということは、だれもこれに責任を負わないということだ。
(略)
「マガジン9(想田和弘)」(2014年11月26日)から。
http://www.magazine9.jp/article/soda/16361/
・・・・それは、安倍政権が「アベノミクス」ひとつで日本人を浮足立たせ、期待と人気を維持し、悪政に対する免罪符を得てきた
ことと、表裏一体の関係にあるからである。要は、経済成長策への期待が安倍政権をもてはやし、経済成長策の失敗が安倍
政権を追い込んでいる。日本の主権者が政府や政治家に最も期待することは、経済成長を成し遂げることであり、それ以外は
二の次である。安倍政権誕生から解散までの顛末は、そのことを僕に告げているのだ。
(略)
私たちは、そろそろ無理矢理に経済規模の拡大を追い求めるよりも、経済の中身の充実や、限られたパイの分配の公正性こ
そを目指すよう、方向転換すべきなのである。それなのに相も変らず経済成長に固執し、新しいビジョンを示そうとしない安倍
政権の責任は、もちろん重い。しかし、この期に及んでも成長神話を信じ、アベノミクスに浮かれ、それが失敗したらまるで自分
が浮かれていたことはなかったかのように批判に回る私たち主権者の責任も、同じように重い。けれども、そのことを反省する
言葉は、政治家や官僚の間からも、エコノミストの間からも、私たちの間からも、ほとんど聞こえてこないのである。
以下、省略。全文は下記をご参照ください。
http://mizukith.blog91.fc2.com/blog-entry-1086.html
東本高志@大分
higashimoto.takashi at khaki.plala.or.jp
http://mizukith.blog91.fc2.com/
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