[CML 035262] <テント日誌11月29日(土) 経産省前テントひろば1176日目、商業用原発停止439日目>
Kimura-m
kimura-m at ba2.so-net.ne.jp
2014年 12月 1日 (月) 16:45:41 JST
(転送します)
テント日誌11月29日(土)
経産省テントひろば1176日 商業用原発停止439日
テント裁判(第9回口頭弁論 午後3時103号法廷)に結集を!
テントに出かける前に近所のお寺に寄った。紅葉を見に温泉にでも、と思ってはいたが、そんな余裕もなくて近所のお寺にというわけだ。まさに黄金の色に染まった銀杏や紅葉に堪能した。テントに行くと周辺は落ち葉だらけで余りきれいではない。いつも丁寧に掃除をしていただく人には申し訳ないがこれはこれで風情もあると思ってしまう。そういえば久見崎海岸で野営のテント(脱川内原発テント)の面々はどうしているのかと思う。あの砂浜は冬には結構北風が強くなると聞いていたかテントの面々はどうしているだろう。地元の人たちの関わりも増えていると聞いているからそれは心強いが、こちらも冬本番を乗り切らなければと思う。
権力の側は川内原発を皮切りにした原発再稼働に向けあらゆる手を打ってきている。彼らは正面からの問題の提起や主張を避け、裏というか闇でその準備を進めている。電力業界の独占的支配維持と原子力マフィアの既得権利害擁護を根底にした動きが進められているのだ。再生エネルギーの買取り制限をはじめ、いつの間にか原発最優先エネルギーへの転換など彼らのシナリオ通りに事は運ばれているように見える。シナリオもやり口も見えているのだけれど僕らにはそれを阻止する手だてはなかなか見えない。
悔しいがそれが現実である。国民の原発存続否定の意志だけが頼りであり、その存続の中で彼らの動きを止める道を探索するしかない。徒労に似た歩みの中でややもすれば身内の諍いに足をすくわれかねないという苦い経験をかみしめて進んでいくしかない。諍いは悪意というよりは無意識も含めた善意のうちに出てくる。だから自覚的であることが必要なのだ。権力の側のシナリオはどんなに完璧に見えても矛盾も弱点もある。
それはなかなか見えにくくてもあるが、やがては露呈してくる。その前に僕らが内部対立で自ら敗退の道に落ち込まされるかの時間的闘いである。こちらがきつい時は相手もそうなのだ。僕らは想像力を働かせて闘いの現状を知り、気持ちを広げて行こう。
反原発運動の困難さ決意の問題ではなく、原発の存続を否定する普遍的な考えを深めて行けるか、どうかにある。僕らは僕らの直観を考え続けることしかそのための道を持たない。しかし、いつも考え続けていることは。それを促し契機を持っている限りはこの道は生きている。現在という時代が僕らに強いる闘いの様式なのだろうが、僕らは考え続けることが抵抗であるという未知の時代に足を踏み入れているのだ。悩み揺れ動きながら、しかし、しなやかにしぶとく闘い続けるという持久戦をやっている。
テントではいろいろの議論がある。夜は鍋を突きながら多くの議論を重ねている。前夜はフランスの青年を交えて話は弾んだ。沖縄のこと、台湾や香港もことなど、新しい闘いは始まっているし、1968年ころとは違った動きが世界的に出てくる前兆の予感がすると僕は話した。フランスの青年はサルトルもフーコーのこともよく知ってはいたが、果たして1968年には生まれていたのだろうか。
議論は延長戦になって深夜の日比谷公園にまで足が延びることもあるが、午前中は比較的静かである。それでも、朝、座り込んでいると挨拶をしてくれる人も多くなった気がする。そういえば、年末も近い。12月21日には冬至祭りをやるが、いろいろのことも考えている。そのうちにお知らせしたい。
O・Eさんの「裁判闘争の現状と展望」と題された報告を11月16日付の日誌で載せている。経産省側(国側)は「本件請求が正当であることは明らか」、「速やかに弁論を終結して請求内容の判決」をと結審の要求をしている。国側は僕らの展開している内容に答えのではなく、素通りする形でひたすら結審を要求している。これに対して僕らは3日の裁判で原発問題を全面化いく方針である。
多数当事者による集団的訴訟を実現することを目指して進みたいとも考えており、43名の本件訴訟への当事者参加を申立てている。次回の裁判2015年の2月26日になった。国側の早期結審という要求に対して、原発問題の中でテントがあること、その目的をもって存在していること、また、テントに参加している多数が当事者として加わることを目指して対決して行きたいと考えている。これまで多くの方が裁判を傍聴していただいたが12月3日もこれまでに劣らぬ参加を望みたい。(三上治)
判第9回口頭弁論《103号法廷》
午後2時 地裁前集合 抗議集会
午後3時 第9回口頭弁論
午後5時 裁判報告集会(参院議員会館講堂)
発言: 川内現地報告 勝又美佐子(原発いらない福島の女)河合弘之他
(次回は2015年2月26日2時30分〜に決定)
川内原発テントの連絡先
<連絡先> 脱原発川内テント 鹿児島県薩摩川内市久見崎町久見崎海岸(郵便物は久見崎簡易郵便局留)Tel 090−3919−0604(渕上)090ー3202−7897(小川)090−7276−9035(福田)090−5339−2243(江田)
e-mail sendai.tent at gmail.com ブログ http://sendai-tent.tumblr.com
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