[CML 033514] “ある言葉を使わない自由”
檜原転石
hinokihara at mis.janis.or.jp
2014年 8月 30日 (土) 08:47:26 JST
檜原転石です。
佐藤 さん、こんちは。
おおざっぱに言って、
現在日本で、黒に偏見をまとわりつかせる元凶はといえば
警察用語の「黒」と白人英語のblackでしょう。
警察用語の「黒」は警察になじむ記者・モノカキ・法曹関係者などから発せられ
私たちを洗脳します。加えて、この頃のトンデモ和製英語「ブラック」の氾濫で
「ブラック」は白人英語のblackに限りなく近づき、白人英語なみに悪が含意さ
れます。
よって名誉白人用語のトンデモ和製英語「ブラック」とよんでよいわけです。
米国の黒人の好ましい呼称にブラックについでアフリカンアメリカンもあり、これは
アフリカ系アメリカ人と訳されます。
歴史をよりさかのぼれば、現代科学では人類はすべて“アフリカ系”と分かってい
ますし、アラビア半島の南岸をたどった
人間も数百人と推定されています。で、この人類みな兄弟姉妹の末裔が現代にい
たり、
限りを知らない強欲なガリガリモウジャ連中によって、人間の平等がズタズタに
されています。
人間の平等は人類が獲得した叡智ですが、この頃の研究では不平等性に対する嫌
悪は扁桃体とも
関わっているという知見もあるのです。平等な分配をする狩猟民族には鬱がない
という研究もあり、
これらから強欲企業独裁の門をくぐりつつある人類がいかに危機的かは理解でき
ます。
言葉は人のものの見方を端的に表すので、黒に悪を含意して使っている人は、も
のの見方に偏りがあるとも判断されます。
新しい知見で言葉は常に検証されていくべきもので、私たちは自らの知識に見
合った言葉を使えばいいのです。
よって遅れた言葉など使う必要もありませんし、トンデモ和製英語「ブラック」
など使ってはいけない言葉です。
「信教の自由」で最も大切なのは宗教を信じない自由です。よって、“ある言葉
を使わない自由”など、正々堂々と主張していけばいいのです。
これに関して「悪質な恫喝」などアホを抜かすヤツもいますが、法曹界のメダカ
社会,同窓会のメダカ社会で身動きできないだけの人間なのでしょう。
たった一人の中学生だって、多勢が従う愚劣をぶちこわしたことができたのに、
大の大人の私たちが“ある言葉を使わない自由”で
縮こまっていてはいけません。もちろん英語帝国主義下では“英語を使わない自
由”も正々堂々と行使されなければなりません。
▼米国の人種・民族の自称についての国勢調査(1995年)で、黒人の場合
は、混血も含め、単純に「アフリカ系」でない者も含まれて、
一番好まれている呼称は「ブラック(黒人)」(44.15%)だった。「アフリカ
系アメリカ人(African American)」 28.07%、「アフロ=アメリカン(Afro-
American)」12.12%
▼人権派の前田朗先生曰く――
文脈を無視して何でも差別だと言い募ることを、PC(Political Correctness)と
言います。PCは日本的に言えば差別語狩りです。相手に対する差別が行われてい
る場合ではなくても、言葉が気に入らないといって非難することであり、不毛な
議論の原因となります。「**が聞いたらどう感じるか」と、勝手に文脈を変え
ることは止めましょう。文脈と意味を読み変えて非難するのは、悪質な恫喝とな
ります。
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「差別語狩り」が駄目だと考えている致命傷はともかく、簡単な想像力で――
日本のある会社に黒人の上司がいて、ある労働者が上司を「ブラック上司」だ
とあしざまに非難した場合、
前田先生はどう言いつくろうつもりなのか?
『ホワイトラブ』という歌が流行った日本では、ホワイトに白人の意味があ
り、ブラックに黒人の意味があることさえ
知らなかった。よって「ブラック会社」「ブラック企業」という愚劣な言葉も馬
鹿で暇なネット市民が発見できた。加えて
同じく無知な人間(今野晴貴などや『しんぶん赤旗』など)がこのネットの卑語
を使えると錯覚して採用してしまった。
この現象を称して――「無知は力!」だ、トンデモ和製英語「ブラック」(「ブ
ラック企業」・「ブラック大学」など)大氾濫!
▼東電株を持っていたアキヒトと反黙祷と平等意識と扁桃体
http://blogs.yahoo.co.jp/henatyokokakumei/38849779.html
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